しかし北朝鮮に対しては強固かつ一貫性のある姿勢を保ってきたとみられたブッシュ政権が六カ国協議での核問題で
あっと思わされる妥協をみせました。
もっともその妥協も北朝鮮の新たな「態度硬化」で期待された成果を生み出しそうにありません。
ブッシュ政権は北朝鮮にどう対処していくのか。
ちょっと前に雑誌SAPIOに書いた私の記事を紹介します。
「なんだ、失敗に終わった一九九四年の米朝合意の再現ではないか――」
北朝鮮の核兵器開発を阻むための六カ国協議での「合意」をうたった共同文書の内容をさらりとみて、ついそう感じた。二月十三日、北京で開かれていた同協議の閉会にあたり採択された文書だった。
「九四年の米朝合意」といっても、記者たちの間で直接にその報道にあたった人間はもうきわめて少なくなった。なにしろ十三年近くも前のことなのだ。この「米朝合意」とはアメリカと北朝鮮との間で北朝鮮の核兵器開発を防ぐために結ばれた枠組み合意のことだった。
当時の合意の骨子は以下のようだった。
「北朝鮮は核兵器の開発を段階的にやめるために軍事転用可能なプルトニウムを抽出できる黒鉛原子炉を凍結し、アメリカ側はその見返りに日本と韓国の資金で軍事転用のできない軽水炉二基を十年ほどかけて建設し、さらに発電用の重油年間五十万トンを提供する」
北朝鮮はそもそも核拡散防止条約(NPT)に加わり、核兵器を開発しないことを誓約していた。その誓約を勝手に破り、核武装への道を進み始めたのに、ときのクリントン政権は違法の行動を単に止めるという北の約束だけに対して数々の報酬を与えることに合意した。北朝鮮が黒鉛炉を本当に凍結したことを検証する国際査察も後回しにされていた。だが現実には北朝鮮はすでに核爆弾数個を製造できる軍事用プルトニウムを確保していただけでなく、ウラン濃縮による核兵器製造にもひそかに着手していたのだった。
私は前回のワシントン駐在時代にこの米朝合意の報道にあたった。あまりに穴だらけの合意の不備をクリントン政権の高官らにただすと、「金正日政権は数年すればどうせ崩壊するから」という答えが返ってきたものだった。
今回の合意はこうした歴史を知る人間の多くには悪夢の再現のように映る部分が多々あるのである。そもそもいまのブッシュ政権の支持者たちはみなこのクリントン政権時代の北朝鮮との枠組み合意を手厳しく批判してきたのだ。
だから予想どおりブッシュ政権の中枢からも異例の不満表明があった。国家安全保障会議(NSC)を担当する大統領補佐官の一人、エリオット・エイブラムス氏が関係者に私的とはいえ電子メールで今回の合意の「北朝鮮をアメリカ側のテロ支援国家指定から解除するための米朝協議を開始する」という部分への強い反対を宣言したのだ。同氏は「北朝鮮はまずテロ支援を停止したことを証明せねばならず、米朝協議はその後に始めるべきだ」と述べていた。この点は北朝鮮が日本人拉致問題を解決せずにテロ支援国家指定から解除されてしまう危険を懸念する日本側としても大いに同調できる。
ブッシュ政権でつい数ヶ月前まで国連大使を務め、その以前には国務次官として北朝鮮の核問題にも直接かかわっていたジョン・ボルトン氏はもっと激しく今回の合意を非難した。
「この合意は北朝鮮のこれまでの背信行為を重油提供などで報いている。マカオの銀行の口座凍結による北朝鮮への金融制裁も明らかに効果があったのに、それを緩和すれば、アメリカ側のテコの一方的な放棄となり、北の違法行動への報償となる。こうした譲歩はいま核武装しようとしているイランなどにもきわめて悪いメッセージを送ることになる。こうした後退はブッシュ政権が発足当初から保持してきた堅固な原則の放棄ともなってしまう」
ボルトン氏が以上のような趣旨を米紙に語ったことは二月十四日のブッシュ大統領の記者会見でも話題となった。記者からボルトン氏の批判発言をどう思うかと質問された大統領は「その評価には反対する、強く反対だ」と答えたのだ。
しかしレーガン政権や先代ブッシュ政権の国防総省、国務省の高官として長年、北朝鮮問題を担当してきた専門家のチャック・ダウンズ氏もボルトン氏に同調する形で次のように述べた。
「マカオの銀行口座凍結による北朝鮮への金融制裁は金正日政権の中核に打撃を与え始めていた。金独裁体制を支えるエリート層への資金が枯渇し始めた兆候があったのだ。そんなときに北朝鮮の核『凍結』の空約束と引き換えにその制裁を緩和してしまうとは、北を屈服させる好機を逸したといえる」
ブッシュ政権の政策を支持することの多い大手紙ウォールストリート・ジャーナルも二月十四日付の社説で今回の合意を非難し、「この合意はアメリカ側が一方的に北朝鮮を信用してしまったことが基盤となっている」と論評した。
保守系の有力雑誌ナショナル・リビューも最新号で「今回の合意は基本的には九四年にクリントン政権がまとめた米朝合意と同じだ」と批判し、「金正日は一体いつから信頼できる人間になったのか」と皮肉った。
ブッシュ政権としてはイラク平定の軍事作戦やイランの核武装阻止の外交戦略に忙殺され、せめて北朝鮮の核問題を当面、形だけでも解決の方向へ押しやる必要性を重視したのだろう。また北朝鮮が今回の合意を再び、もてあそび、アメリカや国際社会をだましてしまう、という保証もない。九四年の合意と違い、今回は六カ国協議の末の合意でもあるのだ。だがそれでもなお、北朝鮮の過去の言動パターンから判断する限り、この種の国際合意を文言どおりにきちんと実行するという見通しは、きわめて低いのである。
コメント
コメント一覧 (71)
北朝鮮の処理で無理に成果を上げようとするのは北朝鮮に利する行為となってしまいます。ブッシュ政権の取り組みは原則を貫き、その評価は後世に任せる勇気を持つべきだと思います。それでは選挙を乗り切れないと言うのであれば、成果以外の代案を考えるべきですね。
国家主権を持つということは、たとえ独裁国家だとしても、容易に体制崩壊しない可能性があることを肝に銘ずる必要があるように思います。
中国、韓国、ロシアと言う大穴が開いてる限り経済制裁は成功しません
結局、クリントン政権の失敗と同じ道を辿るでしょう
イラクより先に北を叩くべきだったと思います
まあ、今更ですけど・・・
先見の明があるといいたいわけではない
私は問題の本質はこの5カ国の対中外交を見ればわかると思う
北京五輪を盾に中国を脅せば済む事なのだ
北朝鮮へのエネルギー、食糧支援を即時停止しろと
更に、中国へは他の人権問題と絡め、経済制裁をすればよい
国連での議決など無意味なのだ
中国は北朝鮮が自分に向けて核兵器を使用することなど絶対あり得ない
と思っている
また、これが問題だが、核兵器、核兵器と騒ぐが、結局は破壊力である
大きな国土を持つ中国の国民を全滅させるほどの核兵器など、北朝鮮に
作れるわけがないのだ
もし、できるとするならば、中国はとっくの昔に北朝鮮を崩壊させている
北朝鮮の核兵器は中国にとって、対米、対日のカードなのだ
愚かな日本国民は欺かれているだけである
韓国も同様に核攻撃にさらされることはあり得ない
金 正日は韓国を事実上の植民地化しているではないか?
