ちょうどこの日は大統領選の予備選がテキサス、オハイオなどの重要な州で催され、ヒラリー・クリントンとバラク・オバマの対決があったため、日本のマスコミでは、この「中国の軍事力」報告の内容はあまり大きくは報じられなかったようです。
しかし日本にとって、その報告が伝える中国の大軍拡の意味は深刻です。
まずその報告書についての産経新聞の3月5日付朝刊の記事を紹介します。
米国防総省報告 「中国パワー台頭」 権益狙う軍増強に懸念
【ワシントン=古森義久】米国防総省は3日、2008年度の「中国の軍事力」報告書を発表した。同報告書は中国が不透明な体制で軍事力を大幅に増強し、台湾制圧の能力を短・中距離ミサイルの1000基以上の配備で高めるほか、海軍力の強化で尖閣諸島の領有や東シナ海の権益をめぐる紛争への対処能力を高めている実態を伝えている。中国は米国本土に届く長距離核ミサイルの強化や航空母艦の開発にも着手しているという。毎年、米国議会に提出される同報告書は、中国が近年、一貫して軍事力の大幅な増強を進め、2007年の公表国防費は前年より19・47%増の約500億ドルだが、実際の軍事費は年間1400億ドルにも達すると述べた。
中国の軍備拡張の目的について同報告書は「自国防衛の消耗戦から遠隔の地での領有権や資源の獲得を争う戦いを遂行する能力の保持を目指す」とし、東アジア地域からグローバルな規模へと向かう「台頭する軍事パワー」と特徴づけ、「東アジアの軍事バランスを変え、アジア太平洋を越える意味を有する戦略的能力を向上させている」と評した。
同報告書はまた、中国の軍事態勢が秘密にされ、その増強や背後にある戦略の実情が不透明のままだとし、こうした実態が国際社会での中国への懸念を強めていると述べた。
同報告書は中国の軍事力の目的として台湾攻略や米国との競合、その他の国家主権の発揚をあげ、日本との尖閣諸島の領有権紛争や東シナ海でのガス田開発をめぐる排他的経済水域(EEZ)の権益争いの軍事的解決をもその主目的の一つとして指摘した。
同報告書は中国のこうした目的の下での具体的な軍備増強行動として(1)福建省地域で短・中距離の弾道ミサイルCSS6やCSS7の配備増強を続け、その数は合計1000基を超えた(毎年合計100基の割で増えてきた)(2)米国本土に届く大陸間弾道核ミサイルのDF31などの質を向上させ、数を増やしている(3)航空母艦の自国での建造に着手しつつある(4)昨年1月の自国の宇宙衛星破壊実験で成功したように、宇宙への軍事がらみの進出に積極的になってきた(5)「宋」や「元」などの新鋭潜水艦の開発から建造に力を注ぎ、海軍力増強のペースを高め始めた(6)空軍でも長距離の爆撃や攻撃の能力を高める-などという諸点を報告した。
ちょうどこの報告書発表にタイミングと同じくして、中国当局は2008年度の国防予算を発表しました。日本円にして総額6兆600億円相当、前年度から17.6%の増加となっています。ついに中国は20年連続で国防費を前年よりも2ケタの比率の増加してきたことになります。しかも周知のように、実際の中国の軍事費はこの公表分の国防の3倍以上なのです。
さあ、中国はいったいなぜこんな軍拡を続けるのか。アメリカ国防総省のデービッド・シドニー国防副次官補(東アジア担当)が報告書発表と同時に記者ブリーフィングをして
この疑問に答えようと努めました。その要点をいくつかあげましょう。
▽中国は経済や政治での膨張するパワーであるだけでなく、軍事パワーとしても台頭する存在であり、その軍拡による新しい軍事能力の取得は単に東アジア地域だけでなく、グローバルに意味を有する。
▽中国の軍拡の特徴はその不透明性、不可解さである。その目的や意図が不明なために、米国も近隣諸国も懸念を高めることとなる。
▽世界各国の政府も国民も中国のこれだけ大規模な軍事力の増強について、その目的をまったく知らないままに懸念を深めることになるため、こんごもその中国の軍拡の内容をきちんと把握していくことが肝要となる。
以下の写真はアメリカ側の調査研究機関が得た中国海軍の新鋭偵察機です。電子偵察やエレクトロニクスをフルに使っての相手の通信の傍受や妨害をすることも可能です。
中国のこうした軍拡はアメリカがこれほど懸念するのですから、すぐ隣に位置する日本としてはさらに重大な影響を受けるでしょう。
では日本政府はどう反応したのか。
町村信孝官房長官は中国政府発表の国防予算の増加について、3月4日、「非常に不透明だ」「とても理解できない」などと述べました。「五輪や万国博覧会を開き、平和的に発展していこうというなら、もっとそのへんを明らかにしてもらいたい」との論評しました。
しかし福田康夫首相からは明確な声は聞こえてきません。
中国のこの大軍拡こそ、日本の指導者や政府は正面から政策的、制度的に取り組むべき重大課題でしょう。しかしとにかく中国の嫌がることはしない、言わないという感じの福田首相に中国に対する断固たる態度を期待するのは無理のようです。
