オバマ大統領の人気低落からは話題はがらりと変わりますが、肝臓についての非常に興味を引かれる本を読みました。

 

『肝臓病の「常識」を疑え!』(講談社+α新書)、著者は肝臓病治療では国際的な名声を得ている日本大学医学部消化器外科教授の高山忠利氏です。

 

「肝臓癌は酒の飲みすぎから起きる」

「痩せれば肝機能は改善する」

「シジミは緑黄色野菜をたくさん食べたほうがよい」

「飲酒過多から肝炎、肝硬変、肝癌になる」

「肝癌になったら、あきらめるしかない」

 

以上の「常識」は実は現代医学ではすべて間違いだというのです。

      

この書では日本人の肝臓癌は飲酒とか太り過ぎとは関係なく、90%以上が肝炎ウィルスを原因としている、というのです。つまり肝臓癌になる日本人の9割以上はB型肝炎、C型肝炎のウィルスのキャリアだというのです。だから日ごろこの肝炎ウィルスへの対処をきちんとしていれば、肝臓癌はきわめて高い確率で予防も治療も万全だとのことです。

 

そして万が一、肝臓癌になっても高山教授の外科手術による治療はきわめて成功の確立が高いという実績を示しています。

 

高山氏は1994年に世界で初めて「尾状葉(びじょうよう)」という肝臓の最深部にできた肝癌に対して、尾状葉を単独に全切除する「肝臓の高位背方切除」の開発に成功し、「高山術式」として全世界に知られるようになったという実績があります。そんな権威の著者だからこそ、この書の内容には迫力と説得力を感じさせられます。

 

では私がなぜこの書を知ったのか。

 

私の周辺でも肝臓に問題を抱える人たちはかなり存在します。

そんな友人の一人が肝臓の病気にかかり、たまたま東京に所用で一時、戻っていた私に、どこかよい病院、よい医師を知っているか、と尋ねてきました。

 

旧知の日本大学脳神経外科の酒谷薫教授に相談したところ、日大医学部の同僚には国際的に知られた肝臓病の外科治療の専門家がいると教えてくれました。その専門医こそが高山忠利教授だったのです。

 

さっそく友人夫妻とともに日大病院消化器外科に行き、高山教授に診断を仰ぎました。ほぼ即座に友人は肝臓癌と診断され、翌日に入院、そのちょうど1週間後に手術を受けました。肝癌の大きさは3・7センチ、ステージ2、転移その他はまったくなかったそうです。

 

高山教授に執刀による手術はきわめて円滑にすみ、友人はそのまた1週間後には退院しました。実に超スピードの治療でした。友人は自宅静養中で、まだこんごどうなるか不明とはいえ、回復の速度と徹底さは目をみはるものがありました。名医という言葉を連想させる展開でした。

 

以下がその高山教授の著書です。

なかには肝癌への対処が多様な角度から記されています。                                   

 

 以下は高山忠利教授の写真です。

 

 

肝臓の健康を気にされる方々ならば、つい引き込まれて読んでしまう書だろうと思いました。