プロ野球を予定どおりに開催してはならないという主張が広がり、セリーグは開幕の予定を遅らせました。
その延期の決定までには激しい議論がありました。セリーグ側は加藤良三コミッショナーが球団側の意見を代弁する形で予定どおりの3月25日開幕の方針を唱えました。しかし菅政権の蓮舫大臣やプロ野球選手会長、そして「世論」の反対の声に押されて、セリーグは開幕をパリーグと同じ4月12日から、と決めました。大きく譲歩をしたわけです。
いまの日本では被災地で苦しむ人たちの救済に全日本が一致団結して当たるべきことは言を俟ちません。電力の節約も必要です。
それに私自身はプロ野球にはほとんど関心がありません。たとえプロ野球がなくなっても、高校野球がなくなっても、個人的には困ることはとくにありません。そのうえであえて発言するのですが、今回のセリーグの開幕時期をめぐる議論で出てきた「この時期にプロ野球をすることは不謹慎」という主張には強い疑問を覚えます。いま野球をすること自体を不謹慎とは思わないという加藤コミッショナーの言葉に思わず、うなづきました。
日本全体が大きな天災に見舞われた直後の時期には、その救済が超重要だとはいえ、国民すべてがその作業にかかわることはできません。そういう直接のかかわりがない人間でも、派手な騒ぎや贅沢な遊びや豪華なパーティーなどを自粛する、つまり謹慎するということも、自然だといえましょう。
しかし自分の本来の職業活動までをその「謹慎」の対象にすべきだと他者から指示されたら、どうでしょうか。救済に直接の関係のない経済活動、社会活動、あるいはスポーツや娯楽の活動を、従来のまま続けてはいけないと命令されたらどうでしょうか。どこまでが謹慎で、どこからが不謹慎なのか。
ちなみに辞書によると、「謹慎」とは「言行を慎むこと、つまり発言と行動を抑え、慎むこと、とくに悪行の罰として、そのつぐないをする」という意味だとされています。この解釈に従うと、この時期には職種によってはその職業活動そのものを停止せねばならない、ことにもなりかねません。プロ野球はその範疇に入ってしまったようです。
節電は重要です。しかしセリーグが予定どおりに開幕すると宣言したときも、電気消費にはいろいろな条件をつけて、それなりの配慮は払われたようです。だから問題の核心は電気ではなくプロ野球そのものだといえます。
選手たちの多くが予定どおりの開幕に反対したとか。そして予定どおりに開くことは「不謹慎」という声も出たと聞きます。もしそうだとすれば、選手たちは自分の職業が場合によっては不謹慎になりうる職種だと考えていることになります。普通のサラリーマンが自分の会社に出勤することは、いくら非常時でも不謹慎とはされません。
まずこの謹慎、不謹慎の問題も、自分自身の職業自体を指すのか、それとも職業を離れての活動を指すのか、区分する必要があります。商社員が自社の活動本体を続けながらも、たまたま大震災直後に大ゴルフ大会を開く、大パーティーを開くという予定があった場合、その挙行は不謹慎とされても仕方ないですね。だがゴルフ場で働く人たち、パーティー会場で働く人たちまでが出勤して、行事の開催を可能にしておくことも不謹慎なのか。
パチンコをすることはどうなのか。映画を観ることはどうなのか。いや自宅でテレビドラマをみることはどうなのか。みな悲惨な被災者を救うこととは直接に関係がありません。居酒屋を経営したり、そこで働くというケースも同様です。居酒屋の場合、店を開くことが不謹慎なのか、あるいは居酒屋に行って、飲食をすることが問題なのか。こういう娯楽や慰めの活動では営業する側も、享受する側も不謹慎なのか。難しいですね。
では野球はどうなのか。「世論」では高校野球を予定どおりに進めていくことは不謹慎ではないようです。ではプロ野球はどうなのか。コンセンサスはまず得られないでしょう。
しかしプロ野球の選手たちがいまゲームをすることを不謹慎だと自ら言うならば、彼らが一生の職業として選んだ活動自体が不謹慎だと宣言することにもなりかねないところに、私は違和感を覚えるのです。そもそもあなたがたは不謹慎なことをしているのですか、と。
周知のようにアメリカではメジャーリーグが2001年9月11日の同時攻撃テロの際、わずか6日後にはゲームを開催しました。その際にはメジャーリーグ側は野球がアメリカ国民を鼓舞すると宣言し、国民の側もうなづく形となりました。日本でもこういう考え方をしてはいけないのか。
またこういう危機の際にこそ、国民一般はそれぞれ従来の責務に励む、つまり自分の職業や学業に精を出すことこそ、国家や社会に勢いをつけ、復興や救済を早める、という考え方もあります。だがその職種によって自分の本来の職業活動は止めねばならない、となると、では誰がどうやって、その職種の特定をするのか、という疑問が浮かびあがります。
コメント
コメント一覧 (85)
非常に重いエントリーをありがとうございます。
実は昨日、新宿で行われた「パチンコの節電を求める署名活動」に参加してきたのですが、二時間強の間に若い人を中心に350人もの署名、それも非常に積極的に協力してくれる姿に感激しました。
JRでは暖房を止め、駅のエスカレーターまで止めて節電しているのに、新宿大手のマルハンでは堂々とからのエスカレーターを一日中動かしているのです。
エントリーのご主旨に全面的に賛成致します。
ナイターを開催することを控えようというのは、電力の節約という観点から言われたことです。文部科学省は、2社管内の地域では「厳に慎むようお願いします」と求めています。つまり東電と東北電力の地域ではダメといってますが、それ以外の関電とか九州電力の地域ではOKのようです。
巨人滝鼻オーナーの「開幕はお上(政府)が決めることですか」と言ったことが、2ちゃんでは叩かれました。傲慢であるとか、節電を考えないのかといったふうに。選手会長が「悲しい」と言った意味はよくわかりません。私はプロ野球ファンではないので発言を追ってるわけでもないので。同様に滝鼻オーナーがどういう真意で言われたかも分かりません。
プロ野球が不謹慎な興行なのか、プレーすることは不謹慎なのかという点は考えませんでした。1つの論点と思います。プロ野球は社会にとって不必要であり、いざとなれば斬り捨てられて当然の賎業なのかと。誰がそれを決めるのかと。
東京ドームでナイターをやったとして、それで停電地域が増えるとも思えませんし、(本当のところは分かりません、東電の意見をまず聞くべき)やってもかまわないのじゃないかと思います。
私としては民間でやってることにあれこれと口をはさんで当然という民主党独裁体質政権のほうが危険に思えます。震災を口実にしてバラ撒きで巨大メガ政府を狙っているようにも見えます。
ご支援、感謝します。
魔女狩りには注意していきたいです。
という力が働いて、明確な理由も無いところで、
必要以上に自粛圧力が働いている部分というのも確かに感じます。
そして、野球だけ仕事をしちゃイカン!というのも確かに理不尽ですね。
しかしその一方で、電力問題という理由だけではなく、
安定しない原発問題、まだ続く高震度の余震、インフラの脆弱さなど、電力以外の問題も多々あると思います。
1箇所に大勢の人を集めて、そこで震度6以上の余震が起きたらどうするのか?
余震が多発するリスクはわかりきっているのに、人を集めてよいのか?
原発がさらに悪化して、社会が大混乱した場合はどうするのか?
球場の電力以外にも、恒常的に電力不足の状態だから、いつ大規模停電がおきるかわからない状態で、もしゲーム中に大規模停電が発生したらどうするのか?
