朝日新聞がワシントンのシンクタンクと共催した「安倍政権下の日米同盟」というタイトルのシンポジウムが10月末、開かれ、若宮啓文朝日論説主幹が「日本から」という基調報告をしました。基調演説です。
私はその集いには出ませんでしたが、若宮氏の基調報告の要旨を11月1日の朝日新聞でみて、「なんだ、これは」と感じ、ここで論評することにしました。
若宮氏は私も個人的に存じ上げており、礼儀正しく接していただき、そiういう方の批判は私的には気がとがめます。しかし活字となった公的な主張への批判は私的な事柄ではありません。
若宮氏はこの基調演説で安倍首相には「自由と民主主義協調」の資格がないことを示唆します。その理由は「靖国神社を支持する」から、だというのです。もうこの「理由」だけでも論理が欠けています。
では若宮演説の内容を具体的に紹介しましょう。
「安倍氏には『自由民主主義のためには武力行使をためらわない』というネオコン(新自由主義)の発想に通じるものがある」
「しかし安倍氏を『日本のネオコン』だとも言いにくい。やはり
ネオコンの論客マックス・ブーツ氏は03年に書いた靖国神社の遊就館の展示が旧日本軍の軍事行動をすべて正当化しているとして、驚きと憤りをあらわにした。ネオコンが信奉する自由や民主主義は、靖国の象徴するものの対極にある」
「安倍氏はそんな靖国神社を支持し、A級戦犯も擁護してきた。つまり『自由と民主主義』を唱える一方で、靖国神社の信奉者でもあるという自己矛盾を抱えている」
さあ、以上の発言では、靖国神社を信奉する人、参拝する人は自由と民主主義を信奉していない、あるいは信奉できない、という断定がまず浮かんできます。これはあまりの屁理屈ですね。
私は中国が激しく反対するようになってから靖国に参拝するようになりましたけど、自由と民主主義の信奉は個人としてはもちろん、新聞記者として朝日新聞のどの記者にも負けない分量を書いてきました。靖国への信奉は戦没者の追悼です。戦没者の追悼が民主主義の否定になぜなるのでしょうか。たとえ日本の戦争行動の一部を歴史の解釈として「アジアの植民地解放を早めた」と主張したところで、現代の自由と民主主義を否定することにはなりません。、
若宮論文の非論理的な「因果関係」に従えば、靖国を否定すると、自由と民主主義を信奉する、ということになりますよね。では靖国を最も激しく否定し、攻撃する中国共産党はどうでしょうか。自由と民主主義を信奉していますか。
若宮氏も他の朝日記者と同様にネオコンという言葉が好きなようです。批判や非難の対象によく使いますね。でもアメリカではこの言葉はきわめて意味の曖昧なレッテル言葉です。左派、リベラルが保守側やブッシュ陣営を叩き、ののしるときに使う揶揄の言葉です。日本語でなら「新右翼」とか
「ネオ反動」にでも匹敵しましょうか。
若宮氏はこの演説で金科玉条のように引用したブーツ氏が
「『ネオコン』とは一体なんだ?」という論文を書いているのをご存知でしょうか。ブーツ氏は次のように述べていました。
「私はこれまでいろいろなレッテルを貼られてきたが、最も不可解なのは『ネオコン』というレッテルだ。私の保守主義はずっと一貫しており、転向を示唆する『ネオ』の部分はまったくないからだ」
若宮演説はこのネオコンという揶揄言葉を主要な基盤に据えて、安倍首相をそれに一方でなぞらえ、他方でネオコンよりも劣るとけなしています。靖国を信奉するからだというわけです。しかしせっかく「日本から」の基調演説をするならば、なにもアメリカ側のレッテル言葉を最大の材料になどせず、もっと日本らしい安倍批判の根拠を示してほしかったですね。この点や靖国問題で安倍首相を自由と民主主義を唱える資格がないと断じる点こそが、陳腐な演説だと思わされる理由です。
しかし若宮氏もフランスの日本核武装論者の主張をわざわざ詳細に紹介したり、支離滅裂な屁理屈で安倍首相の国際的な民主主義主張をけなしたり、やはり演説や報告の対象は本来の専門領域である日本の国内政治に限られたほうが無難ではないでしょうか。
