日本の歴史でも稀有な天災が日本の国のあり方を変えることになるのか――
これからの私たちが熱気をこめて論じていくことになる大命題です。
まず田久保忠衛氏が今朝の産経新聞への寄稿でこの命題を正面から論じていました。
【正論】杏林大学名誉教授・田久保忠衛 戦後体制から脱皮し国家再興を
国家存亡の危機に際して物を言うのは、軍事力を中心とした「ハードパワー」であって、文化、芸術など国の魅力を売り物にした「ソフトパワー」などではない。東日本大震災はこの冷厳な事実を改めて突きつけたが、菅直人首相にどれだけわかっているか、甚だ疑問である。
首相は3月20日の防衛大学校卒業式での訓示で「孤立した人々を救い出し、支援物資を運び、原子力発電所に命がけで放水をする。危険を顧みず、死力を尽 くして活動を続ける自衛隊諸君を誇りに思う」と明言した。では尋ねる。震災の2日後に節電啓発担当相に蓮舫行政刷新担当相を、災害ボランティア調整担当の 首相補佐官に辻元清美氏を充て、そのあと仙谷由人・民主党代表代行を官房副長官に任命したのは何故か。
≪首相の防大訓示と人事の矛盾≫
自衛隊への理解が薄いか、誹謗(ひぼう)中傷し白眼視した人たちではないのか。閣僚の中には、ボランティア精神で消防活動に当たった人々に暴言を吐いた 人物もいる。首相は人事を撤回するか、防大訓示を訂正しないと言動は整合しない。ハードパワーの重要性を認めながら、選挙人に下卑た笑いを示すパフォーマ ンス政治から足を抜けられないでいるのかもしれない。
菅首相と民主党を目の敵にするつもりはない。自民党も含めて戦後の政治家は自衛隊の存在に対してどのような態度を取ってきただろうか。以前にも本欄で引 用したので気が引けるが、20世紀初頭に8年間大統領を務めた米国のセオドア・ルーズベルトが好んで口にし、カリブ海外交で実施した原則、「でっかい棍棒 (こんぼう)片手に猫なで声で」を持ち出そう。彼は、単なる砲艦外交ではなく、軍事力を背景に実に巧妙な外交を展開している。歴代の内閣はこの「棍棒」に 軍の地位を与えようとせず、なるべく小さな存在とし、専守防衛その他使用しにくいいくつもの縛りを加えてきた。
「軍」と正面から向き合うのが嫌だから逃げる。ジョセフ・ナイ米ハーバード大教授が2004年に「フォーリン・アフェアーズ」で「米国のソフトパワーの 衰退」を書くと、「日本こそソフトパワー外交が必要だ」との意見が盛んになる。誤解を受けたと悟ったのか、教授はソフトパワーとハードパワーを案配した 「スマートパワー」論に改めた。何のことはない。ルーズベルトの「棍棒外交」と同じことではないか。世界でも飛び抜けた軍事力を有する米国だからこそソフ トパワーが有効になるのであって、軍事力なしのソフトパワーに意味はない。
≪感激した天皇陛下のお言葉≫
震災5日後の3月16日に天皇陛下は「被害地の悲惨な状況に深く心を痛めております」とのお言葉を発表された。テレビで拝聴し私はいたく感激した。「自 衛隊、警察、消防、海上保安庁をはじめとする国や地方自治体の人々、国内のさまざまな救援組織に属する人々が余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を 進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたく思います」と述べられたのである。33年前に、自衛隊は超法規的に動かないと有事には役に立たぬとの正 論を吐いて、栗栖弘臣統合幕僚会議議長は自民党政権の金丸信防衛庁長官に解任された。その栗栖氏は自衛隊を国防軍にすべしが持論で、いくつかの条件を挙げ ていたが、そのトップは「天皇との距離を縮める」であった。
皇室と自衛隊を隔離してきた原因の根底に、憲法前文の「平和を愛する諸国民」の認識が存在するし、第9条の「戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認」が連動 している。だが、ユーラシア大陸で強大な軍事力を背景に外交力を行使してくる諸国の前に、「日本だけ平和なら、あとは知ったことではない」の御伽噺(おと ぎはなし)を信じてきた「君側の奸」は立場を失ったはずだ。陛下のお言葉こそは、寝食を忘れて戦っている自衛隊員にとってどれだけの励ましになったこと か。
≪一国平和主義から決別の好機≫
首相訓示でささやかながら勇気づけられた箇所(かしょ)は、「自分の国だけが安全なら良いという一国平和主義は成り立ちません」と「歴史の分水嶺(ぶん すいれい)に立ち、同時に戦後最大ともいえる試練のまっただ中での卒業を迎えた諸君にはたいへん大きな期待と責任が課せられています」の二つだ。他人が書 いた文章の代読ならロボットで十分だが、首相にこれだけの見識が本当にあれば、戦後体制は転換できる。