ノムヒョンが国家元首である
説明はいらない韓国産の傑出した赤い大統領である
米国は日本の核武装を脅しに使いたい、だが、できない
それは将来、過去の原爆投下の報復を受ける可能性に道を開くことに
なるからである
日本の技術だけに限れば、世界最大の破壊力にして精密な核兵器を
製造することは可能である
米国が容認すれば簡単に作るであろう
地球の半分ほども吹き飛ばしかねない威力である
ロシアも中国も米国の容認した日本の核武装こそ本当に恐れているのだ
私は賢明な政治家に提言したい
北朝鮮の核兵器を容認する発言をしろと
日本にとって核武装ができない以上、意味のない議論なのだ
米国の核の傘など信用する方がいかれている
日本が核攻撃されて、平壌を米国が核で報復する?
あり得ないのだ
報復すればソウルに次は核が落ちるからだ
バカバカしい議論である
中国での金儲けに目が眩み、日本防衛などそっちのけが6カ国協議である
これで誰にとっても北朝鮮の核は緊急の脅威では無くなった。
そもそも北朝鮮は中国の保護下にある。米が軍事的に叩くという選択肢は元々ありえない。
むしろ北朝鮮は中国人民解放軍と韓国駐留米軍にとって必要な”緩衝材”であり、KGBの負の遺産でしかない金王朝がこれまで生き残って来られた根本の原因はこの地の利にある。
http://www.gregoryclark.net/jt/page17/page17.html
North Korea prefers Bush? 北朝鮮はブッシュのほうが好き?
グレゴリー・クラーク氏がさっそくこんな記事をThe Japan Timesに書いています。
1972年のニクソン政権時の米中接近のときのように、日本は取り残されるという見通しを述べています。
>そもそも北朝鮮は中国の保護下にある。米が軍事的に叩くという選択肢は元々ありえない。
僕は以前、日高義樹 氏の「米国は北朝鮮を核攻撃する」という本を買って読みましたが、実際的には有り得ないのか?
Bush第2期政権は、1期目と比べて「安全保障team」の危機管理能力が落ちた点は否めないのではないでしょうか。
痛いのは、やはりPowellさんの抜けた穴。Powellteamが抜けたあと、「成果を求める」のが目立ってきたような気もするのですが。
特に、「ネオコン」と言われる人が政権を去って以降の国務省は「性急な成果」を求めすぎのような気が…。旧ソ連が専門だったライスさんにしては、腰が据わっていないような…。
ところで、これまで在韓米軍はソウルに駐留していたため、韓国の「人質」になっていたようなモノですが、100㎞ほど南に移駐が決まっているのでオプションとしての軍事力行使自体はやりやすくはなってきていると思いますけどね。
ネットで検索しても見つかるのは以下の2つくらいでした。
http://www.fccj.or.jp/node/1992
http://news-hassin.sejp.net/
吉見義明教授の既に論破された学説は後生大事に使いまわすくせに、この扱いの違いは恣意的と言わざるを得ないですね。
小休止ならまだましであるが、もしかすると安倍首相とブッシュの電話会談
を契機にこの話題を終わらせようとしているのかも知れない
先日、たけしのTVタックルで私の嫌いな三宅や猪口が毎度の恥知らずな
ことをのたまわっていた
猪口は民主党か社民党から出るべきである
三宅などはナベツネと親友らしい、見事な事なかれ談合主義であった
奴らは強い者には媚へつらい、弱い者には追い討ちをかける程批判する
卑怯者の見本であろう
竹村健一も媚米主義でならしているが、この手の連中はマスコミで連日
米国に逆らうなばかり連呼する馬鹿ものである
具体的な対策など一切提示せず、ひたすら米国とはうまくやれという
慰安婦問題などは米国が韓国を甘やかした結果に引き起こされた問題である
竹島問題も然り
どちらの問題も米国に証拠なる資料があるのだ
日韓が揉めることが国益と思っているのか、韓国の国民性から事実を
はっきりいうと発狂して北朝鮮と共産統一すると思っているのか
どちらかでしかない
日本はいい迷惑である
三宅さんは、ときおり、ワカラズ屋さんを「バカモン!」と言ってくれるので、とりあえずは、まぁまぁ、とも思いますが...。
まぁ、TVタックルは制約もあることでしょうし...。
いずれにしても慰安婦問題は、適切に制止することが肝要と思いますね。
敗戦国として扱ってきた米国を責めるのもおかしな話だと思う
戦争は喧嘩であるから、負けた分際で過去に文句を言っても仕方ない
形はどうあれ、今回慰安婦問題に決着つけなければ二度と訂正することは
できなくなるだろう
曖昧な対処で逃げることなどできない
韓国と国交断絶し、日米同盟破棄も辞さずの覚悟で米国に過去の歴史の
訂正と承認を迫らない限り解決はしない
根回し政治で解決するほど甘くはないのだ
韓国と日本、どちらを選ぶのかと選択を迫る以外ない
アメリカ様が御怒りである!