余震、原発、インフラの脆弱さ、という面から考えても、リスクはとても高いと思います。
これらのうち、いくつかは時間と共に解決されていくはずだから、時間的猶予をとる意味は十分にあるんじゃないでしょうか?
まだリスクの低い場所でやるなら理解をもう少し得られたかもしれませんが、ナイターやリスクの高い東京ドームでの開催を主張しすぎたため、反発がさらに大きくなってしまったところもあるのでしょう。
始めに東電管轄外での開催を飲んでいたら、もっと早期に開幕できたかもしれませんね。
欲を張りすぎたら良い事が無いって事でしょう(笑)
あと、今回の事とアメリカのテロを同列に比較するのはちょっと無理があるような…
あと、自粛(というか、被災者を思いやる気持ち)も大事だし、逆に自粛ばかりしてないで経済を回すという事も大事だし、どちらが正しくで、どちらが間違いという問題でも無いと思います。
一旦経済を止めてでも、みんなで被災者の事を思おうってのも絶対必要だし、被災した人たちを支えるためにも経済を頑張ることも大事。
経済だけを追いかけても、そこに人としての感情が無ければ、そもそも何のために金儲けしてるのかわからないって事もあるし。
必要なのはメリハリをつけることじゃないかな、と思います。
今の状況を知らなさ過ぎる!!
知ろうとしない・・・ のか。
産経にこんな人がいたとは、がっかりしました。
ダメ! ではないし、 止めれでもない。
今の状況が好転すると期待する、少しの期間は
待とう! ということは、当たり前のこと。
老人ボケの無自覚に追従してはいけない!!
北の ひろさん
加藤コミッショナーは就任以来、試合使用球の統一、ボールコールの国際規準化、それに両リーグの審判団の統合等素晴らしい指導力を発揮して来られました。ファンが2011シーズン両リーグが足並みそろえて日本シリーズ終了までどう展開してゆくのか、大袈裟にいうと固唾をのんで見守っていました。
ところが出できた結論は、両リーグバラバラのペナントレース展開です。コミッショナーの決断力に期待したファンは勿論、選手諸君ががっかりしたのは当然のこと、コミッショナーに対する風当たりが強くなるのはやむを得ないところです。
不謹慎か不謹慎でないかはファンの心情ではありません。誰が言い出したのかわかりませんが、なんか土俵の外でファン以外がとっくみあいをしているような興ざめた話題です。
個人的にはどうでも良いのですが、プロ野球の裾野で飯を喰ってる人の雇用が気になります。球場の整備・売店関係者、門前町の商店、グッズ製造販売業者、マスコミ関係者・・・裾野は結構広大で連鎖的な影響があるのではないかと。
プロ野球選手自身は年棒だから良いですけどね。
関東ではナイター止めて土日中心にやるとかの判断は連盟+東電+自治体で調整すればよいですが、上記の事柄は念頭に置くべきです。
あえて反論すれば、遠くからだと木よりも森がよくみえるかも知れませんよ。
議論の本質はセパの調整などというよりも、こういう特別な時期にプロ野球を止めるのかどうか、という点に、結局は収斂しませんか。
いきなり口汚くののしってくるのは、まともな議論ではかなわないという降伏の白旗だね。
電力についてはもっと詳しく論じることは私にもできます。
しかし時間が解決する問題だという点はとくに同意できますね。
「計画停電」ということをしなくても、電気使用量のピーク時を減らす(ピーク近くになれば、ラジオ・テレビで知らせる。発電機を持っている企業を活用)ようにすれば済むだけの話にも関わらず、電気量の全体を減らすということをしています。
停電をすることにより、企業活動を減らし、売り上げ・利益が減り、経済活動が低下して、GDPが縮小していきます。
また、やたら活動の縮小を宣伝していますが、米国の9.11や、イスラエルのテロがあっても、それに負けること無く、平常の生活を続けることで、テロに負けない姿勢を示していました。
今、民主党政権が行っているのは、「震災に負けて挫ける」ようにしています。
野球やサッカーなどのスポーツをして、募金でも募ればよく、また、災害に会った人たちに、気を紛らしてくれる行事も必要です。
昨日、ドバイの競馬で、日本の馬が1・2位を取ったようですが、これも元気にする明るい話題です。
日本国民を元気にすること、
その手段としてのスポーツは有効ですね。
>iza101955 さん
>
>いきなり口汚くののしってくるのは、まともな議論ではかなわないという降伏の白旗だね。
まあ、罵るのはともかく、非常にピントのズレたトピと感じる人は多いはず。
”野球が不謹慎というのではない”というのは明白。
首都圏でも計画停電が続き、私鉄は間引き運転。各家庭の節電を呼びかけている今、ナイター強行。これではますますプロ野球離れが加速します。
”ナイターでなくデイ・ゲームで”という意見を、「お上の言うこてではない」と一蹴しようとするマスコミ出身オーナーの傲岸不遜な態度に大部分の日本人が怒っているのです。
日本ではスポーツの地位が概ね低すぎます。例えば、五輪でメダルを取ったアスリートは一時持ち上げられるだけで、そのスポーツの抱える根本的な環境面、資金面の問題は置き去りのまま。荒川静香さんが金メダルを獲得してあんなに日本中が盛り上がったのに、日本国内のスケートリンクは次々廃止。まぁこれは一例にすぎませんが。
結局、スポーツを国家、国民の文化、伝統と位置づけていないから、スポーツが真の文化、伝統として根付かない。プロ野球の延期問題もそこにある。プロ野球が本当に日本人の文化、伝統であるならば、誇りを持って堂々と開幕できたはずです。
ちなみに、全く関係ありませんが、私の自家用ヘリコプターによる被災地への救援活動がTBSテレビに取り上げられました。感無量です。今後も被災地のために出来ることを精一杯やりたいと思います。
>weirdo31 さん
>
>あえて反論すれば、遠くからだと木よりも森がよくみえるかも知れませんよ。
>
>議論の本質はセパの調整などというよりも、こういう特別な時期にプロ野球を止めるのかどうか、という点に、結局は収斂しませんか。
古森さん、議論をそちらへ誘導していった、森も木も見ているくせに、敢えて問題を政治がらみあるいは特定の人物にもっていったマスメディアにあるのではありませんか。
震災による経済活動への影響は,もういろいろな所に表れています。東北の温泉地旅館,都内のホテルの宿泊,宴会等の増大なキャンセル。百貨店などの高級品の売り上げの低下など,直接的に影響の出やすいところから表れています。その影響は短期的には,従業員の解雇,企業倒産,長期的には景気の低迷となって表れてくるでしょう。
経済的活動の上ではプロ野球開催は,それに携わる人々への支えとはなるでしょう。しかし,それは観戦する人々の経済的余裕が基となると思います。
震災の直接的,間接的被害者を互いに支え合う体制がどのように構築されていくかという方向性を考えない限り,今余裕がある者へもじわじわと影響が出てくると思います。
プロ野球も,開催計画を立てておくということは必要と思いますが,今の状況では一年間安定して開催できるかと心配しています。
大雑把な示し方ですが,関東地区での開催は,安全面での心配が大きいが経済的支えでは大切である・・関東以外での開催は,安全面では安心だがその地区だけが経済的に潤う・・・