なんとも心配な現状です。
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http://www.defenselink.mil/pubs/pdfs/China_Military_Report_08.pdf
国防総省の最小の推定で中国の軍事費は日本の二倍以上、多い推定だと三倍以上に達します。日本の高い人件費を考えると軍拡や装備にかける金額はそれ以上に差があるでしょう。
日本にも向けられている核兵器や戦略潜水艦の増強、陸海空の基地の配置や第一第二列島線を報告書でみて改めて恐怖を感じました。中国は台湾侵略どころか、沖縄や小笠原諸島への侵略の意図も能力もあります。在日米軍がいなくなればどうなるかは目に見えています。
日本の国防能力は信頼が出来ても、このような深刻な「敵」に警鐘を鳴らすどころか、援護に回る多くのマスコミや政治家がいるのが日本の最大の弱点です。古森様、今後もこのような真実の報道に期待しています。
この種のレポートが出ると、どの程度の真実性や客観性を持つのか疑問だと言う人が必ず出てきます。しかし、中国自身の発表や言動だけからでも、日本とアジア(もしくはそれ以上に)の脅威であることは明らかです。
軍事費の二桁増加は、中国自身の発表ですし、その軍事費で最新レベルの兵器を購入・開発しているのも、彼ら自身が公表しています。また、東シナ海問題で軍艦を出すと言ったように、その軍事力を隣国との問題解消に使用することも、自らの発言で明白です。この中国を、管理できる東アジアの危機の一つとは、もうアメリカでも考えなくなったのではないでしょうか。
中国の台頭によるバランスの崩壊を誘発した責任の一つが、日本の無責任な態度だったような気がします。地域の大国でありながら、地域の危険に対する抑制の役割を果たそうとはしなかった。国内の理想論や空論で時間を浪費し、未だに防衛予算を削り続け、無法者に明確な警告すら与えて来なかった。
拙ブログにも書きましたが、まさに日本の無責任な態度が、日本だけでなく東アジアを危険にすると思います。このままなら必ずアジアの人々から、無責任な大国だったと、本当の意味で批難される日が来ると考えます。
はい、この問題は日本の生存そのものにかかわる重大な危険性を含んでいるため、何度でも提起していきたいと思っています。
この報告は毎年、出ますが、その客観性、真実性自体への疑問や否定は意外なほど少ないような気がします。
その理由は中国政府当局者をも含めての関係者たちは、この米国政府の報告が米国独自の人工衛星による偵察、中国内部の軍事関連通信の傍受、その他の科学的、人的な情報収集手段で知りえた動きを基礎にしていることを知っているからです。
たとえば、台湾に近い福建省内外での人民解放軍の短距離、中距離の弾道ミサイルの配備数など、米側の毎年の発表の基本に中国側も異議は唱えません。
日本の無責任、無反応、確かにご指摘のとおりですね。
レスありがとうございます。
>たとえば、台湾に近い福建省内外での人民解放軍の短距離、中距離の弾道ミサイルの配備数など、米側の毎年の発表の基本に中国側も異議は唱えません。
いえ、日本の中の方々のことです(笑)。
日本の防衛力を増強する理由付けになるデータ等には、必ずのように大げさだと言う人がいるという印象があります。
相当前から「中国脅威論」はあるのですが、まともに扱おうとするメディアは見ることができませんでした(私の場合です)。
膨張する軍備費の中で、軍事最重要視をしている中国政府の今までの活動の結果、台湾進軍や近隣諸国併合への意欲が高まっているような受け方をしています。杞憂に終わればよいのですが。
イザブログ内で、社民党議員が「憂国」した面白い場面を紹介してる方がいらっしゃいましたので、ちょっと載せてみます。
http://kawasumi.iza.ne.jp/blog/entry/502254/
おそらく、中共の軍拡に対し、福田首相は、何の考えも持っていないのではないかと思います。
就任当時、靖国参拝について、相手の嫌がることはしないと発したとおり、彼は、中共に低姿勢を貫けば、すべてうまく行くとでも思っているのでしょう。
本人は親中のつもりでしょうが、ただの媚中です。
もともと、彼には、指導者として持っていなければならない、国家観というものが欠落しています。国家観がないため、隣国の軍事費については、思いが及ばないようです。
とても残念な状況です。
訪ロしてロシア首脳との記念撮影会も用意されてるみたいですし、世界の首脳との記念写真の数々はきっといい思い出になるはずです。
彼が首相の座を退いてからでしょう、日本の有り様を考えられるのは。
どちらにしろ、自民党や民主党など、既存政党が政権にしがみつく限りは臣中従米路線に変化は無いんじゃないでしょうか。
中国も流石に米国が駐留してる限りは沖縄併合は無理でしょうし。
安保解消論議が活発になって、実現しそうになると、赤信号かも知れません。
この辺りいかがでしょうか?