こんなふうに楽しませていただけた若宮主幹の「基調報告」でした。
私はその集いには出ませんでしたが、若宮氏の基調報告の要旨を11月1日の朝日新聞でみて、「なんだ、これは」と感じ、ここで論評することにしました。
若宮氏は私も個人的に存じ上げており、礼儀正しく接していただき、そiういう方の批判は私的には気がとがめます。しかし活字となった公的な主張への批判は私的な事柄ではありません。
若宮氏はこの基調演説で安倍首相には「自由と民主主義協調」の資格がないことを示唆します。その理由は「靖国神社を支持する」から、だというのです。もうこの「理由」だけでも論理が欠けています。
では若宮演説の内容を具体的に紹介しましょう。
「安倍氏には『自由民主主義のためには武力行使をためらわない』というネオコン(新自由主義)の発想に通じるものがある」
「しかし安倍氏を『日本のネオコン』だとも言いにくい。やはり
ネオコンの論客マックス・ブーツ氏は03年に書いた靖国神社の遊就館の展示が旧日本軍の軍事行動をすべて正当化しているとして、驚きと憤りをあらわにした。ネオコンが信奉する自由や民主主義は、靖国の象徴するものの対極にある」
「安倍氏はそんな靖国神社を支持し、A級戦犯も擁護してきた。つまり『自由と民主主義』を唱える一方で、靖国神社の信奉者でもあるという自己矛盾を抱えている」
さあ、以上の発言では、靖国神社を信奉する人、参拝する人は自由と民主主義を信奉していない、あるいは信奉できない、という断定がまず浮かんできます。これはあまりの屁理屈ですね。
私は中国が激しく反対するようになってから靖国に参拝するようになりましたけど、自由と民主主義の信奉は個人としてはもちろん、新聞記者として朝日新聞のどの記者にも負けない分量を書いてきました。靖国への信奉は戦没者の追悼です。戦没者の追悼が民主主義の否定になぜなるのでしょうか。たとえ日本の戦争行動の一部を歴史の解釈として「アジアの植民地解放を早めた」と主張したところで、現代の自由と民主主義を否定することにはなりません。、
若宮論文の非論理的な「因果関係」に従えば、靖国を否定すると、自由と民主主義を信奉する、ということになりますよね。では靖国を最も激しく否定し、攻撃する中国共産党はどうでしょうか。自由と民主主義を信奉していますか。
若宮氏も他の朝日記者と同様にネオコンという言葉が好きなようです。批判や非難の対象によく使いますね。でもアメリカではこの言葉はきわめて意味の曖昧なレッテル言葉です。左派、リベラルが保守側やブッシュ陣営を叩き、ののしるときに使う揶揄の言葉です。日本語でなら「新右翼」とか
「ネオ反動」にでも匹敵しましょうか。
若宮氏はこの演説で金科玉条のように引用したブーツ氏が
「『ネオコン』とは一体なんだ?」という論文を書いているのをご存知でしょうか。ブーツ氏は次のように述べていました。
「私はこれまでいろいろなレッテルを貼られてきたが、最も不可解なのは『ネオコン』というレッテルだ。私の保守主義はずっと一貫しており、転向を示唆する『ネオ』の部分はまったくないからだ」
若宮演説はこのネオコンという揶揄言葉を主要な基盤に据えて、安倍首相をそれに一方でなぞらえ、他方でネオコンよりも劣るとけなしています。靖国を信奉するからだというわけです。しかしせっかく「日本から」の基調演説をするならば、なにもアメリカ側のレッテル言葉を最大の材料になどせず、もっと日本らしい安倍批判の根拠を示してほしかったですね。この点や靖国問題で安倍首相を自由と民主主義を唱える資格がないと断じる点こそが、陳腐な演説だと思わされる理由です。
しかし若宮氏もフランスの日本核武装論者の主張をわざわざ詳細に紹介したり、支離滅裂な屁理屈で安倍首相の国際的な民主主義主張をけなしたり、やはり演説や報告の対象は本来の専門領域である日本の国内政治に限られたほうが無難ではないでしょうか。