これをどう調整して幅広く納得できる方向を見出せないかと思います。端的に言えば関東以外で開催した利益を関東地区の関係者にどのように振り分けるかです。東京ドームは巨人の所有物ではありません。東京ドームが倒産するかもしれません。経済的負のスパイラルをどのように止めることができるのか。もちろん私はその当事者ではないですし,具体的提案をできる力もありません。初めに挙げた事例への対応を含めて幅広い同意形成が必要だし,行政も指針を示すべきだと思います。私は震災地より遠隔地に居ますが,じわじわと影響が迫ってきていると心配しています。
今まで考えもみなかったことが,震災を通していろんな関係性が見えてきたと感じています。このブログへの投稿も,自分なりに気がついたと思うことが,何かの役に立てばという気持ちからです。そして,このブログでの議論が,関係者当事者への何らか具体的提案になますよう古森様よろしくお願いします。
プロ野球の開幕を少し遅らせてみて、あるいはまったくキャンセルしたところで日本の実体経済全体にどれほどのプラスがあるのでしょうか。
いろいろな事象把握や,想像,提案には裏付けとなる具体的数字は持ち合わせていません。東京ドームが倒産するかもしれないというのは,想像の積み重ねからの想いです。そんなことを表明することが不謹慎かとも思いますが,いろんな面でそれらを打ち消すような,また事態収拾のための具体的数字を何とか広く示してほしいと思います。
親戚や知り合いを亡くしたかたが多いうえに、会社も無く途方に呉れてる方も多いようです。甥っ子の給料は40%カットだそうですし、妹のパート先の会社は建物自体が無くなったそうです。
野球をすることには反対しませんが鳴り物でドンちゃん騒ぎされると違和感を感じますね。
野球が自分の生涯の職業ならば、社会への貢献をもっとプライドをもって体現できると思うのですが。自分の職業が不謹慎だという発想が理解できません。
自家用ヘリでの活動がテレビで報道されたのですか。
よかったですね。ネットでその番組をみられるとよいのですが。
でもあなたは22歳だとどこかで書かれていましたが、それで自ご自分のヘリコプターを所有し、操縦してるんですか。すごいですね。
>プロ野球の開幕を少し遅らせてみて、あるいはまったくキャンセルしたところで日本の実体経済全体にどれほどのプラスがあるのでしょうか。
この点では,予定通り開催する方がプラスになると思っています。しかし,大停電などへのリスク回避を裏付ける数字を出すということが,必要か否かということです。
大変な惨状ですね。
妹さんたちもお気の毒です。
野球どころではないという感じはよくわかります。
プロ野球も選手だけでは成り立ちません。観客がすべてボイコットすることになれば、この議論にも自然と結論が出るでしょうね。
言いたかったことを書いていただきありがとうございます。
不謹慎の基準も、言葉狩りのようにメディアに決められてしまうようでは、隣国の民度を笑えないと思いますね。
電力に関しては、ナイター自粛の正当な理由になりそうではありますが、他にも電力需要の大きい業種施設も多く、公平でなければ納得しかねるのではないでしょうか?
よく引き合いに出されるように、非合法賭博に近いパチンコ業界も、いくらか省電力しているとはいえ、停電時以外は朝から晩まで営業しております。
ディズニーランドも東京ドームの電力消費量の10倍とのこと。
この風潮(空気)が続いたら、液状化が解決されても、営業再開は容易ではないかもしれません。
野球も含め、私企業の営業に自粛を求めるのなら、公平な一定な根拠が必要と思いますけどね。
そもそも東京ドームは読売の関連会社ではありませんから、巨人が興行しなかったら当然別のイベントの誘致に走るでしょうし、それもダメでは遊園地も閉演してる現状、経営危機になりかねません。
政府が借り上げて被災者収容所にしても、電気使わないわけじゃないですしね。
民間に自粛を求めるのならば、その基準の明示が確かに不可欠ですね。でないと、恣意の独裁となります。
なにやら今回のセリーグ騒ぎでは魔女狩りふうな展開を感じます。
不謹慎な言い方をすれば「付和雷同.」
柔らかくいえな「他人様の目を気にする.」
他にもいろいろと表現の仕方は有りますが,今回は某オーナーが取った傲岸不遜な物言いが決定打になったのでしょう.
小生はなるべく市民の自由と意思を尊重したく指向するけど、この度ばかりはカネで解決できない。カネ積んで電車を増発できるならともかく、一般市民が、限定的なリソースを確実に消費する夜間の大規模イベントについて見送られるべきだと考えるのは、魔女狩りというより、ごく自然なことだと思う。
もちろん被災者には比すべくもないにせよ、東京の一般サラリーマンが、営業活動、生産活動を大幅に制限されながら、日々耐えている通勤時の苦痛、けして小さくない。
これは大袈裟な表現じゃなく、商工会の社長連中なんか、顔面蒼白目はうつろ、なんてのがゴロゴロいるよ。
>節電は重要です。しかしセリーグが予定どおりに開幕すると宣言し >たときも、電気消費にはいろいろな条件をつけて、それなりの配慮 >は払われたようです。だから問題の核心は電気ではなくプロ野球そ >のものだといえます。
ここの認識が反対の方々と違うのだと思います。ナイターをやることが「それなり」の配慮でしょうか。ナイターをやらない選択肢は十二分にあった。ホームとビジターをしばらく入れ替えるだけでよかったのにですよ。未来永劫、東京ドームでナイターするななんて誰も言っていない。
だから問題の核心は電気なのです。プロ野球が不謹慎なのではなく、ナイターが不謹慎なのです。
セリーグの日程延期は後付け(ナイターを撤回したからパリーグと開幕一緒でいいやとしただけでしょう)、セリーグがナイターをしないで3/25開幕としても、これほど批判は来なかったと思いますがどうでしょうか。
それよりも私が今回違和感を感じたのは、「世論」の趨勢が決したタイミングをみはからって、蓮舫大臣が、そのトレードマークである居丈高な発言を爆発させたり、選手会長を激賞したりするその「仕事」ぶりでした。
18日の時点では、「明るいニュースで国民を元気づけたいと考えたのかもしれない」と理解すら示していたのです。
早期開幕に拘った態度が「読売新聞のエゴイズム」と同業他社から
反発を食らったり「露骨な商業主義」との印象を植え付けたと
言うものでありましょう。プロ野球そのものの「社会的地位」の
高さも逆に非難の原因となったのではないでしょうか。
少なくともプロ野球とパチンコ業界を同列には語れないもの
があります(パチンコ業界を「世俗の賎業」と見る向きは
結構多いです。)
世論の猛批判をプロ野球に対する期待の裏返しと見る事も出来ます。
プロ野球は天皇陛下もご覧になられる数少ないプロスポーツです
からね。
思えないですよね。ナイターそのものが不要不急の電力を消費してることに
変りはないし、その同じ時間に停電で不自由な生活を強いられてる家庭があ
るわけだし。
とはいえ開幕がいつになろうとプロ野球の試合開催が「不謹慎」と決めつけ
ることは出来ないことにも同意します。早かろうが遅かろうが不謹慎なもの
はいつだって不謹慎だし、そうでない物はそうでない。
一方で、「全日程を消化することを選手側が約束した」から開催延期に同意
ということは、どう理解したらいいのですか?
「野球で被災者を勇気づける」ということと「全日程を消化」ということは
まったく何の関係もないですよね。開催を遅らせたら被災者を勇気づけられ
ない、でも全日程をこなせば勇気づけられるって変な理屈じゃないですか?