結果的に金正日が拉致を認めたことにより日本世論が沸騰し、正常化などどこかへ吹っ飛んでしまって、日本は対北強硬派でなければ人にあらず、とまで変わりました。
その後また情勢が変わりましたね。 イラク問題に足を取られたブッシュ政権は、ライス・ヒルの国務省コンビが対北融和路線を取って、対北強硬派の日本が孤立するとか何とか、騒ぐ人も出るようになりました。
もちろんアメリカも一枚岩ではなく、タカ派のブッシュもレームダックとなって強硬路線ばかりを貫いていられない、という事情があります。 日本でも親中派と、対中・対北強硬派がせめぎあい、米政権がハト派となるかタカ派となるか、自分たちの主張にアメリカの威光を利用できないか、鵜の目鷹の目です。
私はこの「ハト派」・「タカ派」という単純な色分けを好みませんが、いつの時代も、「トラの威を借る狐」というのは見苦しいものですね。
中国人の心理的属性から云えば「中華帝国の復興」への強迫観念は強いし、中共は13億人民からの求心力を維持する上で、最良の国家目標だと考えているのでは。傍目には眉唾にしか思えないでしょうが。
私は中国の究極の目標は世界征服だと考えています。13億人の中国人が豊かな暮らしをするにはそれ以外に方法がないからです。むろん、そのような発想の根底には中華思想があるのでしょう。
いま、世界中に多数の中国人が進出していますが、いずれ時がくれば、彼らは各国を内部から崩壊させる有力な手段になるでしょう。
仰るように、中国の軍拡は20年連続2桁になりそうですね。
共産党独裁の中国のこの軍拡こそ、日本の指導者や政府は正面から反対するべき事だと思います。
福田さんは「中国の嫌がることはしない」というのが基本方針のようですが、これで良いのでしょうか。
福田さんは自ら「靖国に行かない」事を宣言して、既に切り札1枚を亡くしています。
福田さんが靖国に行かなければ、中国は軍拡を止めたり、東シナ海のガス田開発を止めるのでしょうか。
靖国と何の関係も無く、中国は継続しています。
中国は自分の国に利益があれば、相手の嫌がる事をやる国です。
日本から先ず最初に「軍拡反対」と言い、そしてつねにいい続けるべきだと思います。
多分止めないだろうと思いますが、全世界に向かって日本が言い続ければ、切り札の1枚となると思います。
それも言えないようであれば、福田さんは日本の首相を辞退するべきだと思います。
以前から思っていた事ですが、この異常な軍事力の膨張は国の内外から共産党一党支配を守るためではないか、という事です。
台湾を始め対外的な圧力はもちろんのこと、中国人民の民主化行動・反乱鎮圧にも使われるはずです。
イデオロギー的にはとっくに破綻している共産主義ですが、党の特権を維持するためには何でもあり、最後は軍事力、と思ってます。
中国人民の民主化行動・反乱鎮圧に使うだけなら原子力潜水艦や空母や核ミサイルは必要ありませんし、国内向けには150万の武装警察がすでに配備されています。
外国から中国への軍事的侵攻もあり得ないと思います。そんなことをしても何のメリットもありません。国境をめぐるインドとの局地的な紛争は今後もあるかもしれませんが。
ですから、中国の軍拡は外部に向けたものであることは間違いありません。その「外部」がどの範囲なのかが不明確だということではないでしょうか。
台湾だけなら長距離ミサイルは不要ですし。
もっとも、米国が台湾問題に介入すれば米国への先制核攻撃も辞さない、と公言した軍幹部(朱成虎少将)がいましたので、そういう用途なのかもしれませんが。
イラクを見れば、米軍でもそのエリアの状態によっては、戦争とその後の安定までに、相当な時間と人的損失、そして膨大な戦費が必要だと明らかになりました。これはアメリカといえども、複数の地域や国家を相手に、同じような軍事行動を同時に行うことは難しいと証明したように思います。
それを狙う大国もあるかもしれません。ここは、日本が東アジアにおけるアメリカの尖兵として、現在の制限に満ちた兵器体系の見直しと改善を図って欲しいものです。アメリカの信用と了解の下に、アジアでの危険行為を抑える力と経験を蓄える、本当の自立のチャンスが来るまでは、そうして準備するしかないように思います。
中国は、アメリカやイギリス、ロシア等と同じ国連「常任理事国」であり、経済発展で得たお金を(環境問題や人権問題もすべて棚に上げ)軍拡一筋に注ぎ込んでも、文句言われる筋合いはないとお考えです。極度に内政干渉を嫌うお国柄ですからね。(他国に内政干渉することは大好きですが…)