こんなふうに楽しませていただけた若宮主幹の「基調報告」でした。
コメント
コメント一覧 (39)
初めに結論ありきなのだ。 言いたい事はこれなのだ。
確かに、あまりに雑な主張ですね。
古森記者が紹介された若宮氏とエマニュエル・トッドのその対談を読みましたが、このエマニュエル氏はこんなことをいっていますね。
>トッド 日本やドイツの家族構造やイデオロギーは平等原則になく、農民や上流階級に顕著なのは、長男による男系相続が基本ということ。兄弟間と同様に社会的な序列意識も根強い。フランスやロシア、中国、アラブ世界などとは違う。第2次大戦で日独は世界の長男になろうとして失敗し、戦後の日本は米国の弟で満足している。中国やフランスのように同列の兄弟になることにおびえがある。<
この程度の知識の持ち主に、有史以来千数百年の複雑な関係のある大陸と列島の関係を云々して貰いたくないですね。
また、
>トッド 解決のカギは仲良くしたいという意思があるかどうかです。北仏ノルマンディー沖にも英国がフランスから分捕った島があるが、問題になっていない。地中海にあるフランスのコルシカ島は元々イタリアだったが、誰も返せとは言わない。
若宮 日本と韓国の間にはもっと小さな島があり…。<
こちらの方は若宮氏の西洋史、国史の知識不足を露呈しています。
朝日も落ちるだけ落ちたものです。
この程度の知識のトッド氏にあれほどふんだんなスペースを与えて、言いたい放題を言わせる朝日新聞と、そのお相手をする若宮論説主幹と、なんだかマゾヒズムという言葉を思い出します。
この程度の知識のトッド氏にあれほどふんだんなスペースを与えて、言いたい放題を言わせる朝日新聞と、そのお相手をする若宮論説主幹と、なんだかマゾヒズムという言葉を思い出します。
過去の自民党政権が軍事政権の韓国や非民主的なアジアの国々を支援してきた、アジアの国々対して、民主主義を擁護してこなかったと言って非難しておきながら、一方で、最近の、インド・豪等の民主主義国の連携を強めることに批判したり、タイのクーデターの例を引いて、発展段階の異なるアジアの国々に対して、民主主義を強く求めるべきではないとも言ってるようですね。
何という二枚舌でしょう。
中国擁護丸出しですね。
「中国擁護丸出し」というのが核心かも知れませんね。
朝日の人たちは民主主義の普遍性が嫌いみたいで、中国に向かっては民主主義や自由の効用を説くことが少ないです。
だから安倍首相の場合も若宮主幹は安倍氏が対外的に民主主義を語ることと、民主主義を対外的に語ること一般と、その両方が嫌いだということのようです。
尚、日本の核保有に関するトッド氏コメントは、極めてゴーリスト的であり、現実的であると思います。
古森様
あの、どうしてこんな「稚拙」な論理が、日本マスコミではまかり通るようになったのでしょうか???
私は論文全文を読んでいませんので、あくまでも古森様のご紹介なされた部分だけとお断りした上でですが・・・
若宮氏の主張そのものよりも、その論理破綻に無頓着な姿勢に非常に興味があります。これではまるで、その辺の似非反戦お花畑おばさんの主張です。
いくらなんでも、天下の公器、大新聞の論説主幹が主張する論じゃありません。
「靖国擁護」が「自由と民主主義」に反すると論ずるならば、少なくとも「靖国擁護」が「自由と民主主義」に反する論拠を挙げる必要があります。そして、それは安倍首相だけでなく、一般に適用して矛盾が無いものでなければなりません。
いえ、すみません、こんな初歩的な事はすでにみなさんお判りの事ですよね。
少なくとも、新聞の論説委員なるもの、その信奉する政治体制がどうであれ、国民的議論への影響力を有するものでなければ、肩書きが泣きます。
もしかして、若宮氏はこの程度の主張で、シンクタンク相手になんらかの影響力を持つと思っているのでしょうか?