本来なら「被災者のために活動している選手の気持を尊重して開催延期はや
むなし、ナイターも時期と場所について配慮、冬期に試合を行うことによる
選手の怪我のリスクも考え、シーズンの短縮もありえる。そのさい興行収入
減少は避けられないので、来期の選手年俸に関しては選手会と協議したい」
くらいのことは言って良かったのではないでしょうか。
結局今回のことで巨人が叩かれたのは他者の困苦を顧みず、己の金儲けを優
先してるように見えたからじゃないか、と思うのですが。
多分にアンチジャイアンツの臭いが感じられますが・・・・・。
野球を不謹慎とは思わない(今、昼間に甲子園でやってるのも)。
単なる「節電しましょうよ」と「不謹慎」が混ざっちゃった議論のように思ってます。
日本のプロ野球屋さんって、なんでナイトゲームでないといけないんでしょうかね。
昼間に、できれば、60Hz帯でやっていただければ良いんじゃないかなぁ。
できれば、滅多にプロ野球の興業がない地域で。
多分に日本人の性情によるというところではないでしょうか。
周囲と違った行動を良しとしない、右へ倣えの典型かと思います。
職業に貴賎はありませんし、ましてや野球が非合法なものであるはずもなく、その点では当然に不謹慎と言う語は当てはまりません。
先ほど、被災地にお笑い芸人が赴いて被災者に笑いを届けている、というニュース映像を見ました。野球開催が不謹慎なら、避難所で明日の生活がどうなるかわからない被災者を笑わせるのも不謹慎になるはずです。でも、ニュースではそれを微笑ましい出来事と伝えています。
思いますにこの問題を悪化させたのは、開催を強硬に主張したのが讀賣グループだと報道されたところでしょうか。大ナベツネ氏が『戦後もすぐに始まった』『停電?関係ない』とか、オーナー滝鼻氏は『お上に言われる筋合いは・・・』とか、球団代表清武氏の苦虫を潰した顔など、次から次へと流されれば讀賣だけがごり押ししているとの印象を持ってしまいます。
詰まるところ、無能な政府に対するストレス発散口としての最適な対象にされたのではないでしょうか。
23区内でありながら計画停電地域に住む者としては、仰る通り、野球を槍玉に挙げるならパチンコも止めさせろと言いたいですし、繁華街で周囲が減灯・滅灯している中でこれでもかとばかりに電飾を輝かせる風俗店に理不尽さを感じております。
選手会一致の決断は、見上げたものじゃありませんか?
渡邉さんや滝鼻さんからすれば、ナマイキ言うな、お前らはバット振ってタマ投げてりゃいんだということでしょうが、選手会の意気と真摯さに、ベトナムで中国その他で常に万丈の気を吐いて来られた古森さんが二重写しになります。
都内は計画停電の区域外ですが、報道によれば、皇居では時間を決めて電気を切っておられる由。両陛下の場合も謹慎ではなく、やはり自粛、なのでしょうか。適切な言葉が分からず申し訳ありません。
ちょっと出しゃばりすぎかとも思いましたが、
レジャーの在り方の話ですのでコメントさせていただきますね。
地震を契機に様々な意見を目にしますが、
一方の立場に立ったものが非常に多いようです。
古森さまの今回の記事は興味深いですね。
議論が二分する原因はいくつかあるでしょうが、
ミクロの視点ではその産業との個人的なつながり、
マクロでは産業への世論の日ごろの理解が大きいと思います。
レジャー産業は所詮「遊び」に過ぎませんから、
この大変な状況では目くじらを立てる人が多いですね。
電力供給が限られている中で、
不要不急の需要を控えることは至極当然のことです。
一方で、レジャー産業に携わる人はこの産業を「仕事」としており、
生きる糧、たとえ減らしても続けるしかないのです。
有名選手は日々の生活には困らないでしょうが、
アルバイト清掃員の方は、休業の打撃をまともにくらいます。
避難所にて厳しい状況の中で生活している人には、
子供の遊ぶ様子やペットとの交流が癒しになるかもしれません。
その一方で遊ぶ物音が不快な人、衛生面からペットを遠ざける人もいます。
通勤途中、パチンコ店前の行列に顔をしかめる人もいれば、
それを当然のことと気にも留めない人もいます。
プロ野球の話も同じなのではないでしょうか。
ファンや常日頃関心を持つ方はナイターを擁護する意見が多いでしょう。
自粛を訴える選手は、世論の非難から野球を守るつもりなのでしょう。
普段野球を批判している人は、ここぞとばかりに声が大きくなります。
今回は巨人の渡辺会長への反発が大きかったようにも感じました。
そういった声が積み重なって世論になるのかもしれませんね。
野球はよくてもパチンコはよくないという人も多いようです。
やはり日ごろの世間の見方が厳しいのだなと再認識しています。
個人的意見としては、徹底的に議論をしたらいいと思っています。
古森さまご紹介の日本プロ野球、高校野球、米国のメジャーの例が
端的に世論の支持の大小を表しているように受け止めました。
ひょっとしたら小澤氏の資金問題の時ように
都市伝説的に囁かれていた問題などあれば、
これをきっかけに噴出するかもしれません。
ナベツネさんの表面の言動だけで、彼の主張と反対の側についてしまう一般の心情はよくわかります。私もその一人かも知れません。しかしご指摘のように、今回の論議のそういう次元ではないところへの感想を述べたつもりです。
古森の側にアンチ巨人の傾向が感じられるという意味ですか。
ご指摘のように、今回の論議は電気が主要な点ですね。
しかし電気以外の日本社会でのプロ野球のあり方とか、災禍のなかでの人間の職業活動のあり方とか、苦しんでいる人たちへのそれほど苦しんでいない人たちの言動のあり方とか、いう諸点も含まれていると思います。それらを論じたいと思いました。
蓮舫大臣のまさに居丈高な言動に「国家権力」という形容を与えるメディアはないですね。
いかに非常時とはいえ国家権力が野球の開催時期まで命令をする。
この部分だけをみても、論議の余地は十二分だと思います。
よくこのテーマだ書いていただいたと思っています。
ナイター自体ですが、消費電力の逼迫する時間帯ですので、関東圏での中止はナイターでは止むなしとは思っています。
ただ、不謹慎というだけでやめるというのはどうかと思います。
実際計画停電等で、企業活動は非常にダメージを受けており、再底辺の非正規社員たちやアルバイトは休まされて収入的にこれから厳しくなるでしょう。経済活動がこのまま停滞すれば、法人税の税収も落ちていきますし、その結果、復興支援、被災地の企業活動にもマイナスに働くでしょう。単純に不謹慎は戦前の"貴様それでも帝国国民か"とか言うのと同じレベルになるのではと危惧しています。計画停電もいかにして企業活動の縮小を最低限にするかというのが実際には必要でしょう、頑張ろう日本、日本は必ず復活するという言葉ばかりで、具体的にどうするというのが見えていないのが危険と思われます。民主党の国民主権や、政治主導に流されたバカな国民が多いことから、これからの悪化のほうが大きいのではないかと危惧しています。
なんで皆この問題を節電問題に限定してるのでしょうか。
小生には不思議で仕方ありません。
スマトラ地震で最大の余震が来たのは3ヶ月後であったはずです。
それも相当違った地点で。
