「NHKは日本国民のための番組を作れ!」

 

「NHKは台湾人に謝れ!」

 

こうしたシュプレヒコールが新緑にこだまするように、遠くまで澄んで、響きわたりました。

 

同様のNHKへの抗議メッセージを大書したプラカードを掲げた男女が粛々と行進していきました。

 

秩序と品位を保ちながら、整然とデモ行進を続ける人の数は1000人にも達するのでしょうか。とにかく大規模といえる人数です。

 

5月30日の土曜日の午後、渋谷区のNHKの周囲での抗議の集会と行進を目撃しました。所用でほんの数日、東京にもどり、もうすぐのワシントンへの帰任に備えて、ちょっとした買い物を渋谷ですませ、代々木の自宅へもどろうとしたところ、このデモに遭遇しました。

 

抗議の対象はこのブログでもすでに取り上げたNHKの台湾に関する偏向番組です。台湾の人たちが日本の統治をすべて悪だったとして怒り、憎んでいるように現代の台湾を描いた偏向番組です。

 

しかしそのNHKへの抗議を初めて目前に見て、感ずるところ大でした。

 

まず参加者たちが文字通りの老若男女、ごく普通のきちんとした感じの人ばかりなのです。市民社会での規則に則った民主主義的な意思表示だと感じざるをえません。威圧的な暴力的な無秩序な要素をツユほども感じさせません。いくつもの集団がそれぞれリーダーに導かれ、静かに、しかし毅然として行進し、ときおりNHKへの抗議のメッセージを熱をこめて叫ぶのです。

 

思わず私もこの整然たるデモ行進の列に従い、しばらく一緒に歩かせてもらいました。この体験だけでも一時帰国のかいがあったと感じたほどでした。NHKもこれほどまともな日本国民の抗議を無視するというのでは、こんごよほどの覚悟が必要でしょう。