バラク・オバマ氏が長年の喫煙をやめようと、禁煙に必死となっていることはよく知られていますが、禁煙などしなくていいではないですか、という「喫煙の奨め」が著名なジャーナリストから述べられました。

 

アメリカ大統領はタバコを吸わないほうがよいのか。

 

こんな課題につながる記事を書きました。

 

なおオバマ政権の展望については以下のサイトで詳しく書きました。

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/i/88/

 

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“禁煙”オバマ氏に喫煙のススメ 著名リベラル系コラムニスト


 

 ■「冷静さ保つためなら許そう」

 【ワシントン=古森義久】米国のオバマ次期大統領は長年の喫煙者だったが、大統領選にのぞんでからは禁煙の決意を言明してきた。

 

 ところがオバマ氏を支援するリベラル系の著名コラムニストが20日、「彼にたばこを吸わせよう」という題のコラムで、大統領としての冷静さを保つためなら禁煙しなくてもよいではないか、と提案した。

 

 オバマ氏が学生時代から喫煙を続けてきたことは、同氏の自伝「マイ・ドリーム」にも再三、記されている。

 

 「私はタバコに火をつけた」とか「たばこの煙を吐いた」という記述が多いのだ。

 

 2004年に上院選に立候補したときも、報道陣のいないところで喫煙し、「オバマ氏の秘密のスモーキング」と評されていた。

 

 しかし、大統領への出馬を表明した昨年2月にはミシェル夫人に禁煙を約束したと言明し、ニコチン・ガムを服用して喫煙をやめると宣言した。

 

 オバマ氏が果たしてその後、完全に禁煙したかどうかは不明だったが、リベラル派で自分自身も「オバマ氏に陶酔してきた」と認めるタイム誌のベテラン・コラムニスト、マイケル・キンズレー氏が20日のワシントン・ポストへの寄稿で「たぶんオバマ氏は禁煙したとウソをついているようだが、それでも構わない」と書いた。

 

 キンズレー氏はこのコラム記事で、「オバマ氏自身は禁煙したと主張しているが、その証拠はあいまいだ。

 

 今年6月には本人がまだ禁煙に成功していないと認めていた」と書く一方、「オバマ氏との蜜月を保つ報道陣はあえてこの点を追及せず、マケイン候補には彼の顔の黒色腫についてさんざん質問してきた」とも述べた。

 

 キンズレー氏はさらに「オバマ氏がたとえ喫煙を続けていても米国民にそのことを明らかにする限り、私たちは許容すべきだ」と述べ、大統領としては若者の模範となるためたばこはやめる方が好ましいが、「オバマ氏の冷静さは米国の財産であり、氏がその冷静さを保たせるために喫煙が必要だというのなら、われわれはオバマ氏にたばこを提供し、火をつけてあげて、あとは横を向いていよう」と書いた。

 

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