米軍が北朝鮮に数年以内に軍事力を使うケースとして考えられるのは二つ。当然少なくとも米中の合意が前提。
① 北が他国を攻撃するなどの”暴発”の兆候が現れた時
② 金王朝を終息させても地域を安定させられる目処が立った後
どちらの場合にも表向きには北京は反対するだろう。
50-100年で考えると 経済的にも巨大化した中国の後ろ盾で統一朝鮮が誕生すると思う。その統一朝鮮は中国の衛星国になる。歴史的に観てもそれが一番安定する形だから。
こんな問題は、不特定の慰安婦さんたち御免なさい、特定の請求者さんたち事実関係を特定する証拠資料を揃えてくださいって、開き直るしかなかろうもん。
ごめんなさい、とは何回も言っていますね。
制止とは、不確定なる情報で事をムリヤリ進めようとするのを制御して止める、という意味で捉えてほしいんですがね。
是は是、非は非ですね。
私も第一印象はこの内容は米国の一人負け、日本は上手に立ち回って負担回避(終わってみると、「日本は孤立する」という事前の日本マスコミの報道は中国か韓国のマスコミ工作だったのだろうと思いました。)とそんなところでした。
かといって米国も必ずしも負担をするものではなかったので、総じて見るとこのやっかいな問題を中・韓に預けたという感じです。
ブッシュ政権はイラクで足を取られているので、国内世論から見ても現実主義に転換し、これ以上この問題に関われないようですね。強硬路線を引いても結果はでませんし。
バンコ・デルタの資金を返還すると言っても受け入れ先がないだろう、と思っていたら案の定揉めている。中・朝の仲を裂く深慮があったという報道もありますが、政権にそんなことをしている余裕もないでしょうから、本当に手際が悪いだけかも知れません。
個人的には長期的に北朝鮮のコントロールを韓国と統合させて行いたいという意向を持っているように思います。
不確定なる情報で事をムリヤリ進めようとするのを制御して止めるったって、お主の制御棒は役に立つのかい…。
因みに、「ごめんなさい」と、何回も言っても「アヒルの学校」や「バカの篭り堂」からの雑音に妨害されて相手に届いていないようですね。
余談だが、アメリカは共和党も民主党も喧嘩のやり方が下手糞で、イラクのは騒動については、産経新聞の小森義久論説委員殿に「恥辱の殿堂」に置かれた人の言い分の方が是だったようだから、アメリカが尻尾を巻いて逃げ出すまで収拾しないのではないかい。
そもそも謝ること自体が必要ないと考える
1.講和条約
2.個々の平和条約
は双方は過去を持ち出さないことを約束したものである
事実関係以前の問題であるので、それが例え個人が悲惨な目に逢って
いようが、国家と国家の話である
私の親族も被爆し、苦しみ、生涯を終えたが、理由はどうあれ我々の国の戦争である
誰かが、また国民全員が広く犠牲を払うものである
特ア3カ国、特に中、韓において国交を開たことが失敗である
田中角栄など卑しい奴が利権目当てに暴走した結果がこの有様である
私は慰安婦などより我々の国の為に戦ってくれた朝鮮、台湾兵に対して
感謝と冥福を表わすのが第一であり、それを要求されるのならやむを得ないと考える
朝鮮半島は合法に併合されたのであり、そもそも朝鮮民族に植民地にしただの
なんだのと文句を言われる筋合いのものではないのだ
慰安婦においても福島瑞穂らの入れ知恵で嘘をついているのは裁判所への最初の申し出の内容と
現在が変説していることで明白である
福島らはその活動で国会議員になった卑しい奴だ
北朝鮮問題での欧州諸国の隠れた役割はきわめて重要なポイントですね。
日本側もその点にもっと関心を向けるべきだと感じます。
お主の制御棒が役に立つなら、日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約(昭和40年条約第25号)が昭和40年12月18日に公布されるまでは、国際法上、朝鮮半島は日本国の一部でああったから、日本国は、大韓民国や北朝鮮を相手に講和条約も平和条約も締結していないし、また、サンフランシスコ講和条約や個々の平和条約には双方は過去を持ち出さないことの約束はしていないことを明確にして、「バカの篭り堂」の皆さんが不確定なる情報で事をムリヤリ進めようとするのを制御して止めるてみなはれ。
因みに、サンフランシスコ講和条約の「第六章 紛争の解決」の第22条“この条約のいずれかの当事国が特別請求権裁判所への付託又は他の合意された方法で解決されない条約の解釈又は実施に関する紛争が生じたと認めるときは、紛争は、いずれかの紛争当事国の要請により、国際司法裁判所に決定のため付託しなければならない。日本国及びまだ国際司法裁判所規程の当事国でない連合国は、それぞれがこの条約を批准する時に、且つ、1946年10月15日の国際連合安全保障理事会の決議に従つて、この条に掲げた性質をもつすべての紛争に関して一般的に同裁判所の管轄権を特別の合意なしに受諾する一般的宣言書を同裁判所書記に寄託するものとする。”って規定されているから、相手が過去を持ち出したらそこで決着をつけるように誘導すれば、お主の制御棒も少しは役に立つのではないかい…。
ご指摘の諸点、いずれも重要ですが、いま表面に出ている現象とは別の実態がひょっこり顔を出す可能性をも私は想定しています。
ウジムシの這い回る跡のモジャモジャが量を増やしていますね。
でもウジムシをウジムシと呼ぶと、這い回る量が増えるので、とてもおもしろいと思ってます。
慰安婦問題と絡めて、東京空襲や広島・長崎への核攻撃がうんたらこうたら、金蝿のサシ(蛆)が湧いたコンサバみたいに「五月蠅い文句」を垂れている「バカの篭り堂」の皆様方に、日本国は全ての請求権を放棄したことをお主の制御棒で明確にし、「バカの篭り堂」の皆さんが不確定なる情報で事をムリヤリ進めようとするのを制御して止めるてみなはれ…。
サンフランシスコ講和条約の第19条:
(a) 日本国は、戦争から生じ、または戦争状態が存在したためにとられた行動から生じた連合国及びその国民に対する日本国及びその国民のすべての請求権を放棄し、且つ、この条約の効力発生の前に日本国領域におけるいずれかの連合国の軍隊又は当局の存在、職務遂行又は行動から生じたすべての請求権を放棄する。
(b) 前記の放棄には、1939年9月1日からこの条約の効力発生までの間に日本国の船舶に関していずれかの連合国がとつた行動から生じた請求権並びに連合国の手中にある日本人捕虜及び被抑留者に対して生じた請求権及び債権が含まれる。
但し、1945年9月2日以後いずれかの連合国が制定した法律で特に認められた日本人の請求権を含まない。
(c) 相互放棄を条件として、日本国政府は、また、政府間の請求権及び戦争中に受けた滅失又は損害に関する請求権を含むドイツ及びドイツ国民に対するすべての請求権(債権を含む。)を日本国政府及び日本国民のために放棄する。
但し、(a)1939年9月1日前に締結された契約及び取得された権利に関する請求権並びに(b)1945年9月2日後に日本国とドイツの間の貿易及び金融の関係から生じた請求権を除く。
この放棄は、この条約の第16条及び第20条に従つてとられる行動を害するものではない。
(d) 日本国は、占領期間中に占領当局の指令に基いて若しくはその結果として行われ、又は当時の日本国の法律によつて許可されたすべての作為又は不作為の効力を承認し、連合国民をこの作為又は不作為から生ずる民事又は刑事の責任に問ういかなる行動もとらないものとする。
理屈とは最初に己の希望に基づいたものに導き出すものではなく、積み上げていく結果に行き着くものである
特ア3カ国共通の行動パターンがこれである
真実より理想と希望なのだ
哀れである
ほぼ全ての解釈において自己に都合の良いように歪曲するあたりは、左の病気であろう
正直、誠意、正義を否定しなければ自らが存在できない矛盾と欺瞞に満ちた思想である
わかっていてやっているから世間から嫌われるのである
嫌われるは恥と普通の人間は自戒し、自らを省みるものであるが、この手の
者たちは思想に切磋琢磨がないので70年経っても人間的成長ができないのだ
どんなに言葉を遊んでも、世界にも我が国にも通用しないのだ
通用するのは特ア3カ国にだけである
あ、福島瑞穂、辻元清美、筑紫哲也、江の傭兵は無論大丈夫だ
最近は浅野もこの手の言葉がしゃべれることが発覚したらしいが...
