アメリカの日本支援についてこれまで当ブログでもいろいろ報じてきました。
その支援はやはり米軍による緊急支援の「トモダチ作戦」です。
その総合的な救援作戦について今朝の産経新聞が大きく一面トップで伝えています。
その内容を紹介します。 新聞の写真の下に改めて記事内容をコピーしました。
【朝刊 1面】
■東日本大震災 米軍、命懸けトモダチ作戦
「トモダチ作戦」に参加する隊員の右腕には、「友」「がんばろう日本」と刺繍されたワッペンがつけられていた=26日、三沢基地(古厩正樹撮影) |
□「日本人を助ける」「ここで物資降ろせ」
東日本大震災の被災地や沖合で、「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」と名付けた救援活動を展開している在日米軍。「友」と日本語で刺繍(し しゅう)されたワッペンを身につけた隊員は「作戦を誇りに思う」と胸を張る。26日、米軍基地から支援物資とともに輸送機に乗り込み、“史上最大の救援活 動”に密着した。(大竹直樹)
◇
■救援活動に密着
「これから放射線を測定する」。午前5時、神奈川県綾瀬市の厚木基地。大きな倉庫内で放射線測定器を持った隊員に全身を計測された。福島第1原発の放射能漏れ事故を受けた措置で、簡易測定器を常時身につけることも指示された。
「ここだ。ここで降ろせ!」。午前5時半、米海軍の輸送機が並ぶ駐機場では、慌ただしく動き回るフォークリフトに隊員の声が飛ぶ。ミネラルウオーターや毛布、衣服などの支援物資が入った段ボール数十箱がリフトから次々と降ろされていく。
駐機場では輸送機「C-2」が離陸の準備に入っていた。5人の隊員が手渡しリレーで次々と段ボールを積み込む。ゴーグルと防音ヘッドホンのついたヘルメットを装着し、段ボールが積まれた貨物室に乗り込むと、朝日が顔をのぞかせた午前6時に離陸した。
激しい振動と騒音の中、輸送機は約1時間半で三沢基地(青森県三沢市)に着陸。「この任務に当たり、日本人の助けになれることを誇りに思う」。出迎えて くれた第5空母航空団ヘリコプター対潜飛行隊のペレラ・シル中佐(43)が、「友」「がんばろう日本」と刺繍された右腕のワッペンを見せてくれた。
「自分たちのやれることは少ないが、物資を被災地に持っていくと笑顔を見せてくれる」と誇らしげだ。
救援活動の中核部隊は米海兵隊と米海軍。東北地方の太平洋側に艦船を展開している。第7艦隊によると、救援活動には約1万8280人が従事。艦船19隻と航空機約140機で物資を被災地に届けている。
雪が舞う滑走路では、隊員が懸命に除雪作業に当たっている。沖合の揚陸艦との間を往復する輸送機やヘリが離着陸できなければ、それだけ支援物資が被災地に届くのも遅れてしまう。
ヘリコプター対潜飛行隊に所属する上枝(かみえだ)俊介1等兵曹(34)は、「トモダチ作戦」について、「言葉にならないほど感謝している。米軍人も日本人も同じ気持ちだ」と語った。
雪がやんだ午後5時ごろ、第7艦隊のドック型揚陸艦「トーテュガ」に向けて大型ヘリで三沢基地を離陸した。500人以上の米海兵隊員が支援物資輸送の任務に当たるトーテュガまで15分ほどのフライトだった。
コメント
コメント一覧 (26)
と言う事に集中しているそうですね。米軍の友達作戦は米国国民に
伝わっているのでしょうか?