首都圏直下で余震があるかもという考え方はないのでしょうか。
少なくとも夏ごろまで、人を大量に集めるイベントは控えるべき、
という発想は間違いでしょうか。
プロ野球の良し悪しではありません。電気の問題も二の次でしょう。
「想定外」とやらのことは起こるのです。
もっと謙虚に自然に大差なければならないと思います。
初めまして。
重要な点の提起ですね。
ただし国家権力も、プロ野球も、選手も、誰もその点に触れていないところをどう考えるかーーー
だからこそ、なおさら重要な点なのかも知れませんね。
非常に重要な点のご指摘だと思います。
国民と共に悲しみ喪に服す気持ちはとても大切ですが、被災地をを勇気づけることはもっと大切なことだと思っています。
高校野球のひたむきさはアマチュア精神と若さがあふれ、国民を元気づけると思いますが、プロであればプロとしての真剣勝負と技術の高さを見せることによって、国民を「鼓舞」することができる思われます。それが一つのプロ意識でしょう。
ただ一方観客は娯楽として大騒ぎして顰蹙を買う場合がありますが、それも一種のストレスの発散効果でもある訳で、過度になりすぎない程度なら許容すべきでしょう。
要は余り沈み込みすぎると本当に経済全体が沈滞し、実体的にも国が落ち込むことにもなりかねません。現にホテル、旅館などのサービス業は相当な落ち込みが心配されます。過度にはしゃぐ不謹慎は慎むべきですが、普通の人はできるだけ普通にすることこそが今の時期特に大切です。勿論被災者を支えることは大切ですが、それは自分達のできる範囲で、特に自らの職業を通じて支援し支えていくという意志をもつことが望まれます。
ところで特に被災地にある宿泊業、温泉などについては宿泊客が激減だと思います。そこでなんとか被災者のために使うことができないのでしょうか。本当は病気を持った高齢者などには是非温泉で療養してほしいところですね。政府や自治体で借り上げてでも利用することはできないのでしょうかね。旅館の数が多くて、ランクがバラバラで使いにくいのは分かりますが、いい知恵はないのでしょうか。
また、東電管内の電力不足に関しては、関西など西からはほとんど送れないのですから今はどうにもなりません。したがってこれも弱者や実体経済には極力影響を与えないように協力するというコンセンサスだけは持ちたいものです。
税収の落ち込みは大切な側面ですね。
民主党政権の対応という点ですが、大臣が出てきて、上から命令しながら、下の選手代表の発言のいいとこどりをして、大衆迎合的なパブリシティで受けを狙うという感じが否めません。まさか女性大臣、ゲッペルスから学んでいるのではないでしょうが。
日本社会におけるプロ野球とはなんなのか。
そこまで考えてもいいでしょうね。
ただし選手たちが自分たちの職業が場合によっては不謹慎になるのだと宣言することへの当惑は消せません。さらに大臣がその宣言の一部を自分の都合のよいように引用して、国家の意思であるかのように喧伝することには、さらに当惑するわけです。
ご指摘の点は確かにヘンな理屈ですね。
私もそう思います。
http://www.daily.co.jp/newsflash/2011/03/17/0003872906.shtml
傲慢なじいさんですね。この記事が拡散し一気にアンチ巨人ムードが
高まったような・・・
ところで今朝の産経はほとんど一面を使って自衛隊の活躍を
伝えてくれました。感謝します。
ほんとに過酷な任務です。
>古森様、こんばんは。
>野球を不謹慎とは思わない(今、昼間に甲子園でやってるのも)。
>単なる「節電しましょうよ」と「不謹慎」が混ざっちゃった議論のように思ってます。
>
>日本のプロ野球屋さんって、なんでナイトゲームでないといけないんでしょうかね。
>昼間に、できれば、60Hz帯でやっていただければ良いんじゃないかなぁ。
>できれば、滅多にプロ野球の興業がない地域で。
全く同じ事考えました。何故首都圏・大都市でやらねばならないのか?
何故デイゲームじゃいけないのか?
野球をやること自体不謹慎とは思えません。現に高校野球は関西でデイゲームでやってるんですから。
プロだからアマだからと言う理屈はおかしい。
プロ野球が地方都市に重点を置いて開催して、合わせて観客に寄付を募った方が余程有益じゃないかと。それで継続的な被災地支援にもなるし。
節電から見たら、客が居ても居なくても照明や電飾・空調をガンガン点けてるパチンコ店に節電をお願いすべきだと思うのですが、
この間の節電要請には、パチンコの業界団体には何も要請してないようですね。
意図的な物を感じるのは自分だけじゃないと思いますが。
でも選手会代表の「真摯な言葉」が政治利用されているとは思いませんか。
昭和天皇崩御の後も同種の議論が真剣になされましたね。
喪に服すことは重要でも、あまり長く、あまり広く人間活動を制限すると、社会全体、国全体が落ち込んでいくという主張がありました。
全体として少数派の主張、不敬ともされかねない主張でしたが、後からみると、一理も二理もあったようです。
こういう時こそ経済活動を盛んにすべくカネは盛んに稼ぎ使うべきです。同時に電気は節約するしかありません(節約というよりも、電力使用のピークを分散すれば良い訳ですよね)。
このジレンマの解決を工夫して愉しんでやれれば良いと思います
。
敢えてナイターでないことに付加価値を見出せないものか、或は、深夜にやったらどうでしょうか(夏とか何時頃がピークなんだろうか)。節電という言葉とは裏腹に何かと深夜営業が流行るかもしれません。
夏になったら会社に、短パン+Tシャツ+サンダルでの勤務を進言しますかね。ラテン職場。何だか楽しくなってきましたよ。
別にプロ野球をやったって良いと思います。
しかし計画停電の行われている地区でナイターでやる必要が有るのか?と言うことを非難されているのではないかと思います。
これは、行列を考えてください。
緊急事態が生じ行列しなければならない状態になりました。しかし普段でも傲慢で有名な団体が自己利益のために行列を無視しました。
こんなことが許されるのならば、非常事態だと思って行列に並び我慢した我々はどうなるんだ・・・と言う周囲の声だと思います。
プロ野球は興業ですし報酬を得る選手だけではなく、それで生活している人もたくさん居るんですね。
災害時に互いに助けあうのが日本人の美徳ではなかったのでしょうか。
そのような美点を持つ日本人からしますと、自分の利益ばかり考えずにちょっとは時と場所を考えろよ・・と言う事になると思います。
もし東京ドーム運営会社が他人の助けを一切借りずに、自前で燃料を調達し自家発電すれば誰も文句は言いません。発電ついでに近所に電気を分けてあげれば美徳として取り上げられ興業収入も上がるかもしれません。
時間が立ち被災者も落ち着いたら、球場の整備状況の悪さも承知の上で東北で開催したら喜ばれるかもしれません。
物は言いようで、普段から傲慢で知られる会社で傲慢で知られる経営者が傲慢な発言を、みんなが我慢している状態で行いますと叩かれて当然です。もうちょっと上手く立ち回ればこれだけの批判は受けなかったと思います。
選手の口から出た「不謹慎」という言葉は、
私は防衛本能からつい発せられたものではないかと思います。