特アしか人間として通用しない、これほど惨めなことはない
「ウジムシ」と呼ばれて飛び出てジャジャジャン・・・・。
そもそも“大量破壊兵器を保有している”という「ガセネタ」を基に、“ありもしない大量破壊兵器の探索に非協力的だ”といって、ローマ法王やパウエル国務長官の制止を振り切って、新型のコンサバの口車に乗っかったバカブッシュが始めたイラクを、産経新聞は挙って支持する煽情報道をしていたようですね。
その極め付けが、産経新聞のなかでも制御棒が完全に溶解した古森義久論説委員による世紀の大傑作といわれる“米国ではイラク戦争の見通しを間違えた言論人や学者、政治家の責任を追及する作業が始まった。予測の外れではだれが一番ひどいミスを犯したか、そのランクの高い人たちの名を「恥辱の殿堂」に記念として記録しようという動きまでが起きている。(中略)日本でも朝日新聞などイラク戦争の展望について「長期化」「泥沼化」をしきりと 断言する向きが多かった。そのミスの責任の所在を明確にすることは、今後の国の対外政策の評価でもきわめて重要となるだろう。(産経新聞 2003年4月12日)”という「マスゴミ」の垂れ流しのようですが、その作者/記者は「バカの篭り堂」に引篭もる気配も見せないということは、「恥辱」・「可能性」・「想定」とは何かさえも理解できないのだろうだという噂が、巷ではチラホラ聞かれるようですね…。
ところで、みなとの石松殿、「バカの篭り堂」には、特亜三カ国との間の問題を論ずるときに、特亜三カ国に通ずる理屈に拒絶反応を示して大バカ者がいるようだが、斯様な「古森義久式ignoreボタン」は、お主の制御棒では制止できんかのう、承認するか否認するかはさし措いて、相手の言い分は一応理解しなければ、「集団強姦」だの「性の奴隷化」だの言われてしまうでないかい?
もっとも、産経新聞はアングロサクソン用バター犬にしか効用を認めていないようだけど…。
>urara225さん
>
>北朝鮮問題での欧州諸国の隠れた役割はきわめて重要なポイントですね。
>日本側もその点にもっと関心を向けるべきだと感じます。
そうですよね、本当に。
ところで、以下はAMPONTANさんのブログAMPONTANのバックナンバーです。
氏は九州在住のアメリカ人で、島根県が発行した竹島関連のパンフの英訳などにも携わったようです。
ブログトップの「About」欄を読むと、氏がなぜこのブログを立ち上げたかが説明されています。氏の日本理解の深さと親愛の情には、胸熱くさせられるものがあります。
氏はくりかえし、書いています。「日本ほど戦後処理をまっとうに行い、国際社会の一員としての手本を示してきた国はないのに、他の国々は日本叩きを止めない。わけても西欧社会は頑迷に日本の正当な評価を拒み、機会あるごとに日本を貶めようとしつづけている」と。
これは私の単なる想像ですが、氏は、ほとんどの日本人が、先の大戦で、東京大空襲や二回の原爆投下で数十万の民間人を殺されながら、不当な東京裁判の判決も甘んじて受け入れ、そして今日、それらについて不平を唱えず、世界平和への貢献の道を探ろうとしているその姿勢に、何か感じるところがあったのかもしれません。
お時間があれば、ちょっと覗いてみてください。
http://ampontan.wordpress.com/2007/02/16/japans-abe-more-than-they-bargained-for/
http://ampontan.wordpress.com/2007/02/22/abes-poll-ratings-not-a-one-size-fits-all-answer/
http://ampontan.wordpress.com/2007/04/04/journalism-about-japan-infotainment-without-the-info/
http://ampontan.wordpress.com/2007/02/26/eastwoods-iwo-jima-a-new-approach-to-the-japanese-or-an-exception-to-the-rule/#more-98
北朝鮮は29億円が惜しいよりもバンコデルタが米財務省に潰されるのを見た世界中の銀行が口座を作らせてくれなくなる事を恐れたらしい。
結局、中国銀行がその29億円を扱うみたいだけど、金融による圧力は終わってなかったどころか完全に北の首根っこを掴んでいる模様。
ttp://www.youtube.com/watch?v=j-9Ey9gD3Ag&mode=related&search=
「慰安婦募集広告と強制連行命令書の有無」現代史家 秦郁彦氏に聞く①
ttp://www.youtube.com/watch?v=goSglkhQ3l4&mode=related&search=
「慰安婦募集広告と強制連行命令書の有無」現代史家 秦郁彦氏に聞く②
ttp://www.youtube.com/watch?v=uG1Js6Yrcjc&mode=related&search=
「ベトナムのアメリカ軍慰安所の実態」現代史家 秦郁彦氏に聞く③
こんにちは。
最新の報道によると、BDA問題がようやく動き出しそうですね。ヒル次官補も来週日中韓を訪問予定とのことで、6者協議再開の動きが見えてくると、またぞろ日本のマスコミの「日本は乗り遅れるな」論が、各国(韓中米)の関係者の発言を織り交ぜながら、盛り上がってくるのが今から想像できます。
私は、日本政府が現時点でとるべき対応としては、今年のNHK大河ドラマにあやかれば「動かざること山の如し」、即ち独自の経済制裁であれ安保理決議に基づく措置であれ、前提となった状況(拉致、核)が何ら変わっていない以上、何も変える必要はないということだと思います。来週には昨年の北の核実験の後にとられた措置の6ヶ月の期限が来ますが、粛々と延長するのが正解ではないかと思います。
よく「日本一カ国だけで制裁しても中韓が同調しなければ意味がない」という意見が日本のマスコミに出てきますが、私はそうは思いません。ヒト、モノの流れを原則禁じた現在の制裁措置は相当効いていると思います。確かに中国・韓国船の介在による「漏れ」の可能性はあるでしょうが、これだって中韓がサヤ抜きをしてるので北に落ちるカネは減っているはずです。今回アサリ、シジミの密輸で中国船と日本の輸入業者が摘発されたことも、迂回ビジネスのリスクを高めることになり、北にジワジワ効いてくるはずです。
「一カ国では意味がない」と言いますが、そもそもBDAは米国一カ国による措置です。それに日本はこうした米国ばりの金融措置を未だとっていません。おそらく将来のカードとして温存しているのだと思います。
(続く)
「日本乗り遅れるな」といっても、そもそも米中韓が同じ調子で前のめりなのか、はなはだ疑問です。韓国が前のめりなのは驚くにあたりません、ノムヒョンは未だ在任中の南北首脳会談を狙っているでしょうし。5万トンやりたいならやらせておけば良いでしょう。いずれそのうち音をあげるでしょうが。中国の関心は「北京五輪も近いのに、裏庭でもめごと起こさないでくれ」といったところではないでしょうか。自らの経済発展にマイナスとならぬよう、ひたすら朝鮮半島の非核化・安定を願っていると思います。米国はといえば、「イラク(及びイラン?)に加えて更なる揉め事は避けたい」のは事実としても、クリントン政権末期のように朝鮮半島の非核化を外交的偉業として残したいとまでは(ヒル次官補はともかく、政権全体としては)思っていないのではないでしょうか?そもそも米国内政治的には、いくら朝鮮半島で業績をあげてもイラク情勢が好転しない限り、現政権の外交政策への評価にはつながらないと思います。