米軍の広報活動としてWebsiteやFlickerなどに情報を出していますが。
日本においてもっと広く紹介していただきたい物です。
原子力空母を含む何席もの軍艦が友達作戦に出動し、沖縄駐屯の海兵隊も大規模な援助活動を行なっています。 これだけの規模の軍隊を活動させるのにかかる費用は莫大です。 これすべて米国民の血税によって運営されているわけです。
今後も思いやり予算、よろしくお願いしますって感じですね。
仙台空港の一部が使えるようになったというニュースの時に、なぜ一言でいいから「米軍の協力で」ぐらいは「添え書き」できなかったのでしょうか。米軍の能力は軍事作戦の一環としてのものですから、マスコミも報道するのを憚ったのでしょうか。
WAC発行のWiLL5月緊急特大号に名前を見ただけで不愉快になるT・Sが「わが世代の二度目の敗戦」なるコメントを寄せているそうですが、この点だけは同感です。そうです、残念ながら二度目の敗戦です。
国土の復興と国民生活の再建にむけて、普通の国になるためのスタートをきりましょう。
本日一面の産経記事を下手ですがスキャン画像として掲載しました。
中味が一致しますので、良かったら画像をお使い下さい。
http://hanausagi.iza.ne.jp/blog/entry/2214737/
私は基本に自主防衛論者なのですが、米軍の皆さんの活動を見るにつけ、本当に有り難いと心から思います。オーストラリア軍も大型輸送機の派遣を延長してくれましたし、同盟国や友好国による軍事的支援にはただただ感謝するのみです。
思うに、日本も本格的に航空母艦の導入運用を考えた方がよいかも知れません。災害派遣に限らず、シーレーン防衛のためには原子力潜水艦とともに、必要なハードだと思います。
さて、話は変わりますが、今日も私は、無為無策な菅内閣を尻目に、自家用ヘリコプターで都内から岩手県釜石方面に物資(主に、要望のあった女性用品や歯磨き粉などの日用品)、医薬品、看護士を空輸しました。
吉里吉里という集落では、津波で両親とはぐれたという小学生を救助し、釜石市の対策本部までヘリコプターで連れていきました。希望を持ち強く生きて欲しいと願います。
菅内閣は本当に危機感を持っているのか? 唐丹にある被災地の避難所では食べ物の奪い合いが起こり、怖がった女性や子供がこの寒い中、外の車庫に逃げ隠れたという出来事があったそうです。
自警団だけでは限りがあります。治安維持のために大量の警察官が必要です。場合によっては、自衛官にも捜査権、逮捕権を与えても良いかも知れません。
午後にもフライトする予定です。
本当に腹立たしい限りです。
仙台空港へ最初と到着した救援部隊は米軍のパラシュート降下
による隊員と運搬機材だった?
物資輸送ヘリが無許可で着陸した言い訳が「揚力不安定になり
緊急着陸した。積み荷を降ろして身軽になり、ようやく離陸
できてなんとかベースに帰着できた」?
これが本当のことなら、その陰に無数の英雄的な働きと感謝に
値するエピソードがたくさんあること間違いなしです。
先ほどネットで以下のサイトを見つけました。
http://www.flickr.com/photos/3mefpao/
「Operation Tomodachi 」での海兵隊の活動の写真が多く掲載
されています。中には普天間での支援活動の様子もあるようで
すが、これを見た米軍の沖縄追放を叫んでいるやつらはなんて
言い訳するんでしょう。
これでも「普天間は危険で不要な飛行場だった」と言うんで
しょうかね?
私は彼らの機動力に特に感心します。彼等の機動力は1つには当然ながら航空機やヘリコプターによる輸送をメインにしている処から来ていますね。単に速度が早い、地上の状況に関わりなく運べるという以外に、地上状況に起因する細かい条件がどうであろうと同じオペレーションで対処できるという点が大きいのでしょう。
対するに日本側はどうも陸路輸送に拘り過ぎている様な気がします(現場を実見していないので印象ですが)。当然、道路状況を補修しながらだから遅い。その度に何がしか書類も往復して認可の事務処理が入るのでしょう。米軍や自衛隊から被災者に補給物資が手渡しされるのを阻もうという魂胆を疑ってしまいますね。
後、皆さん指摘していますが、こうした報道があまりにも少ない。
その所為か否か日本政府もあまり感謝している様に見えない。こうした報道こそ被災者に希望を持たせると思うのですが、テレビは大規模な避難所での個人的な感動・可哀想シーンばかりです。
さっそく画像を使わせていただきました。
お礼を申しあげます。
しかし, 復興に向けても民主党政府と議論しなければなら
ないのでは米国もやり切れないでしょう.
日高義樹氏の「今アメリカで起きている本当のこと」が
衝撃的です. その中で, 民主党政府を選んだ日本国民に
対する信頼が揺らいでいるという様な記述があります.
ここに書くのは筋が違うかも知れませんが, 在米の方々には
占領政策の影響が長く尾を日いている事実があることの
説明をお願いします.