経済発展で得た自信は、政治的に、そして北京五輪などから文化的にも中国が、もはや世界の大国であるという意識を膨張させたのでしょう。台湾、尖閣諸島は当然ながら、国境拡大もその狙いに定めアメリカ、ロシアと並び3大軍事国になる構想が伺えるのですが…
これから中国とロシアの動きに、ますます目が離せないですね。
反民主主義のイデオロギーが不気味です。
あ~ぁ、日本は危機感などどこ吹く風で、「米軍撤退」「防衛費削減」の御旗を振り続けるのでしょうか? 総理はこの件に関して、「中国は防衛にも非常に前向きだ」とでも仰るのでは…
20年連続2桁の軍事費の伸びですが、ほとんど20%に近いですね。そこで毎年20%伸びた場合、20年後に何倍になっているか計算してみると、なんと38倍になりました。恐ろしいことです。
中央集権よりもはるかにひどい共産独裁全体主義国家ですから、国富を私党の軍隊に好き放題につぎ込み、幹部は汚職でまるまる太っているのですね。
その一方で、農村に住む8億の民は完全においてけぼりで、まともな公共施設やインフラや福祉もない状態に押し込められているということです。
一方日本の政治家ときたら、まともな批判もできず、ただただ一緒に写真に収まるために恐ろしい媚び方をするかと思えば、世界の良識は中国国内だけでなく、スーダンの人権弾圧にまで手を貸す非道な国に批難しているのに、五輪の超党派の支援議員が200人もいるとはなんともノーテンキな状態です。
ほっといても自壊すると見ているなら大した見識ですが、ただ媚びているとしか見えません。
後世、21世紀初頭の日本の政治家は、外交において極度の無能力を発揮したと酷評されなければいいのですが。
日本国内の「とても残念な状況」について私自身が日ごろ感じている諸点を
鋭い表現ですべて指摘されてしまった、という実感です。
日本国内には、日本の安全保障について、中国政府とまったく同じ主張をする朝日新聞的なパブロフ的反応の持ち主がまだ多いですね。
<<日米共同ミサイル、はい、反対です。台湾海峡の平和と安定への懸念の表明、これも反対です。>>という具合です。
こうした勢力に対しては、日本という国家の視点からのその非条理をことあるごとに指摘することが効果ある対処法に思えます。
「日本の中の方々」
なるほど、そういうことですか。
確かに、日本では中国の軍事面でのいかなる脅威も、いつも「脅威論」という表現で「論」として片付け、実態の検証には入らせないようにする「識者」が多いですね。
脅威が単に「論」にすぎないのか否か、考えてみなければわからないのに、最初から「これは論に過ぎない」という結論があるわけです。
日本を標的とする中国の弾道ミサイルの数が増えていることが実証されても、それは「論」にすぎない、というわけですね。
はい、そのようですね。
人民解放軍の指揮下には人民武装警察という巨大な組織があり、国内治安の維持にあたっています。
チベットにいったとき、この武装警察の軍事基地はあまりに多いのにびっくりした経験があります。
なんとなく、お久しぶりという感じですね。
<<自分たちの主張にアメリカの威光を利用できないか、鵜の目鷹の目です。>>
まったくそのとおりだと思います。
おっしゃるように、日本の政治家は福田首相はじめ、中国側との接触のたびに、必ず、中国の大軍拡への反対や懸念をびしっと表明すべきですね。
自国の安全保障への憂慮なしに、なにが政治家かと言いたいです。
20×20=38倍ですか。
大変なことですね。
これは公式発表分だけですから、隠された軍事費を加えたら、その増加分はおそらく天文学的な数字でしょうね。
「一つの世界、一つの夢」
その世界とは中華共産党世界、なんて、
一つの悪夢ですね。
中国は内政干渉は嫌いだといっても、自国の政策に結果、生まれた「貧富の差」や「環境破壊」は日本からのODAで是正して欲しい、というみたいですね。
上記の「自国の政策に結果」とあるのは、「自国の内政の政策の結果」のミスでした。
自国の総合国力がアメリカのそれに追いつくまでは、とにかくアメリカとは正面からはぶつからない、日本も利用する、という方針は中国ではかなり公然と語られています。
という陳腐な夢を見そうです。
>
>自国の総合国力がアメリカのそれに追いつくまでは、とにかくアメリカとは正面からはぶつからない、日本も利用する、という方針は中国ではかなり公然と語られています。