マスコミ報道を天邪鬼的にとらえる癖がついてしまったせいか、「日本乗り遅れるな論」が出てくれば出てくるほど、いかに日本が有利な状況にあって影響力を行使できるカードが豊富なのだと思えてきます。
韓国には適当に走らせ、中国とは微笑みあいながら腹の探りあいをし、米国には慌てない様に随時たしなめる。そして自らは、今後の状況をにらみながら、更なるカード(金融措置などの追加制裁)を整えたり、万一の状況に備えた対応(弾道ミサイル防衛、日米の計画検討作業の促進、集団的自衛権の解釈見直しなど)を着実にとる。そして、北に対して冷静に、しかし決然と協議に臨む(向こうが応じないなら、好きにさせる)。これが日本のとるべき最善の対応ではないかと考えます。
missionpossibleさんの御意見に全く同感です。
そもそも ”日米vs朝中韓露” と言う構図で捉えていた事が誤りで、
今回は実際には ”米中vs朝 その他オブザーバ”だったようです。
財務省が追い込み中国が寛大にも救うと言う 米中マッチポンプ作戦 で北の対外資産の動きをコントロール下に置く。そして偽ドルの流通もほぼ完全に叩き潰す。
北は米中の間で泳いできた訳ですが、この両者が協調してしまえば無力化されてしまいました。さすがの金さんも時代の潮目を読み違えた様です。
日本の拉致問題も交渉する相手さえ間違わなければ解決すると思いますよ。
短いながらも、古森様の的確な意見を聞きました。
古森様も中西輝政氏も動揺する事なくアメリカに対して正論を言い続けてもらいたいと思います。
ときに激烈なご意見の数々、参考にさせてもらっています。
テレビではいつも十分には発言できなかったという不満感が残りますね。
とくにフジに出る産経の人間だと、ホスト側というニュアンスもあり、あまり傍若無人に声を出しにくくなります。でもまあ、全体として普通のディベートにはなったと思います。
私も「動かざること山の如し」という基本が日本のあるべき姿のように思えます。少なくとも今回の状況に対しては、です。
AMPONTANについての情報、ありがとうございます。
チェックしてみます。
ブッシュ政権の最近の姿勢はやはりイラク平定化、民主化への全力投球の結果でしょうね。
クラーク副学長の投稿についてのお知らせ、ありがとうございます。
秦郁彦氏の件も、参考にします。
「調査無しの報道(無調査報道?)って何なんだ ヤマカンで報道してたのか?」と。よく聞くと流石にヤマカンではなく、各行政組織などが作った記者クラブという物に入り”大本営発表”を文面を変えて印刷するらしい。
どの全国紙も六カ国協議に関してほとんど報道らしい報道はしていない。
調査以前に、既に公開されている情報を分析する事も出来なくなってしまったのだろうか。
イラク戦争の見通しを間違えた言論人や学者、政治家、自称ジャーナリストの責任を追及する作業はそろそろ始まるでしょうが、予測の外れではだれが一番ひどいミスを犯したか、そのランクの高い人たちの名を「恥辱の殿堂」に記念として記録しようという動きは起きていないのでしょうか…。
お三方のお話は正に正論なのですが、この問題に関心の無い視聴者には理解しづらかったかもしれません。
姜教授のような物静かな男性がポツリとつぶやく御伽噺は、我々から見たら噴飯物なのですが、事情を知らない人たちにはズシリとくるのではないでしょうか。
この問題を国民に説明するのは、壮年の男性よりも女性か、老境に入った男性の方がいいような気がします。
あの番組では、いわゆる「専門家」をあれだけの数並べると、どうしても「専門」ふうの議論になってしまいますね。一般向けにこの慰安婦問題の本質はなんなのか、私自身あはいくらでも簡明に説明できるつもりですが、目前に細かい議論を展開する人たちが並んでいるので、どうしてもその次元の話になってしまう、という感じでした。
イメージとしての「壮年の男性よりは女性ーー」というご指摘はそのとおりでしょうね。
先ず、政治家が外交の場で政治判断するのは当然であり、河野談話についての日韓交渉に秦郁彦氏がどのような立場で関与して裏情報を得たのか知らないが、「講釈師見てきたような嘘を吐き」という感じがしないでもないようですね…。
その次に、「ピー屋設置要綱」に則って現地軍が「慰安所」を設置して「慰安婦」を調弁して「慰安所」を設置したことは産経新聞社元社長の鹿内氏の証言などで明確な事実であるが、その「強制性」の問題について、対象の女性を「強制連行・略取・誘拐・売買」をするように将兵や管理売春業者(抱え主)に軍が直接にも間接にも命令する分けはなく、そのような書類・資料が存在するはずはないから、河野談話はそのように解釈するのが合理的でしょうね。
然し、秦郁彦氏は、“「強制連行の命令書」は処分したという推定もできると河野洋平氏が言っている”と発言していたが、あるはずがないものを処分したと推定できるとは、秦氏の虚言もしくは河野氏の妄言でしょうね。
その次に、“日本軍に徴用された慰安婦はいない”と断言するならば、総動員業務を行う官衙(陸海軍の部隊及び学校を含む)の所管大臣又は管理工場若は指定工場の事業主が徴用に依り人員の配置を必要としたとき、陸軍大臣・海軍大臣・朝鮮総督(当該管理工場を管理する主務大臣)を経由して朝鮮総督(厚生大臣)に之を請求又は申請した全ての書類・資料、および/または、朝鮮総督(厚生大臣)が道知事(地方長官)に通達した「徴用命令」、道知事(地方長官)が其々の被徴用者に交付した「徴用令書」の控えなどと、現地軍の兵站司令部・兵站部・経理部・軍医などが登録した「慰安婦」の名簿を突き合せて調査し、1941年;昭和16年夏の関特演あたりから朝鮮半島で導入された「官斡旋方式」による慰安婦の募集または調弁などに、国民総動員法に基づく「徴用制度」が準用または悪用された「半強制・半勧誘」の事例がないことを証明するべきでしょうね。
今日の株価のように行き過ぎれば急落し、訂正されるべき日が来る
理由はどうあれ、幕末から一気に進みすぎた日本国は訂正されるべき必然性があったのだろう
そして、また、拉致事件を契機に私たちの国は訂正されようとしている
流れに逆らい、食い止めるべき事と、逆らえば逆らうほど反動が大きく、
後々、大きな災いを招く事がある
この区別がつかない者は時代に取り残されるのだ
平和という定義も幸せという定義も時代により違うのだ
戦時中、終戦直後、高度経済成長時、そして停滞の現在と、平和も幸せも定義が違うのだ
70年近くも具体的に他国による誘拐も核兵器による威嚇もあり得ないと思っていた
我々は、その時代にあった平和と幸せを探しているのだ
ネットでは公人を批判する書き込みと、書き込んだ個人を批判するものしかない
ネットに慣れているものは誘導、扇動目的のものと、それ以外のものを
