民主党政権の幹部にも実はまともな考えの人物もいるようです。

 

おそらくは小沢一郎氏のヒトラーばり独裁がそういうまともな考えの表明を抑えこんでいるのでしょう。

 

前原誠司国土交通相が12月27日朝のフジテレビ「新報道2001」で自分から進んで外交政策について発言しました。

 

日米中三国の関係を正三角形と評する向きがあるが、それは「おかしい」と前原大臣は明言したのです。

 

前原氏の発言の趣旨は以下のようでした。

 

「日本にとってのアメリカは自国が攻撃を受けた場合に守ってくれる唯一の同盟国であり、特別な国だ。そのアメリカを中国と同等に扱うのはおかしい」

 

「日本の外交にとってアメリカとの同盟や関係が基軸である。日本がもし北朝鮮に軍事攻撃を受けた場合、アメリカは同盟国として日本の防衛にあたるという誓約がある。だが中国はそんな事態では北朝鮮を味方するのか、日本の味方をするのかさえ、わからない」

 

「そうした中国をアメリカと同様の地位におき、日本にとっては対米、対中の関係が正三角だなどというのは、ものすごくおかしい」

 

以上はごく普通の常識を語ったというのに過ぎません。

 

ところがいまの鳩山政権では、その常識も通用しないのです。

 

民主党では小沢一郎氏やその側近の山岡賢次氏らがあいついで、「日本とアメリカと中国の関係は正三角形だ」とか、「正三角形であるべきだ」という発言をしているのです。

 

前原氏はその小沢氏や山岡氏の発言を正面から否定する形で「日米中は正三角形ではない」と断言したのです。