もっとも、斬新といえば、斬新ではあります。多分、ここまで「稚拙」な論を展開した論説主幹というのも、かなり珍しいでしょうから・・・・
祖父は兄弟全員を戦争で無くし、生前は毎年お参りに行っていました。朝日新聞に触れると、その祖父を侮辱された気分になります。祖父も傷痍軍人で歩くときに足を引きずっていました。
「戦争はしてはいけないが、国を守る為には立ち上がれ」と言っていました。
私には議論を超えた、人生の師でもありました。
本当に稚拙という言葉が適切ですね。
このところ最近の朝日の稚拙な評論は相手にしてこなかったのですが、やはりときおり、個別に取り上げ、反論したほうがよいかなと思うようになりました。
身内の霊に頭を下げにいくと、「自由と民主主義に反対している」とレッテルを貼られるわけですね。
アメリカでも二人の伯父を日本軍との戦闘で失ったペンシルベニア大学教授のアーサー・ワルドロン教授が初めて靖国神社を訪れ、「ああ日本にも自分と同じように身内を戦争で失くした普通の人たちが多数いるのだな、と実感し、『靖国の櫻』を持って帰り、自分なりの和解をした」と語っていました。
若宮氏の言説が「活動家宣言」だというのは、なるほどと思います。
でもこの人たち、ほんとうに中国の民主主義も語らず、イラクの民主化も評価せず、アフガニスタンの民主化なんて、歯牙にもかけず、安倍首相に民主主義を語る資格がないなんて、お笑いの世界ですね。
何故ここまで日本が嫌いになれるのか、実に不思議です。
そうなんです。「日本が嫌い」という描写がどうしても出てきてしまうのです。なんででしょうか。加藤紘一氏の発言などにも、それを感じますが。
>何故ここまで日本が嫌いになれるのか、実に不思議です。
国際社会では、日本は「ナチス・ドイツと同盟したファシズム国家」であり、「非西洋・有色人種の国」であるという点で二重に不利な立場にあります。
左翼の人間からすれば、「絶対悪」の烙印を押された日本を
浄化したい、あるいは自分たちだけは普通の日本人とは違うという幻想にひたりたいのかもしれません。
>中国の民主主義も語らず、イラクの民主化も評価せず、
>アフガニスタンの民主化なんて、歯牙にもかけず、
中国の作家、魯迅(1881~1936)は、中国のことを賞賛する外国人の中には、中国人は劣等人種であって、従来のままの有様でいるより外に能がないと考えるところから、故意に中国の古いものを賞める人々がいると書いていますが、彼らの
心の中には(無意識のレベルで)非西洋世界に対する蔑視がひそんでいるのでは?
事あるごとに半島人の日本批判を肩入れしたり、半島側に立って日本非難したりしています。
また、日本は竹島を諦めろと言うような国益を害するコラムも書いています。
自称韓国通らしいですが、この手の似非韓国通が
足らぬ知識でとやかく日本批判をして欲しく無いです。
本当の韓国通で、日韓関係を何とかしたいと考えてるジャーナリストを
私は産経新聞ソウル支局長の黒田勝弘さんしか知りません。
若宮啓文は黒田氏のツメの垢でも煎じて飲んで欲しいもんです。
私もなぜ日本人が日本を嫌うのかが不思議でたまりません。
考えられる理由は、概ね以下の3点くらいしか思いつきません。
1.実は日本人ではない。
2.間違いなく日本人だが、日本を貶めることで利益を得ている。
3.マゾヒストである。
朝鮮半島への思い入れも、それ自体は結構なことでしょうが、その「思い入れ」が日本や日本国民の犠牲において推進されるとなると、困りますね。
日本を嫌う、日本という概念を嫌う、日本という国の概念を嫌う。そもそも国家という概念をも嫌う。
以上、いくつかの段階や次元があるようです。
「ドイツは残虐行為を反省し、謝罪したが、日本はしていない」というのがありましたよね。日本はナチス・ドイツがしたようなことはまったくしていないのに。でも日本人もナチスのドイツ人と同じだったと主張することに、なにか快感を覚える日本人もいるわけですね。その数が減ったことを祈っています。
そうなんです!!