レジャー産業は人の役に立たない産業と捉える方が少なからずいます。
私自身「そんなことは辞めてしまえ」と、
近親者からそれに近い言葉をかけられたことが何度もあります。
衣食住から程遠く、製品を作る訳でもないので、
娯楽を提供すると言っても理解できない人は確かにいるのです。
しかし、古森さまご指摘のように蓮舫大臣が
その言葉を利用するのは良くないですね。
プロ野球は文部科学省の所管のようですので、
消費者担当相は文部科学大臣と折衝すればいい話で、
そもそも蓮舫氏が自粛を求める権能を有しているのでしょうか。
本当に「不謹慎」なのは蓮舫氏自身なのかもしれませんね。
もうちょっと上手に、というのは、そのとおりですね。
でも菅政権で政治宣伝の部分を担当した人物は実に上手に立ち回ったとは思いませんか。宣伝戦の勝敗が明白になったという観もあります。
この主題とはややずれますが、自衛隊の方々の役割は本当に重大ですね。「暴力装置」が人命を救うのですから。
>たとえプロ野球がなくなっても、高校野球がなくなっても、個人的には困ることはとくにありません。
たとえば、パチンコ店にしても、それを経営している側の個々人の生活が圧迫されるのでは問題でしょう。
プロ野球開催に伴う、いろいろの経済効果を始めとした水面下の影響は、やはり野球そのものに関心の薄い、一般人の私には分からないことが多いのです。
でも、庶民には想像も つかないほど莫大な報酬を得てきているプロ野球を職業としてやっておられる人々を指して「不謹慎」というよりも、それを楽しみに行く観衆のほうには「不謹慎」さを多少なり感じないではないです。
まだ、たったの一週間や そこらで、泥や瓦礫に埋まったまま引き揚げられないでいる遺体が山積している最中ですから。
もっとも、飽くまで普段どおりということをアピールし、敢えて挙行することに、心理的な良効果があるということも否定はしません。
文字どおりライフラインとして第一優先に電力供給しなければならないという先へ まわす分を削減してでも、プロ野球開催するほうへ まわすのだということであれば、、、
私は、古森さん御自身、その一員で いらっしゃる産経新聞のニュース記事によって、東京ドームでの開催が、電力を非常に食ってしまうものと理解したのですが、その理解は大間違いだったわけでしょうか。
>セリーグが予定どおりに開幕すると宣言したときも、電気消費にはいろいろな条件をつけて、それなりの配慮は払われたようです。
知りませんでした。
「どこまで」「どこから」
まさに、新聞報道が伝えるべき内容にこそ問われるべき問題だとも思いました。
鋭い問題提起の諸点ですね。
本当にそう思いました。
>失礼ですが、古森さんはプロ野球にはご関心がないとのことなので、無理からぬところなんですが、問題の核心は不謹慎だとか不謹慎でないとか言うところにあるのではないのです。東日本大震災に遭遇したNPBとして2011のシーズンをどう展開すればファンにとってベストかということをコミッショナーとして決断するかというところにあったのです。利害が必ずしも一致しないセパ両リーグの各球団の実情を踏まえ、きちんと捌いてゆくのがコミッショナーの仕事でした。
>
>加藤コミッショナーは就任以来、試合使用球の統一、ボールコールの国際規準化、それに両リーグの審判団の統合等素晴らしい指導力を発揮して来られました。ファンが2011シーズン両リーグが足並みそろえて日本シリーズ終了までどう展開してゆくのか、大袈裟にいうと固唾をのんで見守っていました。
>
>ところが出できた結論は、両リーグバラバラのペナントレース展開です。コミッショナーの決断力に期待したファンは勿論、選手諸君ががっかりしたのは当然のこと、コミッショナーに対する風当たりが強くなるのはやむを得ないところです。
>
>不謹慎か不謹慎でないかはファンの心情ではありません。誰が言い出したのかわかりませんが、なんか土俵の外でファン以外がとっくみあいをしているような興ざめた話題です。
ーーーー
全く同感。どちらをとるか。どちらをとったら被害が大きいか、少ないか。東電の電力配電地域で節電していてJRの衛で困っている人達、被災者の人達が凍えている時にナイターをやって国経済を活気ずけようとする事とどちらをとりますか。東電の地帯でナイターをやらない、其れも嫌なら収益の50%をこの災害対策に寄付するとか。野球とゆう職業の問題ではない。コミッショナーも、オウナーも、選手達も色々な事を考えて結論を出してくれるのでしょう。この際大相撲で被害を被った周りのサポーター、下位力士のの生活の事が思い出されます。
2011.3.18 16:29
東京都の石原慎太郎知事は18日の定例会見で、日本プロ野球組織(NPB)がセ・リーグの開幕を25日と決め、ナイターでの試合となることについて、「節電で困っている人もおり、電気つけて応援でもない。やるなら日中にやるべきだ」と、ナイターでの開催に苦言を呈した。
NPBはパ・リーグの開幕を今月25日から4月12日に延期し、セ・リーグは予定通り開催するとしている。これについて、石原知事は「(開幕の可否は)野球の当事者が決めることだが、難しい選択。野球人として、いろんなことを考えざるを得ないでしょう」と述べた。
また、セ・リーグがナイターで開幕することについて「東京ドームに限らず、他の球場でも『節電、節電』といわれて困る人は困っているのに、とうとうと電気つけてピーヒャラ、ピーヒャラやって手をたたいて応援でもないだろう。やるならやっぱり日中にやるべきだと思う」と苦言を述べた。
2011/3/17付
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東日本巨大地震への対応を迫られているプロ野球。セ・リーグ6球団は25日開幕という当初の日程通り進めたい意向だが、選手会からは延期を求める声も上がる。試合開催となると、心配なのは、ナイター照明などで多大な電力を使うこと。節電対策も必要になりそうだ。 東京ドームではアリーナ照明と場内の冷暖房・空調が多大な電力を要する(東京都文京区)
「ナイター開催に必要な電力は1日あたり5万~6万キロワット時」。東京ドームの担当者はこう話す。イベントがない日の同ドームの消費電力は約1万5000キロワット時。両者の差の3万5000~4万5000キロワット時が、1試合にかかる電力に該当する。
電力会社の連合体である電気事業連合会によると、一般家庭1世帯あたりの平均電力消費量は2009年で1日あたり10キロワット時弱。東京ドームでナイターを開催すれば、少なく見積もっても、1試合あたり一般家庭3500世帯分に相当する電力を使うことになる。
東京ドームで多大な電力を要するのは、アリーナ照明と場内の冷暖房・空調。表示素子に発光ダイオード(LED)を配した大型ビジョンもかなりの電力を消費する。同ドームの屋根は光を通すため、デーゲームなら、電力の消費量は若干減らせるという。
ドーム球場とは比較にならないが、屋外球場もナイターでの消費電力は小さくない。ヤクルトの本拠地、神宮球場の1試合あたりの消費電力は2000キロワット時弱。照明に1000キロワット時、電光掲示板は770キロワット時を要する。横浜スタジアムは3時間のナイター使用の場合、照明だけで約3600キロワット時。掲示板などを含めた消費電力は4000キロワット時弱になる。