こうのような公然の事実を、無視するというか、意識的に避けている民主党内の旧社会党勢力あたりが、中共との密約で動いているのではないかと勘ぐりたくもなります。
その点では、一般国民が、内政だけを焦点に前回の参院選挙で決断した事は大失敗だったと思います。 米国と違って、日本には内政のみでの政権の選択はあり得ないです。何とか国際社会での信用と自信回復を基調とする政権を起てないと... 安倍政権に期待しつつも、足をひっぱたのは、民主党でなく国民の無智だったのかも。
改憲問題、安保改革を含めた防衛問題、食糧問題、経済構造改革等々も重要ですが政界の再編が喫急ですね。
民主主義の極致として、「世論」に政治のすべてをゆだねるならば、日本国は田中真紀子首相になっていたわけです。
この点、世論調査の数字など屁とも思わない感じのブッシュさんはすごいですね。イラクも、もし瞬間風速の「世論」に媚びれば、いまごろはテロリストの天国、あるいは、血みどろの分裂と内戦、になっていたでしょうね。
「私はこんな夢をみた」という書き出しは朝日新聞の前論説主幹の好きな筆法でした。夢ならなんでも書けますね。
あなたもヘンな夢はみないように願ってます。
夢の内容は他人にはわかりませんけどね。
>小泉首相が北朝鮮を訪問したときは、「すわ、日朝国交正常化か?」という観測が流れ、「対北強硬派のブッシュ政権が、それを容認するのか?」、「小泉政権は、ブッシュ政権と事前に話を付けてあるのか?」と取り沙汰されました。
>
日本を将来どの方向へ向けて行きたいのか、自分で考えて判断できる政治家がいないですね。 今は、企業や官公庁のトップでさえ、マニュアルがなければ何もできない「ロボット頭」ばかりで、しかも不運にも「ロボット頭」さえ別売りの人が国家のトップの肩書きをもつ時代ですね。
以前はは管理職や経営者など、組織の長には優秀な判断力が求められたのですが、今はその判断力も、責任の所在が明確でないブラックボックスに取って変わられたようで。
>parkmount さん
>
>民主主義の極致として、「世論」に政治のすべてをゆだねるならば、日本国は田中真紀子首相になっていたわけです。
>この点、世論調査の数字など屁とも思わない感じのブッシュさんはすごいですね。イラクも、もし瞬間風速の「世論」に媚びれば、いまごろはテロリストの天国、あるいは、血みどろの分裂と内戦、になっていたでしょうね。
その辺りが、欧米民主政治の神髄では。 有権者の情緒に訴えて票集めができる、農村型の選挙を余りにも長く引きずって来すぎたんでしょう。 でも欧米諸国は日本のその辺りが理解出来ないと思います。 彼等は現状の日本を当然、政治家の無能が原因と位置づけていますが、それ以上に日本国民の無能さを理由だと判断しています。 日本人自信へのの失望感と閉塞感から、ヨーロッパに見る限り、ほぼ完全に尊敬の念を失っているのが私の感触です。
又、今年あたりも中国がEUに解除要求するであろう、対中武器禁輸の継続は相当難しい様な気がしますね。 米国の「戦中売春婦決議」の様に、解除しても、対日関係に影響がないと判断してくるかも。
>日本を将来どの方向へ向けて行きたいのか、自分で考えて判断できる政治家
それを考えるには、文学や歴史、科学や芸術などを広範に学び、自分なりの哲学を持ち、日頃から考える癖をつけなければなりませんね。 「どうすれば票が伸びるか」 「国会で多数派を占めるためにはどうするか」などと、目先のことばかり考えている、乞食のような政治家には無理です。
>それを考えるには、文学や歴史、科学や芸術などを広範に学び、自分なりの哲学を持ち、日頃から考える癖をつけなければなりませんね。 「どうすれば票が伸びるか」 「国会で多数派を占めるためにはどうするか」などと、目先のことばかり考えている、乞食のような政治家には無理です。
>
そうですね、個々の政治家で無理なら政党なり同志グループ等のレベルで、政策研究機関を設立し、マニフェストを策定し、政策論争される形態が確率されるべきでしょうね。 官僚におんぶに抱っこは、操り人形で、国民指向の政治にならないですよね。
日本の日銀総裁でもめておりますが、私はたまに思うのです。
ベーカー財務長官みないな人物を引き抜くことはできないかな?
特に自尊心が強い方がいい。
自分の名誉の為に、アメリカ相手でもずばずばと言いたいことを言っていただけるのではないだろうか?
中国の動向を見ているとそこが心配なのです。
日米関係を良好にするのは、米のいうことを聞く人事ではなく。
言うべきことをはっきりと言える人材ではないだろうか?
