在外ウイグル人の世界的組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長が7月28日午後、成田空港に着き、東京を訪問します。

 

新疆ウイグル自治区での中国当局によるウイグル人弾圧や、国際的な反響、そして日本と中国との関係などを考えると、中国当局が新疆ウイグル自治区での「暴動の首謀者」として糾弾するカーディル女史の来日には非常に重大な意味があります。

 

なおカーディルさんは中国当局の主張とは対照的に、国際的にはノーベル平和賞候補に指名されたことも複数回ある人物です。

 

だからこそなのか、中国政府はカーディルさんの来日には激しい反対を表明しています。

 

以下はその点についての産経新聞の北京発の記事です。

 

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中国「強烈な不満」 ウイグル会議議長きょう来日


 

 【北京=野口東秀】世界の亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長(62)=米国在住=の28日からの日本訪問をめぐり、中国外務省は27日、「日本政府は中国が何度も申し入れたことを顧みず、カーディル(氏)が日本を訪問し反中分裂活動を許したことに強烈な不満を表明する」とする報道官談話を発表した。

 

 中国政府は新疆ウイグル自治区で5日に起きた暴動でカーディル議長を「扇動の黒幕」と名指しで非難、各国のビザ(査証)発給に神経をとがらせているが、この件で反日感情が広がることも懸念しており、激しい批判は控えている。

 

 中国共産党機関紙・人民日報傘下の「環球時報」は27日、インドの地元紙の報道を引用する形で、ウイグル暴動前にカーディル議長がインドにビザを申請したが、「インド領土内で反中的政治活動は許可できない」(インド外交筋)として「拒絶」されていた事実を挙げ、日本の対応は「非常に非友好的だ」との学者の声を紹介した。

 

 記事には外交学院アジア太平洋研究センターの蘇浩主任の「(日本政府が)ビザを発給したのは、中国の台頭を抑えるためであり、西側諸国への追従でもある。中日関係に大きな障害をもたらすことになる」との批判も掲載された。

 

 この報道を受け、インターネット上の掲示板には「日本を地球上から抹殺せよ」「日本製品の不買運動をしよう。中国は強大になった。打倒、小日本(日本への蔑称)」「日本の野心は永遠に変わらない。核兵器でつぶせ」などの書き込みがあふれた。

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