地震のため、東日本の電力不足は深刻で、計画停電も行われている。セ・リーグの球場のある地区は計画停電の対象外だが、開幕にあたって省電力対策は必須だろう。横浜は「試合開始時間を前倒しするなど柔軟に対応する」(加地隆雄社長)としている。
1。鳴いたーを東京ドームで予定道理開催して5万キロワットから6万キロワットを消費して3500世帯だけでなくJR 等に節電をしいての経済効果とか元気ずけ と
2。国民特に東日本の人たちに節電をしいて寒さの凍えている人達への苦難を少しでも和らげる為にナイターを当分東日本で中止する。どっち。
熱狂的野球フアン、東大出、英語研修組の秀才。田中眞紀子の強い要請にも係らず次官をはずされ遂に長年北米大使に。恐らく古森さんの友人。9/11後のメジャーリグのことはよくしっている。それで問題がなかったし成功したのを目の当たりに見て来た。絶対これで行く。俺が正しい。
ー”、、、ナイターキャンセルは莫大な損失。非難を受ける事は確実。国務大臣に公開の場で怒鳴られた。新井プロ野球選手会長も反対している。
”+”、、、儲かる。好きな野球が見られる。サポーターの生活がかかっている。
結論:国民を活気ずける為にナイターをやる。
新井プロ野球選手会長、
” ー”、、、収入が減る。特に下位の選手達の生活に係る。被災者に悪影響を及ぼす
”+”、、、収入が入る。中止か、延期で被災者の助けになる。
結論:延期、
石原知事
”+”、、、税金が入る。経済の活気に役立つ。
”ー”、、、都民が節電でひどい被害を被っている。
結露:反対、延期、
国民特に東日本の人達、、其れはないでしょう。俺はもう節電しない
野球フアン、、、嬉しい限りだ。
私の会社の仙台工場もようやく再開いたしました。
現地の方々の踏ん張りで設備が復旧し、今日から稼動、
との報を東京で聞いた時には皆から歓声が上がりました。
青森工場で仙台分をまかない輸送していましたが、
東京からそういった制御をしている仕事を担当している私どもは、
特別体制から通常体制へと歩を進めました。この間、ほんとに大変でした。
(ここにコメントさせてもらうのも、少し余裕が出来たからです)
またこれからも需要回復へ営業の踏ん張りが必要で、先は長いですが、
一ついえる真実は、仙台の人が、正常化に向け、仕事を再び手にしつつあると言うことです。
被災者の生活必需品や非常食を届けている仕事ではありませんし、
瓦礫の撤去作業をしているわけでもありませんが、
この時期に不謹慎などと言う人がいるのかどうかはしりませんが、
我々は生きている、働いている、というしかありませんね。
プロ野球選手も、よわっちぃ事ばかり言ってないで、
西日本からでも早々に試合をはじめ、稼いで、
1千万とか1億くらい寄付してみたらどうだ、と思いますね。
我々サラリーマンはそんな寄付なんて逆立ちしてもできないんだから。
たかが野球であっても、そんな野球に比類のない才能を与えられた、
特別の人にしかできない、寄与の仕方ではないですかね。
炊き出しを手伝うとか街頭に立って募金をする、とか、
プロ野球選手のする貢献の仕方とは思えませんね。
辻元のように国会議員が炊き出しの元締めをやるなんてのも、
国の仕事として本当にそんなことで良いの?と疑問がぬぐえません。
被災の際の振る舞いが海外から賞賛されましたが、
一方で何かやろうとすると、生意気だとか不謹慎だと足を引っ張る。
日本人の共同体を大切にする文化の光と影かもしれません。
◆試合を開催する場合、観客、選手の安全確保を最優先する。
◆今年の公式戦は全試合被災地、被災者へのチャリティー試合とする。
◆電力消費問題、放射能汚染の問題を含め、政府、監督官庁などの指示に従う。
の3点を要請ならびに徹底するように指示し、各球団から同意を得たことを明らかにし、併せて「ファンの皆様へ」(下記参照)と題し、プロ野球の試合開催する理由を訴えました。
同じく17日には、野球することの意味について、以下のように説明しています。http://www.npb.or.jp/npb/20110317comment_com_news.html これを読むと、外国からの視点も考えて日本の将来について考えるべきだとつくづく思います。
「...所謂、「風評」もあって、外国資本が日本から逃避したり、居住外国人が日本の西部、南部へ転出したりする事例が続き、株価も下落していると承知しております。こうした動きが又、海外にも増幅して伝えられ、東京が日本全土が極めて不安な状態であるとの過大で、誤った認識を与え、その結果、日本全体が更に沈滞するという負の連鎖を招きかねません。
こういう状況においてこそ、野球の出番があるのであり、プロ野球は被災地の人々にできる限りの勇気を届け、日本国全体に夢と希望を伝え、海外に対しても「日本は野球がやれる位落ち着いているではないか」「日本全体にはまだまだ底力があるではないか」との冷静で正確な事実認識を持っていただくための発信を行う役割を担うべきものであると、私は思います。プロ野球は、プロ野球の世界のためだけのものではありません。それは、日本国及び日本社会と共にあるべきものです。 」
おはようございます。
>古森の側にアンチ巨人の傾向が感じられるという意味ですか。
言葉が足らず、失礼しました。
アンチジャイアンツ、巨人叩きが感じられるのは社会の空気であります。
プロ野球など滅多に見たり聴いたりしない人の中に、ジャイアンツが負けると気持ちがいいと言ってる人が多いように感じます。 わたくしもプロ野球に関心の無い人間でありますが、そんな空気がイヤであります。
>プロ野球など滅多に見たり聴いたりしない人の中に、
>ジャイアンツが負けると気持ちがいいと言ってる人が
>多いように感じます。
>わたくしもプロ野球に関心の無い人間でありますが、
>そんな空気がイヤであります。
同感です。いわゆる「ジミンガー」に通じるものがありますね。
興味も無いのに「よく判らないけど、これこれを否定してさえおけば俺は権力に諂わない反骨者♪」という底の浅い反骨精神。
お久しぶりです。
御社の仙台工場の再開、おめでとうございます。
明るいニュースですね。
「馬鹿記者の理屈」ですか。
表現が貧困ですね。
知能もそうなんですか。
けなすにしても、もうちょっと気のきいたこと書けません?
加藤コミッショナー側の試合開催の3条件、きわめて重要ですね。
明記をありがとうございました。
蓮舫大臣はそれを知りながら、あくまで表面はそんな条件の提示などないかのように振る舞いましたね。やはり彼女の政治情報戦術にやられた観があります。
この補足説明でよくわかりました。
よくわかりもしないのに、という付和雷同、一瞬、「戦争は絶対にいけません」というNHKふうのセリフを連想しました。
一応、そう言っておけば、よい人、良識の人だと思われるという錯誤です。
❶球団名を讀賣ジャイアンツ〜東京読売ジャイアンツに戻す!
ユニフォームにTOKYOを入れる!
❷ホームグランド、東京ドーム以外にも開設
お台場スタジアム、併用デーゲーム開催可能!
❸讀賣新聞社はジャイアンツ同様にヴェルディも保有し愛情を注ぐ!
東京読売ジャイアンツ+東京読売ヴェルディを支援する!
