朝日新聞を分析した、興味ある本が刊行されました。
山際澄夫著「これでも朝日新聞を読みますか?」という新刊書です。
出版元はワック株式会社です。
ここでも紹介します。

この新刊書は内容の主眼を知らせるカバーの帯に以下のようなことを書いています。

「安倍政権を倒した”言論テロ”」
「反日・反米で中国・北朝鮮との友好大事」
「『南京大虐殺』『従軍慰安婦』の捏造報道」
「荒唐無稽な『地球貢献国家』論」

筆者の山際澄夫氏はかつて産経新聞の政治部記者からニューヨーク支局長を経た人ですが、その後、独立して、フリーの記者・評論家として活躍しています。

山際氏の名を一気に広めたのは同氏の『拉致の海流』(恒文社21刊)という本でした。
この本は北朝鮮による日本国民の拉致という国家テロ、国際テロについて、日本の左傾の識者、政治家、学者、官僚らが具体的になにを述べていたかを客観的な事実として淡々と再現した記録でした。日本のマスコミでさえも、「拉致問題など存在しない」という北朝鮮当局と同じ見解を表明していたことを、これまた客観的な事実として紹介していました。朝日新聞もそこでは批判の有力対象となっていました。

さて今回、刊行された『これでも朝日新聞を読みますか?』の「はじめに」で、山際氏は次のように問題提起をしていました。

 「独立回復時の全面講和論の主張に始まって、非武装中立、日米安保反対、毛沢東の文化大革命礼賛、湾岸戦争への後方支援妨害、自衛隊のPKO派遣反対、教科書改ざん協力、靖国参拝の政治問題化、北朝鮮拉致事件の無視――等々、戦後のマスメディアの誤謬を一社で代表してきた観さえある」

そして目次はだいたい次のようです。

第1章 安倍政権を倒した朝日新聞の”言論テロ”
第2章 「南京大虐殺」からNHK「慰安婦法廷」番組改変まで、その捏造体質
第3章 ニッポン憎し!! 中国・北朝鮮との「友好」
第4章 朝日新聞がお手本!? 迷走する地方紙
第5章 三つ子の魂、朝日新聞の歪んだ「正義」


具体的な内容は実際の書を読んでいただいたほうがよいですね。