ワシントンの中国人の知人から、いま中国で日本での放射能問題に関連して流行している言葉を教えられました。

  

 大和民族

 炎黄子孫

 

 大核民族

 塩慌子孫

 

中国語や中国に詳しい方なら、もうすべてわかってしまうでしょうが、大和民族は日本人を指すことは明白です。

 

炎黄子孫は中国人全体を指します。

中国古代神話の炎帝、黄帝が漢民族主体の中国人の始祖とされ、その子孫がいまの中国人だというわけです。よくある表現です。

 

しかし下段の言葉は今回の大震災でいまの日本人は大核民族になったというわけです。

「大核」はいうまでもなくいまの福島原発事故からの放射能問題を指します。

 

そして「塩慌」というのはいまの中国各地で起きている塩買いラッシュのことです。

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中国では日本からの放射能汚染を恐れ、その防止には塩をつければよいという説が流れて、塩を慌てて買う人たちがあいつぎました。一人で6トン以上も食塩を買い占めたという中国人の話が中国の新聞で報じられました。

 

食塩のなかの沃素が放射能汚染を防止するというウワサが流れた結果です。ところがこのウワサには根拠はなく、デマに近いとされました。

http://image.excite.co.jp/feed/news/Reuters/odd/2011/E1300415779898_1_s.jpg

 

だが、いずれにしても塩慌子孫というのは、中国人自身がそんな状況を踏まえて、自分たちへの一種の揶揄をこめて作りだした言葉といえましょう。塩を慌てて買い占める民族という意味です。

 

そしてこの「大和民族 炎黄子孫」と「大核民族 塩慌子孫」とは発音がほぼ同じです。だからこの造語は一種の語呂合わせ、言葉遊びです。

 

とくに日本側をからかうような意味合いはなく、むしろ中国側での自己批判のような感じだといえます。

 

しかしいまの日本人が大核民族と呼ばれていること、へええ、と感じたので、あえて書きました。

 

この言葉は中国のネットでそこらじゅうに流れているそうです。