NHKの台湾に関する偏向番組について産経新聞が6月27日の主張(社説)で意見を表明しました。

 

内容は以下のとおりです。

           

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【主張】NHK番組 訴訟を機に徹底検証せよ

 

 日本の台湾統治を取り上げた番組に偏向・歪曲(わいきょく)があったとして、視聴者らがNHKを相手取り、損害賠償請求の訴訟を起こした。

 問題の番組は4月5日に放映されたNHKスペシャル「アジアの“一等国”」である。

 

 原告には台湾人も含まれている。

 

 「取材に応じた台湾人の話を一方的に都合良く編集している」と指摘し、具体的に台湾統治下の暴動を「日台戦争」と表現したり、先住民族を日英博覧会(1910年)に出演させた企画を「人間動物園」と表現したりしたことを例として挙げている。

 

 いずれも聞き慣れない言葉だ。

 

 それをあえて使ったNHK側に戦前の日本と台湾の人々に対する悪意と偏見がうかがわれる。

 

 NHKの取材に協力したのは旧制台北第一中学の卒業生たちだ。

 

 日本の良い面も悪い面も話したのに、悪い面だけが放送された、NHKにだまされた、などと訴えている。

 

 法廷では、NHKがどんな取材を行い、どう編集したかも明らかにしてほしい。

 

 NHKによれば、この番組はアジアでいち早く近代国家を目指した日本がなぜ国際的に孤立し、敗戦を迎えたかを振り返るシリーズの1回目という。

 

 放送直後から、台湾統治をめぐり「一面的だ」などという批判が相次いでいた。

 

 放送法3条は「意見が対立する問題は多くの角度から論点を明らかにすること」と定めている。

 

 まして、NHKの番組は公共放送としての公正さが一層求められている。

 

 訴訟を機に、NHK自身が徹底検証する必要がある。

 

 NHKの経営委員会も一部委員がこの問題を提起したが、「経営には関係ない」と一蹴(いっしゅう)されたという。

 

 NHKの経営は視聴者の受信料で支えられている。憂慮しているのは、提訴した約8400人にとどまるまい。

 

 NHKは平成13年1月、「問われる戦時性暴力」と題する番組を教育テレビで放送した。

 

 昭和天皇といわゆる「A級戦犯」を「強姦(ごうかん)と性奴隷制」の責任で裁いた民間法廷の模様を報じた内容だ。

 

 政治的圧力の有無に注目が集まったこともあり、肝心の番組内容については何も検証されないままだ。

 

 最近、録画技術の進歩により、放送番組も新聞記事と同様、証拠保存が容易になった。

 

 それだけ視聴者のチェックの目も厳しくなっている。特に、NHKはそのことを強く自覚する必要がある。

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なお6月27日にはまたNHKのこの番組や、その後のNHKの態度に対する抗議の集会と行進が実行されました。

その情景の写真を「花うさぎ」さんのサイトから転載させていただきました。