区別する術にたけているのである
ここで、“およその類型としては、(a)“周旋人(ほとんど朝鮮人)から前借金をもらった親や養親に言い含められた「身売り」、(b)本人が周旋人や友人の「甘言」に誘われた、(c)朝鮮総督府などの官憲の斡旋方式により、面長(村長)や巡査(何れも朝鮮人の例が多い)から勧められた、(d)官憲に暴力で連行された、場合に区分できる。ただし、(d)を除くと本人が今になっても実情を知らないケースが多いと思われるし、(d)があったとしても、官憲かどうかを確認するのは容易でない。”と「昭和史の謎を追う(下)の第42章 従軍慰安婦たちの春秋(下)」(文藝春秋 1993年3月)に秦郁彦氏は記述していますね。
その次に、軍部の要請・意向・需要に沿って売春する女性を駆り集めることは、軍部を相手の管理売春を生業としている業者(抱え主)が習い覚えた仕事であり、その徴発・募集の手口は前記秦郁彦氏による、(a)「人身売買」、(b)「誘拐」、(c)「半強制・半勧誘」、(d)「略取」などの不当行為に加えて、(e)「金の虜的自主欲望」、(f)「性の虜的自主欲望」、(g)「勤労精神の虜的志願」、(h)「挺身精神の虜的志願」、(i)「愛国精神の虜的志願」、(j)「その他摩訶不思議な縁」などに区分でき、軍部・官憲の命令がなくても軍命・官命を騙るこ不逞業者が一部にあり、軍部や官憲などの腐敗分子が不逞業者と癒着して不当行為を黙認・幇助・力添えをしたと推定できますね。
私の友人が浅野の演説をたまたま聞いていた話であるが、
1.戦前、戦時中に強制連行された
2.北朝鮮が拉致などするはずがない
3.慰安婦狩り、南京大虐殺はあった
が毎度の宣伝文句の議員、団体の登場で聴衆が引いて行ったとのこと
中国政府の命令を受けた朝日新聞の反石原キャンペーンも、この手の
団体を使ったことが都民の良識を逃がしてたのだろう
逆にこの手の党、議員、団体が如何に広く国民に知れ渡っているかである
朝日、毎日新聞~旧社会党~民主党~民潭、朝鮮総連~勝手連~極左である
浅野を民主党に紹介し、大々的に支援した筑紫哲也及び週刊金曜日のメンバー
関口の偏向番組に出るコメンテイターらを主導するTBSの金平
よれよれの安倍政権に負ける民主党のザマを見れるような気がする
江の傭兵や加藤紘一、古賀誠、福田、谷垣を参議院選挙前に除名してやったら
福島みずほと新党作るかも知れないな
先ず、秦郁彦氏は「昭和史の謎を追う(下)の第41章 従軍慰安婦たちの春秋(上)」(文藝春秋 1993年3月)では“表2で検討がつくように、彼女たちが「連行」された事情は各人各様で、これ以上の詰めは、韓国政府の職権調査に頼るほかない。”と記述しているが、十数年経った現在、たった2例の胡散臭い広告主の新聞広告を示して、それが、あたかも日本軍による慰安婦の調弁方法の全体像を示しているように説明するのは、典型的な「視覚障害者が象を模す」の状態で、同氏は「従軍慰安婦問題の反語り部」に成り果てたと思しき状況ですね。
その次に、「娼妓取締り規則」によると公に売春できる資格は内地では18歳以上、朝鮮では17歳以上となっていたが、秦郁彦氏が提示した慰安婦募集の広告は、同じ京城府内なのに、今井紹介所と許氏の応募資格は、最少年齢が17歳と18歳、また、最高年齢が23歳と30歳と、其々差異が「嘘の三八」で表現されており、(a)「人身売買」または(b)「誘拐」の下調べの為の公告、もしくは、「ガセネタ」の疑惑をも否定できないが、それらのことに触れない秦郁彦氏は「1元1次でバカの篭り堂的な情報の読取能力」と思しき状況ですね、本物の可能性を否定するわけではないが…。
朝鮮日報の記事なので、どこまで正確かはわかりませんが、こんなニュースが入ってきました。
慰安婦:米議会報告書「日本政府・軍の強制動員関与、証拠は明白」
ttp://www.chosunonline.com/article/20070410000007
米国議会調査局は最近、旧日本軍の「従軍慰安婦」に関する報告書をまとめ、その中で「日本
政府と旧日本軍が慰安婦の強制動員に関与した証拠は明白であり、旧日本軍が慰安婦の募集
から慰安所の運営に至るまで全ての段階に関与していた」という見解を示した。
この報告書は、米軍がビルマ(現ミャンマー)で発見した約20人の韓国人慰安婦らの証言や、
ホレース・アンダーウッド博士が1942年に日本政府によって韓国から強制追放された直後、韓国
の女性が日本軍の慰安婦として強制動員された事実について米国政府に報告した記録などをも
とに、このような見解をまとめた。
その次に、秦郁彦氏は、募集広告に関連して“行き先は○○隊慰安部とか○○部隊慰安所となっている。… よく騙してって言うのですがね、当時朝鮮半島に住んでいた日本人で、若い女性を騙せるほど朝鮮語が上手な日本人はまずいなかった、だから騙したのはだいたい朝鮮人なんですよ”と、(a)「人身売買」説や(b)「誘拐」説またはが有力になったときの責任を朝鮮人に押し付けようとする魂胆が見え隠れするが、同氏は「昭和史の謎を追う(下)の第41章 従軍慰安婦たちの春秋(上)」(文藝春秋 1993年3月)では“諸情報を綜合すると、日中戦争期には周旋人(主として朝鮮人)と業者(主として日本人)のコンビで、南部朝鮮を中心に貧困な農村地帯の娘か親に前借金を払ってかき集めた例がほとんどだったようである。”と推定しているから、本当は、騙したのはだいたい朝鮮人と日本人のコンビまたは日本人から騙し方を教授された朝鮮人なのでしょうね、もっとも、当時は騙した方も騙された方も大日本帝国の国民だったのだが…。
更に、“そのさい、「故(いたずら)ニ軍部諒解等の名義ヲ利用シ……募集ノ方法誘拐」に類した行為も見られたので、陸軍省は「軍慰安婦従業婦等募集ニ関スル件」(1938・3・4、陸支密第745号)と題した通牒を現地軍に発し「軍の威信保持上並ニ社会問題上遺漏ナキ様」と注意したが、根絶したとは思えない。その後も軍服まがいの服装に群島をぶら下げて「軍命令」をちらつかせたり、「いずれ女子挺身隊で徴用されるくらいなら」と巧みにもちかける業者や斡旋人が横行した。”と秦郁彦氏は断じていますね。
横レス失礼します
まずは朝鮮日報なのでほぼ歪曲記事と思えばよいでしょう
逆に動かぬ証拠なるものであれば、我々日本人としても稀有な資料なので
謙虚に過去を省み、なぜそのような事態に至ったかを分析すべきでしょう
本当に朝鮮日報が書いている内容のものであるなら、日米大スクープで
大騒ぎになっているはずですがねぇ(爆
白いものを黒いと捏造したい者は言葉を弄することにより、あたかも
知識人であり、且つ、理論的に見せようするが、壊れたレコードのように
何度も、何度も同じことを繰り返して羅列するだけのようです
壊れているのはレコードだけではなく思考とその屈折した性格であることに
気がつかなくてはならないのにね
私も報道2001を見ましたが、少々違う感想を持ちました。
番組では「従軍」がいなかったと主張する側は、証拠と論拠を示していたのに対して、いたとする側が何の証拠も出さず、論拠も示せなかったのが印象的でした。
証拠を出して主張した側と、出さずに、~かもしれない、~という可能性もある、と言を左右にしていただけの側。
