以前にも言及しましたが、アメリカの主要な新聞、テレビがオバマ大統領をきわめてひいきにしているという実態を詳述した書が出ました。
筆者はCBSテレビで長年、記者を務めたバーナード・ゴールドバーグ氏です。
本のタイトルを直訳すれば「溺愛の恋愛沙汰」、あるいは「メロメロの情事」とでもなりましょうか。
副題は「バラク・オバマと主要メディアの激しいロマンスの哀れな実話」となっています。
以下、内容の概要を本のカバーから紹介します。
主流メディアがリベラル偏向であり、大統領選挙ではオバマ候補を支持したことは、周知の事実である。
だがこの選挙ではメディアは通常のリベラル偏向から、きわめ露骨な党派活動へと重要な一線を越えて、バラク・オバマの宣伝擁護者となった。
MSNBCテレビのクリス・マシューのように、客観性の装いさえも捨てて、メディアの偏向からメディアの政治運動へと入った実例が多いのだ。
このオバマ支持の傾向はオバマ大統領誕生後も続いている。
以上の総括を証する実例は本書のなかで詳述される、というわけです。
コメント
コメント一覧 (13)
確かに何か大きな潮流が変わりつつあるという気配が伝わってきます。
即断はできませんが。
>MSNBCテレビのクリス・マシューのように、客観性の装いさえも捨てて、メディアの偏向からメディアの政治運動へと入った実例が多いのだ。
こういう実名をあげられても、アメリカ国民はそれを容認する空気が強いのか、本人は釈明しているのか、その辺が知りたいですね。
皆が単なる宣伝ビラと認識すればメディアとしての価値は失墜すると思うのですが?。
優秀な方々のコメント欄の中に失礼します。
深い考察なしに、感覚で判断しがちな私の感想ですが。私も一言いわせて。
オバマさんの選挙期間中の演説は、宗教かなにかの大衆を先導するような感じがして、
私はあの声が嫌いでした。
当選して、これから4年間は彼の顔を見るのかなぁ・・・とあまり愉快でない気持ちでした。
オバマさんの大統領就任のセレモニーの時だったか、我が家の点けっ放しのテレビから、
元NHK特派員の手嶋龍一氏が感激して、「オバマさんに神の子を見た」発言が聞こえてきた時には、
オバマさんは教祖さまか!と私はビックリたまげました。
オバマさんをうさんくさいと感じた私の勘が外れてくれることを希望しています・・・
党派性の強い「テレビ・ホスト」にもそれなりのフアンはいます。
クリス・マシューの場合、極端ですから、本人は開き直った感じですね。
叩かれても、とくに反論はしていません。
オバマ支持者も一般にも多いわけですから、それはそれで、客観性など最初から標榜していない、という態度ですね。
初めまして。
あなたのようなオバマ観を抱くアメリカ人も少なくないですよ。
ここで紹介した本の著者の元CBS記者が日本の元テレビ記者がオバマを「神の子」と称えていると知れば、せせら笑うか、腰を抜かすか、でしょうね。
日本の報道も二三年前までは同じ様なものでした。
しかし
最近の報道は報道なんかととても呼べません。
産経新聞も含めた総がかりのいじめです。
どうしてこういう体たらくになってしまったのでしょうか。
偏向アメチャン新聞がうらやましくなってきました。
正直に申して、あなたのコメントの意味がわかりません。
なんとなくけなされているようですが、文章の意味がつかめません。
日本語自体に間違いもあるのですが、中国の方ですか。
なるほど、そういう日米対比もあるんですね。
あの手この手のお遊びだか、からかいだか、妨害だか、よくわかりませんが、勘弁してくださいよ。
自分のサイトで縦横無尽に書きまくれば、いいじゃないですか。
なぜここにそんなに執拗に入ってくるんですか。
お知らせありがとうございました。
でもこの人物は日本語が不自然なふりをしている可能性もありますね。
いずれにしても、おつきあいはしたくない相手です。
私にも選ぶ権利はありますからね。
おはようございます。
この本、古森さんを始め、もう読まれた方も多いと思います。
私はまだ読み途中なのですがさすがゴールドバーグ氏、とてもわかりやすく、表紙のイメージよりもずっと深い本だと思いました。
主要メディアのオバマへの意気込み、オバマに都合悪いニュースのもみ消し、何よりも重要なオバマのイメージ作りなど。うなずけますね。
クリスマシューで思い出したのですが、1ヶ月程前ブッシュが大統領として最後のスピーチをした後、クリスマシューがコメントしていましたが、最後の最後までブッシュに内容のずれた、くだらない侮辱的なコメントしかできず呆れてしまいました。
表紙のイメージよりもずっと深い本、というのは、そのとおりだと思います。
「論」に加えて、具体的な偏向の実例が山のように提示されています。