いきなりあなたの携帯電話に「菅直人です」と名乗る電話がかかってきたらどうするか。受けたあなたは菅首相とは面識はありません。

 

でもどうも本当にそんな出来事が起きたようなのです。しかも一度ではなく。

 

菅首相のずさんを示す一例です。

 

週刊文春3月31日号に出ていた記事の紹介です。

 

まず見出しは以下でした。

「防災相への電話も間違い」 菅首相“メルトダウン”

 以下は本文の主要部分です。

 

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 前日に福島第一原発三号機が水素爆発し、日本中が固唾を呑んで事態の推移を見守っていた。15日午後3時のことである。鹿児島県内に住む、ある男性の携帯電話が鳴った。

 「菅ですが・・・」

 そう名乗った相手に、電話を受けた男性はこう告げた。

 「総理、また電話をお間違えですよ。今、地震でお国が大変なときだ。日本のために頑張ってくださいよ」

 

 この男性本人が語る。

 「私がそう言うと『分かりました』といって、電話は切れました。私は菅さんとは面識はない。間違い電話を貰うのは、実はこれで三度目なんです」

 

 最初は昨年9月のこと。男性の留守電に「菅直人です。また明日電話します」というメッセージが入っており、翌日本当に電話が掛かってきたのだという。

 

 「『総理大臣ですか?』と聞いたら、間違いと気付いたようで、『間違えました』と言って切れた。一応、その番号は『菅総理大臣』として登録しました」

 

 男性が登録した番号を小誌で調べたところ、確かに菅首相本人の携帯電話であることが判明した。

 

 同じ昨年9月、菅改造内閣の組閣当日の朝7時に、ふたたび、「菅総理大臣」からの電話がかかってくる。

 

 「もしもしリュウさん? 菅ですけど」

 

 男性が語る。

 

 「あのとき、環境大臣で入閣した松本龍さんにかけているつもりだったんでしょう。私が『頑張ってください』と言ったら、菅さんが『いやー、失礼しました』と言って切れました」

 

 そして三回目の電話が冒頭のやりとりだったのである。件の男性が呆れる。

 

 「驚いたのは、三回目の電話があった日の夕方にまた掛かってきたこと、さすがに、私が出た瞬間に切れたけど、よっぽどパニックになってたんでしょう。普通は一回で変更しますよね。このレベルの人が総理じゃ、マズいよ・・・・・・」

 

 菅首相が連絡をとったつもりの相手が防災担当相に任命された松本龍氏だったとすれば、この非常時に、両者はどうやって連絡をとっていたのか――

(以下、略)

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 いやはや、携帯電話の扱い方も知らず、機密保持の基礎も知らず、こんな人物が国家危機に襲われたわが日本国の総理大臣なのでしょうか。

 

    (松本龍氏)