ともかく、地理的に不安が拡大しております。
日本の政治家もそういう点で議論してもらいたい。
>米国の「戦中売春婦決議」の様に、解除しても、対日関係に影響がないと判断してくるかも。
それも日本人には、鬱憤として溜まって行くんですがねえ。 戦前だって、日系移民排斥や、蒋介石支援など、英米への鬱憤が少しずつ溜まって、とうとう爆発した。
これ以上日本人異質論をのさばらせないためにも、日本人は腹の底へ溜め込むばかりじゃなく、もっと率直に怒りをあらわにしなきゃなりませんね。
日本のいまの閉塞状態は結局は日本人自身のせいなのだ、ということは、それがまったくの事実だとしても、日本人にはなかなか述べにくいことですね。
日中関係を良好にするためにも、中国の言うことをきかない日本の政治家に表に立ってもらいたいですね。
To 古森義久 さん
>
>それも日本人には、鬱憤として溜まって行くんですがねえ。 戦前だって、日系移民排斥や、蒋介石支援など、英米への鬱憤が少しずつ溜まって、とうとう爆発した。
>
>これ以上日本人異質論をのさばらせないためにも、日本人は腹の底へ溜め込むばかりじゃなく、もっと率直に怒りをあらわにしなきゃなりませんね。
>日本のいまの閉塞状態は結局は日本人自身のせいなのだ、ということは、それがまったくの事実だとしても、日本人にはなかなか述べにくいことですね。
正に、いじめの論理だと思います、何を云われようが、無表情で何の感情も抗議も示さない。 そのような者が弱者としていじめのターゲットになる。 人間には動物としてのそのような本能が深層心理に未だある。
欧米人であろうと、我々であろうと感情的になって当たり前な事は当たり前に出して行かなかれば、鬱憤として溜め込んで爆発させるやり方では日本人以外には通じないと思います。 その点では、「戦中売春婦決議」の抗議行動ももっと早くやるべきだったと思います。 だから、米国の反応は、今更何を喚いているのかといったものだったのです。
アクションを起こさない者は軽蔑の対象へと変わっていくし、自己の問題の解決努力ができない、やらない者も軽蔑の対象ですよね、欧米では。 自助努力を示さない者が見捨てられて行くのは、日本でも同じだと思うのですが。 最近この北米でもそんな空気が読めますね。
以前私自身、日本人でありながら、既に「日本人を見下げる」境地になっていると、レスで漏らしてしまいました。 本当に腑甲斐無さしか見えないです、日本列島は。
政界混乱や捕鯨問題でも私にできる事は、民主党や豪大使館に抗議メールを出す事ぐらいだろうが、誰かが些細なアクションであろうと、始めて行かねばと云う境地です。
隣人に自分に危害を加えそうな厄介な存在がやってきたとしたら、その隣人を非難するのは当然ですが、それと同時にその厄介者に対する自分の備えは現在どうなのか、そしてどう対応するのかということを普通なら考えます。別にこれは国家間に限った話ではなく、隣にヤクザが引っ越してきたという場合でも同じでしょう。しかし、こと中国という軍事力を行使する意思の面でも能力の面でも厄介極まりない存在については、なぜかこうした「普通」の思考が、大半のメディアにも日本の首相にもないようです。メディアからは中国へのおざなりな非難はあっても日本の対応を問う議論はまるでありませんし、「相手の嫌がることは言わない」首相に全く期待は出来ません。脅威を目にすると砂に頭を突っ込み脅威がないと妄想するダチョウの話が聖書にありますが、本物のダチョウにそういう習性はないそうなので(当然でしょう)、日本のメディアと政治のレベルはダチョウ以下ということでしょうか。
それにしても理解できないのは、意思・能力がともに極めて不透明な存在を善と解釈する人たちが日本の左翼の中で依然として少なくないことです。終戦後ベールに包まれた社会主義国家に対する牧歌的な憧れが日本の一部でブームになりましたが、秘密が多い=やましいことが多いという、当たり前の常識が適用されませんでした。今でも朝日その他の中国報道にその残滓が読み取れますが、そうした非常識さが日本の国益を大きく損なっている気がしてなりません。それを打破する唯一の方法が、秘密に包まれた国の実態をありのままに報道することだと自分は考えます。それを日本の主要なマスコミで最も実践している古森様をはじめとする産経を応援しています。
日本が対外的にもっと強く、明確に自己主張をしていくべきだというご意見には大賛成です。
ただしその主張の是非、主張の内容となると、肝心の日本側に「慰安婦問題では日本はまだ反省していないから、アメリカ議会で非難されて当然、反論なんてとんでもない」というような声が起きます。あるいは「中国の軍事的脅威なんて、存在しない。中国を刺激してはいけない」などという声もよく起きます。対外的な主張をすること自体が悪だというような意見さえあります。
こういう動きに対処することも重要だと思うのですが。
中国に関する客観的な情報(必ずしもネガティブな情報だとは断じられません)は日本よりも、アメリカの方が圧倒的に多く公表され、報道されています。中国の軍事力がその好例でしょう。日本の防衛白書などにもある程度、出てきますが、国防総省のこの報告書の比ではありません。