靖国攻撃がある時点で突然、遊就館非難にシフトしたのです。元外務次官の栗山尚一氏など、その典型でした。
だから私は「では遊就館の展示の問題点を除去すれば、いわゆる靖国問題はすべて解決するということですか」と逆に問いただしました。(この栗山氏批判の論文は『諸君!』に書きました)
ところで、お教え願いたいのですが。日本のTVなどでは今回の共和党敗北について、うれしそうにしてます。敗因として挙げられるのは、イラク戦争ですが、
「CNNテレビによると、「投票で重視した問題」を複数回答方式で有権者に聞いた結果、(1)汚職などの政治倫理=42%(2)テロ=40%(3)経済=39%(4)イラク政策=37%などが上位を占めた。AP通信の調査では、4分の3の有権者が「政治倫理」を挙げた。」
サンケイWEB版より。http://www.sankei.co.jp/news/061108/kok008.htm
敗因は、CNNやAPの言うように、ロビイストがらみの汚職が主因なのでしょうか? もちろん戦争はその国民にとって大きな問題なのでしょうが。
共和党の後退の主要な原因はまさに汚職だとか、共和党の議員や政権が本来の保守主義から離れすぎたとか、いくつかありますが、「イラク」もその中の一つです。民主党側ではイラク戦争を最大の争点にして勝ったという主張がありますが、その他の要因も間違いなく重要だったというのが広範な分析です。
確かに共和党がらみの汚職事件は多々ありました。それもイラクと並んで大きかったといえます。ただイラクは敗因ではなかったとはいえないと思います。ブッシュ大統領も本日の記者会見でイラクを理由の一つにあげていました。
安倍首相であろうと誰首相であろうと、日本国憲法を尊重し、擁護する義務が課せられた内閣総理大臣・国務大臣・国会議員が、日本国憲法で禁止された宗教的活動をして「靖国神社を支持する」ならば、その内閣総理大臣・国務大臣・国会議員は、その「理由」だけで「自由と民主主義協調」の資格がないと評しても十分な論理性を有していると思います。
因みに、国会議員や国務大臣として小泉純一郎内閣総理大臣の靖国神社参拝を支持しながら、自分が内閣総理大臣になったら靖国神社に参拝したかしなかったか・靖国神社に参拝するかしないかを言わないと声明する安倍晋三内閣総理大臣の方がよっぽど論理性に欠けるのではないでしょうか?
私が奇異に感じたのは、テレビでは敗因としてイラク問題しか取り上げないという点なのです。サンケイの記事でも「イラク問題など」とした記事がありました。これでは、中間選挙はイラク問題のみを争点とした選挙であり、それのみで共和党が負けたと誤解させるのではないかと思います。もちろん戦争は大きな問題です。
ついさっきのラジオでは、ケネディ暗殺事件までもちだしてきて、これが民主主義です。などと、よほど民主党が勝ったのがうれしいようで、そういう放送をしてました。
投票する時には、主に国内政策が判断され、対外問題はその次であるのが普通だと思いますので、おうかがいした次第です。ありがとうございました。
>日本国憲法を尊重し、擁護する義務が課せられた内閣総理大臣・国務大臣・国会議員
これダウトですね。憲法遵守の義務は国民全てに課せられた義務です。あなたも例外ではありません。
>日本国憲法で禁止された宗教的活動
第二十条【信教の自由、国の宗教活動の禁止】
1信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
はい、憲法二十条。どこかに内閣総理大臣・国務大臣・国会議員は宗教活動してはいけない、と書いてありますか?
1項と2項に何が書いてありますか?
ところで、法治国家である日本国民だとしてお伺いしますが、すでに最高裁において判断が下された問題であるわけですが、最高裁の判断に従うおつもりはありますか?
慰霊であって、特定の神様?を礼拝するものではないだろう。
「あなた方の姿勢を今一度尊重し、軍国主義に突き進む覚悟であります」と誰が言ったのか。倫理と常識の範囲だ。
仮に礼拝したからと言っても、それが政治に直結するという論は成立するわけはない。
何人といえども、信教の自由は保証されている。
そう言う言い方をするならば、US、他の大統領をはじめ、多くの議員はその職を解かれなければならない。
このようは非常識はまかり通らない。
私も同感です。
同感です。ただ、中韓は分かって言ってるフシも有ります。
いくら反日洗脳されていても、靖国の存在理由、なぜ神道形式で祀られてるかなど
日本の歴史を少しでも囓れば理由は分かるはず。
「日本国憲法を尊重し、擁護する義務が課せられた内閣総理大臣・国務大臣・国会議員…」は、憲法99条に規定されているから疑う余地はないですね。
「憲法遵守の義務は国民全てに課せられた義務です。あなたも例外ではありません。」とは、ダウトですね。
日本国憲法は、日本国民の総意で確定した統治の基本秩序を規定した、日本政府(立法府・司法府・行政府)に対する日本国主権者の命令であり、日本国憲法に基いて制定されら法律に違反して罪を犯せば処罰されるだけですね、もちろん、法律は国民が遵守することを前提に制定される筈ですが…。
はい、「国の機関は宗教活動してはいけない」と、憲法20条3に書いてありますが、内閣総理大臣・国務大臣・国会議員は国の機関ではないですか?
