アメリカの議会ではグーグルの中国撤退を超党派の議員たちが礼賛し、支持しました。
アメリカの一般世論も中国政府の言論弾圧を非難し、その圧力に屈しなかったグーグルの動きに共鳴している、ということでしょう。
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[ワシントン=古森義久]米国の議会と政府が合同で中国の人権問題などを調査する「中国に関する議会・政府委員会」は24日、中国でのグーグルなどインターネット規制についての公聴会を開き、議員側はグーグルの中国本土撤退の措置を超党派で礼賛した。
グーグル側代表は中国政府の抑圧の実態を改めて証言した。
同公聴会では民主党の大物のバイロン・ドーガン上院議員が議長となり、冒頭に「グーグルの中国撤退は表現と情報の自由を支持する強固な一歩であり、中国政府のインターネット検閲への強力な非難だ」としてグーグルへの支持を表明した。
共和党のベテランのクリス・スミス下院議員も「中国政府の抑圧に抗議したグーグルの行動は中国側の民主主義信奉者たちにも強い支援となり、まだ中国の独裁政権に対し自由擁護の明確な態度がとれないでいる他の米国企業にとっての見本となった」と高い評価を送った。
グーグル側からはアラン・デービッドソン公共政策部長が証言し、中国政府が同社の検索事業の検閲だけでなく
①グーグル社のインフラ組織にサイバー攻撃をかけて侵入し、情報や知的所有権を奪おうとする行動を継続している
②グーグルが管理するGメールのうち在外中国人の民主活動家多数のサイトに侵入し、情報を盗んだり、サイトの混乱を図っている
――と述べた。
同部長はまた中国政府の検索検閲について「中国当局はグーグルに対して、この検閲の是非は交渉の対象にはまったくならないと告げており、中国側の検閲の方針は揺らいでいないようだ」とも証言した。
コメント
コメント一覧 (14)
同じことが起こっている。国民はその事に気がついていない。
僕は思うのですが、「中国の独裁政権に対し自由擁護の明確な態度がとれないでいる」、そして、金縛り状態にある鳩山由紀夫民主党政権と日本企業にとって、見本として参考にして欲しいと思うのですが・・・。
言わんばかりの主張をしている様ですが、果たして
検閲だらけの「百度」に国際競争力があるのですかね??
百度が中国人以外から受け入れられてからモノを言えと。
グーグルの戦略と中共政府の政策とで利害的衝突があった事
を示すものであり、米国企業であるグーグルの判断は
当然で有ると言えるでしょう。勿論、結果責任はあくまで
グーグルに有る訳ですが、米国としては支持姿勢を示した
格好ですな'`,、( ´∀`) '`,、
中共政府の言いなりになってムザムザ自ら競争力を
削ぐ愚行もあるまいと。 > Google
日本でも自分たちの信奉する理念とか価値観とかについての議論があってもいいですよね。せめて政治家がそれを語って欲しいです。
鳩山さんが中国に媚びる動機は経済だとは思えない点に、またいっそうの恐怖があります。
中国独自の検索エンジン「百度」がどんな実態なのか、北京からの詳細の報道を読みたいですね。
>thinking さん
>
>鳩山さんが中国に媚びる動機は
僕は、本当に、いつも思うのですが、
民主党の鳩山由紀夫、横道孝弘、小沢一郎などは
北朝鮮や中国に親近感を持っている様で、それが為に、
中国の言い成りになって、だから、「中国の思う壺にハマル」のですが、困ったものです。 毅然として、断固として日本の国益を守ろうとする意志が無いように見受けられるが、それでは日本の政治家として、どんなものでしょうか、ねーー?
「日本の国益」とは何だろうか?米国に「チン・チン」することでも中国に「チン・チン」することでもないだろう。
経済的に利用できる相手は利用し(今は事実中国経済の復活の恩恵で活気が戻ってきている)、友達にも敵にもならない付き合い方を模索するものだろう。その中でもちろんリーダーシップをとる方がいいのだが・・。
戦争も経済である、という考え方があるが逆に、武器を使わない戦争が経済という視点もある。
アメリカともアジアともキョリを持ちつつ(日米同盟があるのでどうしても軸はアメリカ寄りになるが)、我が国の在り様に有益なモノ、コト、金が国益の一つだろう。
ご存じの方も多いとは思いますが、グーグルの中国での収益は1%程度。中国から撤退(実際は香港で営業)しても痛くないどころか、PR効果を踏まえれば、ブランド価値はむしろ拡大です。(トヨタはグーグルのPR手法を見習うべき)
そして今、グーグルは日本市場を着々と浸食しています。日本政府は、これからの放送通信戦略に「対グーグル」の視点を加味しないとなりません。NTTや大手民放を擁護するつもりはないのですが、グーグルに放送や通信を支配されたら恐ろしいことが起きそうです。(しかし総務省のトップがあの方では、絶望的ですけどね)。
なにはともあれ。産経新聞、がんばれ!
日本独自の考え方を保つとなると、どんな国ともすべて良好で等距離の関係を保つことは、難しいでしょうね。カネだけが国のあり方ともならないでしょうし。
グーグルに気をつけろ、ですね。
一部マスコミの描く日本と、現実の日本との落差には、いろいろ痛感させっれた体験が私もに多々あります。
キョリ感・間は「等間隔」でなくても良い、と考えています。戦国時代の小大名のごとく賢く振舞う「したたかさ」が今の日本には足りないのでは、と思っているからです。失礼しました。