日本では「あるある大辞典」のようなものは後で社会的制裁を受けますから、それをわかっていて証拠を出してくる人と、出せない人では、一般視聴者に与える心証に大きな差があると思います。
しかも秦氏の、新聞広告や、慰安婦の周囲の人の証言がないことや、軍の命令書は大量発行されたから残っている資料がたくさんあるといった話は、専門知識がない私にも直感的に理解できるものでした。
あの番組を見ればどっちに分があるか、ごく常識的にはっきりしたと思います。
黙っていたほうがいいという人の意見には疑問を感じます。
どちらの陣営であれ、証拠を挙げ、論拠を示して堂々と主張してほしいです。
60年以上も前の話です、どのような結果になろうと、真実であれば日本人は受け入れると思います。
ただし内容は全然違って、日本政府の(80年代以降の)対応を非常に好意的に評価しています。
一般向けに公開する性質、目的のものでは無いのでほとんど知られていないだけで検索すれば見つかります。
六カ国協議にあまり関係ない話ですが......。
米国議会調査局の報告書は私も実は何ヶ月以上も前から持っていて、そのうちのニュース性のある部分を報道しようと思いながら、つい先延ばしになってきたという経緯があります。
朝鮮日報の記事はみていませんが、あなたのお知らせだと、その記事が報告書の全体像を正確に報じているとは思えません。この点はanomalyさんのご指摘のとおりです。
私も遅まきながら報道しようと思っています。
ご指摘の諸点、きちんと読ませていただいております。
多くの部分は私も同感です。
そのとおりだと思います、と申し上げると、末席ながらその場にいた当事者なので、客観性に欠けますが、きちんと耳を傾けた人には議論の説得力の違いは明白だったように思えます。
http://www.youtube.com/watch?v=goSglkhQ3l4&mode=related&search=
然し、秦郁彦氏は「昭和史の謎を追う(下)の第41章 従軍慰安婦たちの春秋(上)」(文藝春秋 1993年3月)で、“軍当局が明確な目的意識を持って徴集し組織したのは、日中戦争初期の1937年末から1938年にかけてであった。その動機については次のような諸説がある。”と記述し、日本の軍当局が目的意識を持って慰安婦を徴集(人を強制的に呼び集めたり、金銭・物品を取り立てたりすること)をしたと認めていたが、1938年(昭和13年)までに軍当局の目的は達成して以降はすべて民営化されたから軍当局は一切関与しなかったとでも強弁するなら、秦郁彦氏はかなり特異な歴史家といえますね。
秦郁彦氏は、軍当局が明確な目的意識を持って(慰安婦を)徴集し組織した動機として「強姦対策説: 日本兵の中国人女性に対する強姦ないし強姦殺人事件が多発したのでその対策として考案された)」と「性病対策説; シベリア出兵時に現地の私娼を利用した日本兵に、多数の性病患者(7人に1人)を出した教訓を生かした」および「自然発生説; 平時から兵士の性処理に地元の遊郭などを利用させていた軍当局が、業者の働きかけに応じた」を列挙し、“いずれが優先したか、当時の資料から判断するとまちまちで断定しにくい。おそらくこれらの三要素が複合しあっていたと見てよいだろう。”と、1993年3月当事には妥当と思しき見解を述べていますね。
米国連邦議会図書館調査局(CRS)が昨年作成した日本軍「慰安婦」問題に関する報告書の件について,古森様が近い将来に記事を書かれるとの事,期待しています.ただ,古森様の記事まで待てず,今直ぐ同報告書を読んでみたいという方もいらっしゃると思います.残念ながら,CRSの報告書等は身内の議員向けに作成される為か,米GAOの報告書等とは違い,全てがオンライン公開にはなっておらず,当報告書も電子化されていません(因みに,電子化済みのCRS報告書は,Open CRS Network:CRS Reports for the People(http://www.opencrs.com/)というサイトで検索・閲覧可能です).同報告書の書誌情報は以下の通りです.
Japanese Military's "Comfort Women" / Larry Niksch - Congressional Research Service, The Library of Congress, 2006. (CRS report for Congress - M041006) 4/10/2006
ところが,ネット検索をすると分かるのですが,日本の或るfeminist系のブログ(macska dot org)が同報告書を入手し,全文を以下の頁に掲載しています(最近では,或る中華系反日サイトでも掲載されています).
日本軍「慰安婦」問題についての米国議会調査局の報告書
http://macska.org/article/134
4/20/2006 - 4:56 pm by macska
このブログ頁に書き込まれたコメントを読み,また当該報告書で引用されている資料・人名を見るだけでも,或る程度のことは分かると思います.以前,古森様がブログのコメントで,同著者のLarry Kiksch(ラリー・ニクシ?)氏とは面識があることを触れられていたので,同報告書作成の背景や,CRS報告書の傾向等(CRSの公式的立場[依頼の案件について必要最低限の背景情報を提供する]と現実[議員が読みたい・使いたい情報に偏っていないか等])について,ワシントン政界の裏表に詳しい古森様ならでは調査・分析を期待しています.
有益な情報をありがとうございました。
早く報道をせねばならないと思っています。
このように思いこむ性格の者がいるのだ
芸能人と握手やサイン、視線が合っただけで自分に好意を持っていると
信じ込む者と同種であろう
憐れんでやるのが情けというものであろうが、憐れむにはなにか足りない
どこのゴルフ練習場にもいる「口だけシングル」おじさんの方がよほどましだ
秦郁彦氏の情報を時系列的に整頓すると、中支那方面軍(総司令官 松井石根大将)隷下の司令官上海派遣軍(司令官 朝香宮鳩彦王中将)の参謀長(飯沼守少将)が、1937年(昭和12年)12月19日頃、部下の参謀(長勇中佐 1937年に上海派遣軍参謀として出征、同年11月7日中支那方面軍が編成された時には方面軍の参謀を兼務)に、「慰安所(ピー屋)の設置」を「依頼(命令・指令・指示)」し、「慰安婦(ピー)」の徴集・調弁が順調に運ぶように参謀(長勇中佐)が1937年(昭和12年)の年末~1938年(昭和13年)の年始にかけてあちこちかけまわって努力したということでしょうね。
現代史家 秦郁彦氏に聞くの司会者の男性や秦郁彦氏および合方の女性は、“軍や官庁・役所は書類がなければ動かない”とのよると、上海派遣軍参謀から参謀(長勇中佐)へ、参謀(長勇中佐)から関係各位への「依頼書・命令書・要請書の類」は存在したはずですが、秦郁彦氏が調査した範囲では残っていないようですね、これは、当時も軍人や官吏・役人・業者などは、書類がなくても動いた又は書類を(シュレッダーにかけて)処分したということでしょうかね。
ガサ入れ、法改正に着手すべきだろう
北朝鮮は瀕死状態になるだろう