❹スポーツ報知新聞は機関紙として月刊誌発行
月刊ジャイアンツ+月刊ヴェルディ
❺日テレはジャイアンツ+ヴェルディの主催ゲーム全試合中継する
>近年では御崩御の時でしょう。
>昔なら「勝つまでは・・・」の戦時中ですね。
有難うございます。まぁ、御崩御は判らんでもないし、戦時中は資源が足りない状況なんで理解できなくもないですねえ。今回はちょっと状況が違う・・・首都圏のピーク電力消費を上げない工夫をした上で、自粛とかすべきではないですよね。買電とか出来ないものか。旅行も、えー・・・風俗なんかも盛んに行くべきですね。
パチンコは下品な電気麻薬という理由で潰すべきとは思いますが、電力問題でどうこう言う気はしないかな。その裾野で飯食ってる人が居るわけだし。
> 宣言することにもなりかねないところに、
> 私は違和感を覚えるのです。
> そもそもあなたがたは不謹慎なことをしているのですか、と。
不謹慎はともかく、どんな時も胸を張って「俺の職業は価値がある」と言える人が羨ましいです。天よりも高くそう思える瞬間と「俺は社会資源を無駄にし悪を生む事業に加担しているだけかも知れん」というネガティブな気分になる瞬間と両方ありますから。。。
そういう葛藤の間で生きてる人は多いんじゃないかなあ。
この人は長年北米大使をつとめてプロ野球の熱烈なフアン。川上の選手のサインを父親から譲り受け、王選手とも交流がありG、パウエルと王の出合いを仲介したりアメリカのプロ野球の始球式もしたことがあるとか。この人は9/11後に国民が驚愕して恐れていた時にメジャーリーグが予定どうり開幕したのに深く感動したのだろう。自分の持っている助け合い とか和とか困ったときの助け合いと言う考え方からすると考えられない判断に驚いたのだろう。それだから今度の東北の大震災の際にも躊躇する事がなかった。案の定非難ゴウゴウ。悪くとるとバタ臭い、まねをしただけ、不謹慎だなどといわれた。アメリカ人達はテロのやられて打ちのめされてはならない、生活のリズムが狂わされたと見せてはならない、何事もプラス思考でPOSITIVE THINKINGで立ち向かおうと考えた。沢山 本が出ている。其れを実行している人は沢山いる。引きこもりが少ない。と言うことではないかと思う。自分の思考過程と違った他国の習性に”アラ!” と驚く。日本人が殆ど列を乱さず何時間でも列を作って支援物資を受け取っている事等は中国人、アメリカ人には大変新鮮に見えた。
この件ですが計画停電の流れも重要ではないかと思います。
3/13の夜に発表され、翌14日に突然、計画停電が実施されました。
詳しい内容はまったく、認知されない中
その時に首都圏の電車は東京都区部を除き
軒並み止まり大混乱を起こしました。
その混乱が治まらないの時期(3/16)に
セ・リーグは開幕時期を遅らせずに
3/25に開幕実施を強行すると発表しました。
この部分が大きな反発を招いたと思います。
実際には電気容量でみれば
3/25は計画停電が実施されましたが
3/26、27であればナイトゲームで野球をやっても
問題は無いと言う状況ですし、
今後も春・秋であれば週末にはナイトゲームを
行っても問題は無いと思います。
でも、3/14の電車が止まった混乱に巻き込まれた
人間からすればその状況の中でのセ・リーグの対応は
明らかに怒りを覚えるもので
それに対する反発というのは大きいと思います。
この問題がそのまま続いた理由としては
読売の実質オーナーである渡邉恒雄氏の存在は大きいと思います。
2004年のプロ野球再編問題以来、
多くのプロ野球ファンにとっては
渡邉恒雄氏は「絶対悪」の存在で
それが今回も動いていたと言うのが大きいと思います。
その為に中止・休止を求める人達は「不謹慎」と言う言葉で
攻めているんだと思います。
ついでにナベツネの反対側にいるのは
野村克也元監督に成るかと思います。
やや、冷静さを取り戻しつつ有る今の時期になれば
電力の利用状況なども確認しながら
時期的にナイトゲームの実施ができるかについても
余裕ができる論議ができたかともおもいますが
セ・リーグの初期対応が悪かったので
そういう話をしたくないと思えるのが
世論の方向性なのカナ?と、言う感じがあります。
1。"守Y"-コミッショナーは同期生ですか・・・。私も名古屋時代、愛知万博への米国参加を促す名古屋商工会議所団長ミッション
(会頭はトヨタ副会長であった故磯村さんで何故か個人的に可愛がられ異例の同行要請でした)で訪米した際に加藤大使を
日本大使館に表敬した事を覚えています。エリートの外交官らしく卆なくスマートな対応という印象が残っています。「お勉強の出来るグループ」との事ですが一般的にお勉強の出来るグループは挫折を経験していない。小さい頃からおんば日傘で勉強、勉強でエリートコースに乗り入省時の成績で次官が約束さ,,,,,
今朝のTBSの「サンデーモーニング」。何時も楽しい見ているスポートコーナーで張本が2回に渡る暴言を吐きました。一つは
サッカーのチャリテー試合での三浦カズのゴールを遣らせではないの?、という発言。そして大リーグの開幕ニュースに,,,,,
2。 " 東垣" -私は野球が一-番好きなスポーツ ところで加藤良三コミッショナーは中学・高校同窓同期です。 特に親しかったわけではありません。 彼はお勉強のできるグループでしたから! 今回彼はだいぶ叩かれました。 メジャーリーグは立派です。 入場料のうち1ドルを日本の震災被害者に寄付するんですね。 年間観客数によりますが50~70億円ぐらいになるでしょうか。 今回の震災に際し、世界各国の人々が今回の震災を我がことのように捉え、被災者 に対し老いも若きも深い同情と励まし、救いの手を差し伸べてくれたことは誠に有り 難いことです。 思い上がって
中学、高校は吉祥寺の方だったということですね。
でもあの人は意外と叩かれることにも弱くはないと思います。
官僚は政治家とのつきあいでは長い自民党時代にみな屈辱的な思いは一度や二度はしていないと、昇進できなかったようです。いまの政権ではまた異質の屈辱感が多いようですけど。
タイミングに対して無神経だったということでしょうか。
今回なぜ特にセ・リーグが叩かれたのか?
それは主張したのが巨人であって、いわゆるナベツネさんだからです
巨人ファン以外はすべてアンチ巨人であって、何を言ってもこうなります。
加えて巨人ファンでもナベツネさんにはアレルギーがあるので、結果的に世論は7~8割方開催に反対したんです。
っという私も、予定通り開催するって聞いたときは、無理だろ?と思いましたが。。。
ただすっごい残念な思いがあります。
それは、一部選手に「今やることが勇気付けになるとは思わない。そう考えるのは思い上がりだ」と言ったことです。
欧米のセレブはこのような時、自分の立場を最大限利用しますよね?
レディ・ガガなんかが良い例ですよね?
真っ先にブレスレットを作り、その売り上げを義捐金にしてくれました。
では、それを日本人がやるとどうなるでしょう?
それこそ、「不謹慎」でたたかれるでしょう?
商売に利用した、と・・・
だから、これはもう国民性の違いなんですよ。
元気でいる人が自分の出来ることでがんばって、災害にあわれた方へ間接的でもサポートする、と考えることが出来る欧米人と、みんながあのような目にあっているのに自分だけが普通に過ごすわけにはいかないと考える日本人。
たしかにプレーする姿を見て勇気が沸くなんて、ありえないですよ。
そうじゃないでしょう。
誰だって辛いんです。日本全体が辛いんです。毎日毎日どのChみても津波の映像に、正直テレビをつけない状態になりました。
元気な人もそこまで落ち込んだんです。
そんな状態から抜け出させてくれるのがプロ野球と思っただけに、あの「思い上がり」といった選手の発言に、私は日本のプロ野球選手に絶望してしまいました。
大震災二日後に東京でコンサートを開いたシンディ・ローパーにあやまりたいです。
彼女がどんな思いでコンサートを開いたのか?
あぁ、情けない・・・
選手代表の当初の言辞には私も失望しました。
「では、あんたたちは日ごろから不謹慎な活動を職業としているのか」と問いたくなりました。
>omodaru さん
>
>タイミングに対して無神経だったということでしょうか。
最初はタイミングで、それ以降は
ナベツネ嫌いというところだと思います。
ただ、計画停電の内容が安定していなかった
あの時期では明らかに時期尚早の発表だったと思います。