米軍の救援活動は日本のメディアでも以前よりはずっと多く報道されるようになりました。
そのための米側の費用は国防総省がその一端を発表したが、莫大になるでしょう。これは一般の義援金に勝るとも劣らない価値があるといえます。
普天間基地についてのご指摘は重要な点だと思います。
米同盟の真価発揮の大きな見出しとともに
軍精鋭3時間で仙台空港復旧
大震災せかいから勇気
130超え 国地域支援の詳細のリストが
国旗とともに掲載されています。
アメリカの人 物量は圧倒的です、
この記事はMNS産経ニュースにはUPされていませんね。
是非YAHOOニュースから入ってMNS産経で読みたい
ものです。
そして、一面全部を使って報じた産経新聞にも感謝致します。
左傾化する我が国に大きな楔を打ち込んだのではないでしょうか。
次は、我々日本人が内政問題を解決し、「普通の国」になる番ですね。
そうですか。
わかりました。
ありがとうございます。
>米軍の救援活動は日本のメディアでも以前よりはずっと多く報道されるようになりました。
>
それは喜ばしいことです。
>そのための米側の費用は国防総省がその一端を発表したが、莫大になるでしょう。これは一般の義援金に勝るとも劣らない価値があるといえます。
>
まさにそう思います。
アメリカと日本は同盟関係にありますが今回の災害救助はその枠を遥かに超えた物だと思います。 これはアメリカ政府から日本へ「アメリカは日本の復興を信じる」、「アメリカは日本を見捨てない」というメッセージではないかと思います。
私が払った税金がこのような形で使われるのならば本望です。
中国からの15人の救援隊の出迎えにわざわざ外務副大臣とかが空港に歓迎にいくという菅政権、アメリカへの感謝の表明は公式にしてもらいたいですね。
米軍の今回の緊急出動は米側がその経費を払うわけですが、いま財政赤字に悩むアメリカでもその支出に文句は出ていません。
産経の報道姿勢はいいですね。自衛隊や米軍をワザと無視しがちな他のメディアも見習ってほしいものです。
ところで、写真中のワッペンはいいですね。デザインもすっきりしてる。1つ欲しいものだと思います。どっかのワッペン屋さんが作って売り出さないものかな。
計画停電で東京は灯が消えたようになってるとか。経済によろしくないです。
私も、在日米軍による「トモダチ作戦」の推移は米軍HPを通してずっと追っかけておりました。本日の産経新聞の一面は、永久保存版だと思います。
それからどことは申し上げかねますが、間違っても豊かな国、とはいえないあの国その国から義援金が届いております。タレントさんやプロスポーツ選手からの個人的義援金にもはるかに届かない額かもしれませんが、そのおこころざしに感謝したいですね。
草莽の、名も知られぬ日本国民が、人知れず積んだ陰徳なのだと思います。
>どっかのワッペン屋さんが作って売り出さないものかな。
岩国や厚木のフレンドシップデイで絶対に発売されますよ。
自衛隊の航空祭やオープンハウスでも売ってもらうように
しなければいけません。絶対に買ってフレンドシップデイ
には肩に縫い付けて出撃します。
アメリカのいまの日本支援は全国紙がこうして一面で大々的に報道するに十二分のニュース価値を持つ出来事ですね。軽視する側の感覚がゆがんでいます。
このワッペン、本当にみればみるほど、元気づけられるデザインですね。
今回のアメリカからの救援隊、本当にすばらしい活躍です。
正直ここまで献身的に協力してくれるとは思いもしませんでした。
記事のワッペンですが、↓にいきさつがありました。
http://east-1.air-nifty.com/east1blog/2011/03/post-4e01.html
他にもこんなのを↓描いてみた絵師さんもいます。
http://senami345.blog104.fc2.com/blog-entry-108.html
日本国内のメジャーなマスコミでにはなかなか載りませんが、彼らの活動に深く感謝しかつ敬意を持っている日本人はたくさんいます。
> おはようございます。
>> さて、話は変わりますが、今日も私は、無為無策な菅内閣を尻目に、自家用ヘリコプターで都内から岩手県釜石方面に物資(主に、要望のあった女性用品や歯磨き粉などの日用品)、医薬品、看護士を空輸しました。
>
> 吉里吉里という集落では、津波で両親とはぐれたという小学生を救助し、釜石市の対策本部までヘリコプターで連れていきました。希望を持ち強く生きて欲しいと願います。
ーーー
本当に頭が下がります。深い感謝、感謝。この様な人いると伝えます。この様なヘリは飛行距離は?釜石等で燃料を入れなければならないのですか? 速度は? 酷く良い整備がなされているのでしょうね。全然調子が良いのでしょうね。