中国はいよいよ植民地支配に乗り出さざるを得ない
あまりに大きな韓国の支援は警戒するだろう
また韓国にはそこまでの資金はない
警察官僚は自らの天下り利権を手放し、我々同胞の救出に踏み切るべし
ろくな死に方しないぞ
本題からはそれますが、警察官僚の天下り規制はもし安倍首相の表明どおりに実施されれば、影響は大きいですね。これまでの各省庁の天下りでも警察関連は最も大きな聖域になってきたことはご存知のとおりです。
正:“常州慰安所の「使用規定」(1938年3月)なるものをみると、「慰安ノ道ヲ通ジテ軍規粛清ノ一助トナサントスルニ在り」と宣言している。”ですね。
これを反対解釈すれば、第二次上海事変から南京攻略にかけて活躍した中支那方面軍(上海派遣軍や第10軍)の兵士による中国人女性に対する強姦ないし強姦殺人事件は、陸軍省が放置できないほど深刻な問題であり、1938年(昭和13年)2月14日に南京攻略戦終結した後、中支那方面軍を解体し、中支那派遣軍(総司令官 畑俊六大将)を新たに編制しましね。
因みに、北支那方面軍(司令官 寺内寿一大将)の参謀長(岡部直三郎中将)からの「軍人軍隊ノ対住民行為ニ関スル注意ノ件通牒」(1938・6・27)の概要は、吉見義明監修「従軍慰安婦資料集」(大月書店 1992年)によると、“由来山東、河南、河北南部等ニ在ル紅槍会、大刀会及之ニ類スル自衛団体ハ古来軍隊ノ略奪強姦行為ニ対スル反抗熾烈ナルカ特ニ強姦ニ対シテハ各地ノ住民一斉ニ立チ死ヲ以テ報復スルヲ常トシアリ・・・従テ各地ニ頻発スル強姦ハ単ナル刑法上ノ罪悪ニ留ラス治安ヲ害シ軍全般ノ作戦行動ヲ阻害シ累ヲ国家ニ及ホス重大反逆行為ト謂フヘク部下統率ノ責ニアル者ハ国軍国家ノ為メ泣テ馬謖ヲ斬リ他人ヲシテ戒心セシメ再ヒ斯カル行為ノ発生ヲ絶滅スルヲヨウス若シ之ヲ不問ニ附スル指揮官アラハ是不忠ノ臣ト謂ハサルヘカラス。右ノ如ク軍人個人ノ行為ヲ厳重取締ルト共ニ一面成ルヘク速ニ性的慰安ノ設備ヲ整ヘ設備ノ無キタメ不本意乍ラ侵ス者無カラシムルヲ緊要トス。”のようですね。
前記参謀長の通牒を、吉見義明氏は“強姦等の行為を取り締まると共に、「一面成るべく速やかに性的慰安の設備を整え、設備の無きため不本意乍ら禁を侵す者無からしむを緊要とす」として、指揮下の各部隊に軍慰安所をつくるよう指示している”と「従軍慰安婦」(岩波新書 1995年)で解釈し、秦郁彦氏は“「日本軍人強姦事件が……予想外の深刻なる反日感情を醸成」しているのを憂え「速やかに性的慰安の設備」を整えるよう強調している”として解釈し、ているようで、両者の意味合の差異は微妙ですね若干異なりますね。
New York Timesの左巻き(笑)偏向報道を野放しにはしないぞ、と考える人々がアメリカにもいるのですね。トップページの「About」を読むと、タイムズの報道が急におかしくなりはじめたのは、2001年に、それまで一兵卒編集者だった人物が編集主幹に昇進してから、らしいですね。
まあ、先細り新聞社が、購読料と広告収入だけで経営を維持できる時代であるはずもなく、かなしいかな、お金に目がくらんで、特定の勢力のプロパガンダ印刷屋に身を持ち崩した……といったところでしょうか。
あれ?
日本にも、とっくに身を持ち崩したメディアがあったような(以下省略)。
Times Watch
http://www.timeswatch.org/articles/2006/20061221120047.aspx
上海派遣軍の飯沼守参謀長から長勇参謀への「女郎屋の件の依頼」(1937・12・19)および北支那方面軍の岡部直三郎参謀長の「軍人軍隊ノ対住民行為ニ関スル注意ノ件通牒」(1938・6・27)ならびに11軍岡村寧次第司令官の“現在の各兵団は、殆んどみな慰安婦団を随行し、兵站の一分隊となっている有様である。”は、「慰安婦」の属性は兵団に随行・附随・同行・従軍・従属・所属する「事物」であるから、軍人・軍属と認知されなくとも、概念的には「従軍慰安婦/従軍売春婦」と呼称する方が、単に「慰安婦/売春婦」と呼ぶよりは妥当性が高いが、産経新聞などが拘れば拘るほど疑惑が増加しますね。
因みに、「団匪事変」とは1899~1900 年、列強の進出に抗したて山東に始まった義和団の運動が華北一帯に波及、北京の列国大公使館区域を包囲攻撃するに及び、日・英・米・露・独・仏・伊・墺(おう)連合軍の出兵を招いて鎮圧された中国民衆の排外運動のことで、義和団事件・北清事変・団匪事件とも呼ばれますね。
Times Watchをみました。おもしろいですね。
お知らせ、ありがとうございました。
あの新聞がどうしてああなのか、多数の要因の組み合わせでしょうね。
岡村寧次大将は、昭和11年3月に陸軍中将に補せられて第2師団長に任じられ師団は内地にあったが、昭和12年4月に満州に派遣されたということは南京攻略戦には参加しておらず、戦後の国際軍事裁判で谷寿夫が死刑になった南京事件に関係する「第六師団の強姦罪」には直接的には関与しておらず噂話・報告・関係者の事情聴取などで認識していたという程度でしょうから、1938年(昭和13年)9月頃にも日本軍による強姦事件は続いていたということは、「岡村寧次大将資料(上)戦場回想篇の第三編 北京雑感、および、第四編 武漢攻略前後」に明瞭に記述されているようですね。
因みに、「岡村寧次大将資料(上)戦場回想篇」には、“1938年(昭和13年)7月15日正午、私は南京においてこの日から第11軍司令官として指揮を執ることとなり、同17日から第一線部隊巡視の途に上り、18日潜山に在る第六師団司令部を訪れた。着任日浅いが公正の士である同師団長稲葉中将は云う。わが師団将兵は戦闘第一主義に徹し豪勇絶倫なるも掠奪強姦などの非行を軽視する、団結心強いが排他心も強く、配営部隊に対し配慮が薄いと云う。”という主旨が記述されており、「従軍慰安婦団」を設置しても日本軍兵士による中国人女性に対する強姦は頻発していたようですね。
http://www.geocities.jp/yu77799/okamura.html
然し、「従軍慰安婦団」が「強姦対策」に効果がなく、秦郁彦大先生が云うように“月収300円以上(3000円迄前借可)を保証して「慰安婦緊急大募集」”の新聞公告を出して座っていれば次から次へと応募者が殺到するようなご時勢であるならば、軍命を騙って女性を「略取・誘拐・売買」する不逞業者に軍部や官憲などが加担したと疑惑招いたりするような方法で、態々朝鮮半島辺りから慰安婦を移送するよりも、現地で募集した方が経済的でかつ強姦の対象となる女性の絶対数を減らすことで「強姦対策」の効果も上がると、私は思いますね。
そこで、日本軍の参謀はその程度の簡単なことを考える合理性もなかったから戦争に負けたのか、または、軍当局が明確な目的意識を持って(慰安婦を)徴集し組織した動機として秦郁彦大先生が挙げた「強姦対策説」・「性病対策説」・「自然発生説」の三要素の他に、第四の要素として「間諜防止説」を考えれば、慰安所の設営は現地軍が主体性・主導的な役割を以て統制し、民間業者に協力させるという体制を確立したから最後まで国民を騙しとおして善戦できたのかということになりますが、後者だと解釈するのが合理的な解釈でしょうね。