朝日新聞の夕刊題字下に「素粒子」という名のコラムがあります。
時事問題を風刺したり、歳時記を交えたりという趣旨のコラムのようですが、最近はなにか病気に取りつかれたかのように安倍政権への悪口雑言を連日、書いています。その頻度と一貫性は異様な政治意図を感じさせます。民主党側あるいは他の野党、自民党内の加藤紘一・山崎拓ふうの反乱派にも欠陥や問題はあるのに、もっぱら自民党主流攻撃、安倍政権打倒キャンペーンなのです。

その実例をあげましょう。

8月22日コラムの冒頭

「友党代表に『だらしない』と言われ、野党代表からは『脳死』と言われ、ああ、安倍散々政権。」

8月21日

台湾航空機の炎上事故にからめてーー
「●ルールなき政界
『法の定めがない』と詳細説明を拒み続けて自殺した閣僚あり」
「こんどは官房長官の事務所で領収書の重複添付発覚。どうせあと1週間内閣、すべで出しますか」

(明らかに松岡農水相の自殺をあざけっています)


8月20日
風が吹けば、オケ屋がもうかるーーよりは分かりやすい話。
(中略)
「その4 選挙に負ければ、『美しい国』も口端に上がらなくなる」

上記が最近の例です。
紹介したとおり、文字どおりの毎日連続なのです。
わずか15字で13,4行ほどの短いコラムに必ず安倍政権、安倍首相、自民党多数派への口汚い、趣味の悪い揶揄の文章が並ぶのです。
日本の政治には他にテーマはないのでしょうか。
いまの政治にもいろいろな側面や現象があるはずですが、民主党への批判めいた記述はまずゼロ、社民、共産などにも批判的なスタンスはまず絶対にとらない、というよりもテーマとしないのです。
反安倍新聞、反自民党新聞とでもいいましょうか。
政党機関紙よりも政治党派性の強い新聞とでも申しましょうか。

繰り返しますが、このところの「素粒子」には安倍叩きが毎日、書かれています。
念を押しますが、毎日なのです。8月20,21、22というのは毎日ですよね。
そしてその記述がなんとも下らないのです。
あまりの下らなさに私のアゴが2センチほど落ちた実例の一つを以下に紹介します。

7月31日付の「素粒子」です。

「暑くて窓が開いていて、隣のシンちゃん(古森註・安倍晋三氏のことですよ)が有名な教育再生ママに叱られている声が聞こえます。
『何よ、これ。落第点ばかりじゃないの』 『ママ、許して、反省すべき点を反省し、僕、再チャレンジするから』 『勉強法が独善的なのよ。仲良しとばかり遊ぶから甘くなるのよ。生活科はじめ必修科目をしっかり習得しなきゃ。小沢君を見なさい』(夏休み日記)

これが全国紙の夕刊の看板コラムなのです。
子供の日記を自分たちの政治運動の材料にするという品性欠如。
個々の記述の無恥な下らなさ、そして、あまりに露骨で粗野な政治性。小沢一郎氏を学習の見本に祭り上げるえげつなさ。
7月31日といえば、参院選挙での自民大後退の余熱もさめやらず、「素粒子」の筆者の頭も大喜びで、ちょっとネジが緩んでいたのかも知れませんね。

さあ、朝日新聞夕刊を手にする機会のある方は、このコラムの政治アクティビズムの病的な高揚がどこまでエスカレートするか、ときおりごらんになってはいかがでしょうか。