憲法20条1で保障される「信教の自由」と憲法20条2項で保障される「宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されないこと」の対象となる「何人」は、自由人または個人であり、国の機関である「内閣総理大臣・国務大臣・国会議員…」が対象ではないことは明白ですね。
ところで、法治国家である日本国民としてお答えしますが、すでに最高裁において判断が下された問題であるわけですが、最高裁の判断に従うつもりはあります。
ところで、あなた様は法治国家である日本国民だとしてお訊ねしますが、最高裁は内閣総理大臣・国務大臣・国会議員が靖国神社を参拝することは合憲であるといつ判断したのですか?
裁判では、被告人の小泉純一郎さんは自然人として参拝したと主張していたし、政府も内閣総理大臣の参拝ではないと主張していたし、裁判所は内閣総理大臣として参拝して憲法違反だとしても、賠償請求を棄却するという判断だと、私は記憶していますが…。
さらに、中韓の反応で以て、首相は靖国神社に、参拝するなという人も、参拝しろという人も、靖国神社とそこに祀られた神に対する不敬行為であるばかりでなく、甚だしい「政教混同」になって、なんの功徳も利益の生ぜず、反って罰を被るだろう、きっと。
因みに、神祠の礼拝所に対して公然と不敬な行為をした者は、六月以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金に処されるから、神に対する不敬行為も宗教行為に相当するのだろう、きっと。
“憲法20条1で保障される「信教の自由」と憲法20条2項で保障される「宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されないこと」の対象となる「何人」は、自然人人または私人であり、国の機関である「内閣総理大臣・国務大臣・国会議員…」が対象ではないことは明白ですね。”
確かに参拝という語からは、一般的にはその神社の神を拝する行為のように捉えられるかもしれません。
戦争にかかわって殉教もしくはそれに相当する人たちに対する慰霊を目的で参拝するということと、神社の信者が神を参拝するという行為には質的に大きな乖離があると思います。
不敬行為云々の前に、基本的前提がずれています。ましてや、それをもって「政教混同」と言うのは、あまりにも短絡的ではありませんか。
そのような論をもって公言?することこそ不敬ではあるまいか。
荒らし(mochizuki)に反応することだけは辞めていただきたい。米欄が荒れるだけ不毛で、皆の(一部除く)迷惑にしかなりませんから。
あなた様が、産経新聞という名の知れた大衆報道媒体で、物事の是非を論じたり解説したりすることを担当されている古森義久様を乗せる馬の脚だとは断定できませんが、トンチンカンな応答をして馬脚を現すと、古森義久 様のジャーナリストとしての名声を穢すことになると思います。
アメリカのネオコン(新自由主義)に評価が高いとされる安倍氏と彼らが連携するのを阻止すると言うものだったのではないか
であるから、安倍氏と彼らとの明確な相違点である靖国神社の遊就館における展示の問題点を強引に持ち出してきたのいではないか
また、一応、靖国神社は既にアメリカに関する部分は遊就館における展示を修正することを発表しているが、安倍氏がいくら過去と言えども遊就館の展示内容に対して言及しないのを見越して(表現の自由や信教の自由より)、今後も彼らの連携阻止を狙う為に先を見越して争点を提起してきたのではないか
ネオコンというよりも、アメリカの保守派全体、あるいはブッシュ支持勢力全般と安倍氏との関係に水をさすことは、朝日新聞の意図といってもよいように思えます。
日本国内でも教科書づくりにかかわってきた安倍支持派の八木秀次氏にインタビューして、安倍批判をやらせたり、朝日による安倍支持派の分断の意図も明白なような気がします。
でもいずれも、そう簡単にはいかないでしょう。