中国の人権弾圧にしても、アメリカでは官民の組織から毎日のように、その実態を明らかにする具体的な情報が公表されています。日本では官民ともに、見ざる聞かざる言わざるが多数派ですよね。
その意味でのアメリカでの情報はその効用を意識していこうと思っています。
>parkmount さん
>
>日本が対外的にもっと強く、明確に自己主張をしていくべきだというご意見には大賛成です。
>
>ただしその主張の是非、主張の内容となると、肝心の日本側に「慰安婦問題では日本はまだ反省していないから、アメリカ議会で非難されて当然、反論なんてとんでもない」というような声が起きます。あるいは「中国の軍事的脅威なんて、存在しない。中国を刺激してはいけない」などという声もよく起きます。対外的な主張をすること自体が悪だというような意見さえあります。
>こういう動きに対処することも重要だと思うのですが。
それは過去に主張をしない、全くの黙りで、正すべき時に正すことなく来た反動ですね。機を逸した感が強しで、過去の無気力な政治家と官僚の負の遺産ですね。どのような努力が、最適かは今後の考察が緊要だと思います。ただ、何らかの形で、中国の米国に於ける、歴史、反日ロビーを明るみにして行く必要があるのでは。
「中国を刺激しては行けない」という声が、どこから出てくるのかわかりませんが、その表現のなかには既に「危険なものを刺激するな」と云うニュアンスが、見て取れますね。 少なくとも「中国の軍事的脅威」を見誤ることは、日本が自らを東ウイグルやチベットの立場に追いやる不安があるのでは。 それはさておいても、「普通の国の安全保障」に向けた努力を粛々と進めて行かなければと感じます。
>sierramaestra さん
>
>中国に関する客観的な情報(必ずしもネガティブな情報だとは断じられません)は日本よりも、アメリカの方が圧倒的に多く公表され、報道されています。中国の軍事...
>中国の人権弾圧にしても、アメリカでは官民の組織から毎日のように、その実態を明らかにする具体的な情報が公表されています。日本では官民ともに、見ざる聞かざる言わざるが多数派ですよね。
米国に呼応して、日本も独立した調査として客観的な中国の現状を、防衛白書以外で公表し、米国情報との相乗効果を打ち出して行く事もできるのでは。
アジア、特に東アジアで「自由と繁栄の弧」を主張し、静かなる外交攻勢の強化も必要でしょう。
>しかしとにかく中国の嫌がることはしない、言わないという感じの福田首相に中国に対する断固たる態度を期待するのは無理のようです。
私は「福田の案山子」と呼びましたが、この人ほどフィギャー・ヘッドという名詞が似合う方もいません。 但し、普通フィギャー・ヘッドの背後にはそれを繰る、ロシアのプーチンのような、黒子がいるはずのですが。 今のところ、日本には足下に「金魚の糞」しか見えないですね。
このブログみてると日本も捨てたものではないと言いたくなります。笑。
福田首相の反応ですが、今回はもちろん、昨年暮れの訪中でも軍拡に対してはひとことも言ってませんでした。首相官邸では1日2回もぶらさがりインタビューがあるんですから聞かない各社の記者もおかしいのでは?
日本政府の反応ですが、町村さんが「不透明」だと言ったのは従来の日本政府が言い続けてきたことですが、今後は米政府が言う「その目的や意図が不明」というのを付け加えるべきかと思いますね。
>それは過去に主張をしない、全くの黙りで、正すべき時に正すことなく来た反動ですね。機を逸した感が強しで、過去の無気力な政治家と官僚の負の遺産ですね。
だからと言って、諦めていてはもっとひどい目に会います。民間からでも声を上げて行くべきでしょう。 有志により、アメリカの新聞に「慰安婦強制連行の否定」という広告が出されたのも有意義でした。 あれに対する反日勢力の反応が、異常なほどヒステリックだったのは、予期せぬ日本からの反撃に、彼らがうろたえたからでしょうね。
>どのような努力が、最適かは今後の考察が緊要だと思います。ただ、何らかの形で、中国の米国に於ける、歴史、反日ロビーを明るみにして行く必要があるのでは。
古森さんもその点では、中国の女スパイがFBIに逮捕されたなど、ずいぶん精力的に報道しておられますし、ノーマン・スー(Norman Hsu)やアイリス・チャン、徐玉子やロバート・キムのような怪しげな人物が新聞紙上に取り上げられていますので、あと一歩だと思います。
>その表現のなかには既に「危険なものを刺激するな」と云うニュアンスが、見て取れますね。
政治家や官僚が得意とする、「ことなかれ主義」でしょう。 戦う気概を持っていないから、北朝鮮ごときに馬鹿にされるのです。
まあ、そこまで悲観的にならなくてもいいのでは――
アメリカは懸念の表明だけでなく、実効措置をもとっています。
たとえばブッシュ政権の誕生当時、中国の軍拡に対応して、グアムへの戦略核装備潜水艦や戦略爆撃機の新配備など、それなりの措置をとり、しかも台湾に兵器を8年ぶり(クリントン前政権時代の禁輸を破って)、売却しました。中国はアメリカへの態度を以後、軟化(一時は文句を述べても)させていきます。
福田政権に関しては、情けないことが多いですが、いつまでもこの状態が日本で続くわけでもないですよね。
一貫して、クロはクロだと述べ続ける作業が日本の国全体、国民全体を考えるときには、不可欠ということでしょうか。
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>>それは過去に主張をしない、全くの黙りで、正すべき時に正すことなく来た反動ですね。機を逸した感が強しで、過去の無気力な政治家と官僚の負の遺産ですね。
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>だからと言って、諦めていてはもっとひどい目に会います。民間からでも声を上げて行くべきでしょう。 有志により、アメリカの新聞に「慰安婦強制連行の否定」という広告が出されたのも有意義でした。 あれに対する反日勢力の反応が、異常なほどヒステリックだったのは、予期せぬ日本からの反撃に、彼らがうろたえたからでしょうね。
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>>どのような努力が、最適かは今後の考察が緊要だと思います。ただ、何らかの形で、中国の米国に於ける、歴史、反日ロビーを明るみにして行く必要があるのでは。
>
いやー、全然あきらめていません。 但、申し上げましたように、良いやり方を吟味して行かないと、「問答無用、言い訳をするな」で反発を受けます。
例えば
1)「自由と繁栄の弧」を主張し、アジアの民主化強調で外交攻勢をかけ、世界の関心を過去から、「現在、未来」に向けさせる事。
2)これは韓国へも「もの申す」で非民主的な「親日派の財産没収法」を糾弾する事。
3)民主台湾とのより強固な連携を進めて行く。入国ヴィザ免除、運転免許証の相互受け入れに続き、外国人登録証への「台湾」名の明記
4)映画「明日への遺言」のような、史実に基づく映画、漫画の企画振興を行なう。(難しいでしょうが)
5)法輪功支援を公な形で強化。
6)東トルクメスタン亡命政府日本事務所設置支援(民間?)
7)チベット亡命政府日本事務所設置支援(民間?)
等々ですね。
「日銀の独立性をしっかり確保したい」武藤次期日銀総裁候補表明
>日本の新中国政治家は
親中国政治家の、間違いでした。
> 今、私の手元に「米中新戦争」(古森義久、中島峯雄)著、
(古森義久、中嶋嶺雄)著、発行所はビジネス社の、間違いでした。
中国海軍高官が太平洋の米中分割管理“提案” 米司令官明かす
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080312/amr0803121318009-n1.htm
以前もこの報道はありましたが、また上院軍事委員会公聴会で確認された
ようです
やれやれ、頼みの(爆)民主党はこうだし、、、、
http://jp.youtube.com/watch?v=VE3ZMMaZ4Dg
初めまして。SAPIO等で記事を読ませて戴いています。
人民解放軍の戦力増強に対応して自衛隊も空自のF-15沖縄移駐(今年実施)、陸自西方普通科連隊の編制等が行われています。しかし問題なのは組織を編制しても必要な訓練が、行われていない現状です。杉山隆男氏の著書『兵士に告ぐ』で西方普通科連隊は担当戦区である南西諸島での上陸演習が一度も実施されていないと書いています。これは現時点においても変わってはいないと思います。私の短いアンテナでは。
何故かと言えば、親中派(政治)と地元の反対だそうです。ある地区では米軍OKですぐ演習実施。自衛隊は出来ずと有ります。この様な屈折した現状が有るなかに日本国が置かれています。どうにか遠くない未来の可能性に対し備えられないのかと、思ってしまいます。国民の血で不作為を贖う必要が無い様に。
確かに中国によるアメリカへのサイバー妨害・攻撃の拡大は、最近、とくに顕著となり、ワシントンでも論議を呼んでいます。
中国の軍拡への警戒はさすがにわが日本でも、かなりの程度、多数派の反応となってきた観があるのですが。
「中国の軍拡などと口にするだけで中国を刺激するから、言わないほうがよい」という論調は減ってきたと思いませんか。
初めまして。
貴重な情報をありがとうございます。
この種の現象はできるだけ多くの日本国民に知らせ、日本の安全よりも中国のご機嫌が大切だと思うような日本の媚中勢力の実態を天下に問う、というような対応が必要でしょうね。
今晩は。
先日の報道2001だったかで、前原議員が中国の不透明な軍事費について
はっきりと指摘していました。
彼は以前から公言していましたが、改めてTVで発言したことを評価したいと
思います。
ここ数年、中国の正体について認識が変わりつつあると思います。
ある意味小泉氏も貢献したのだと思います。(笑
ところで、政治家の意識を変えて行く努力は当然ですが、例えば、古森善久氏がSafety Japanで連載されているコラムの「第65回 冷え始めた日米同盟」の読者コメントを見て驚いたのが、ほぼ全員が「外交と安全保障」、「外交・安全保障における国家と国民」、「安全保障と経済」が全く別物であると考えている事が明白に述べられていたことです。
これらの能天気が選ぶ政治家が、能天気でも平和ボケでもないと否定すれば、信じられますか?