東日本大震災は、自然の猛威が加えた人的、物的など被害の凄(すさ)まじさを思い知らせた。同時に外交・防衛分野でどれだけこの国が目に見えぬ譲歩を強 いられてきたかも感知させたのではないか。多数の国からの物心両面の支援には感謝以外の言葉もないが、国際政治の尺度では、魂胆あっての援助かどうかの仕 分けも必要だろう。
戦後初めての大衝撃の前に、祖国再建への国民の思いは一致している。首相が、一党一派のケチ臭い動きを無視して戦後体制からの脱皮を叫べば、自民党は存在理由を失う。日本の国そのものを再興させる絶好の機会ではないか。(たくぼ ただえ)
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コメント
コメント一覧 (33)
全くもって善悪の明らかなる対比だと思います。
天皇陛下のお言葉については、「被災した人々へのいたわりと励まし、更に今後への方向性を何ら打ち出すことができないでいた、管総理以下の政府首脳」に代わっての、まさにあのときに必要なメッセージであったと思っています(よくぞあのときに・・です)。
このメッセージを受けて禍を転じて日本を正常化するには、私たち日本人各個の現状・事実認識、覚悟、努力が不可欠であり、国のリーダーや政治の方向を日本にとって相応しいものにして行くための前提でもあると考えます。
それにしても菅さん、いよいよ指導力欠落をあまりに露骨に証明していますね。
いまの日本のゆがみを理解した日本国民の数を増やすことが急務ですね。
自衛隊発足以来、天皇陛下は他国の元首等が自衛隊の栄誉礼を受ける場面にあられても、この50年余間に自ら自衛隊の栄誉礼をお受けになったことは無い。かって海上保安庁創立記念のレセプションに天皇皇后は御臨席賜った。自衛隊のその種の会にお出ましなったかとはない。
これらは、天皇のご意志より取巻き侍従のなせることと思いますが。
一国の元首が自国軍隊の栄誉礼を受けたことがない事例は古今東西、皆無であろう。
上の投稿者と同じ文章を引用しますが、田久保さんは逆説的に書いて居られるのだと思います。わが国の命運が自らの双肩にかかっているという自覚が、菅直人に一片でもあれば、この大災害を「禍福は糾える縄の如し、災いを転じて福となす」と、眼光はらんらんと輝き、それこそ疲れも見せず官僚群を叱咤激励、あらん限りの知恵をしぼり行政府の長として行動していることでしょう。
………
しかし、われわれ日本国民は絶望しません。必ず再起します。
稲 恭宏博士が低線量率放射線療法を提唱されていますが、今回の福島原発事故に関しまして、緊急の特別講演をなさってます。
http://www.youtube.com/watch?v=PQcgw9CDYO8
結論は、今回の福島原発の放射能漏れは全く人体に被害は無い。
福島の農産物も廃棄する必要は無いというものです。
現在風評で福島周辺は大変な被害にあっていますが、科学的に問題無いと言う事が早く周知できないものでしょうか。
とりわけ、原発事故への対応です。それは管総理の3月12日の初動対応には極めて問題があったと思います。この問題は3月29日の国会でも取り上げられていますが、管総理はこの行動に問題はなかったと強弁しています。
3月28日の中日新聞の報道によれば午後2時46分の地震発生を受けて、①同日の午後10時に保安院が2号機の「評価結果」策定、②同日の午後10時30分に「評価結果」を首相に報告、(保安院)その後の予測として③同10時50分に炉心露出、④同11時50分・燃料の被覆管が破損、⑤12日午前0時50分・燃料溶融、⑥同日午前3時30分・ベントの実施、⑦同日午前7時11分・首相が現地入りして8時4分に視察終了、⑧東電がベント実施を政府に通報したのは視察後の8時半で作業着手は9時4分、⑨(実際には)空気圧縮ボンベの不調で、排出が行われたのは午後2時半、となっています。いずれにしても、現場はベントの作業に入れない状況があったのは間違いのないことだと思います。
原発は運転停止時にも運転時の7%程度の熱を持っていると言われ、これを安定状態にもっていくのには冷却システムが正常に作動すれば48時間を要するとのことであります。が、当原発はシステムが正常に働かない状態になっていたために、被害を最小限に抑えるために、この場合には非常措置としてのベントの活用に迫られていました。
仮に、首相が現地を視察しなくとも現場の状況において今招来している事態を防ぐことが出来たかどうかは疑問のあるところですが、明らかに言えることは首相の現地視察がこのベントの作業を遅らせ、マイナスの要因を作ったのは、間違いのない事実と考えます。
今の原子炉の状況は稼働時の0.1%程度の発熱量に下がっているといわれ、再臨界といった最悪の事態は脱しているとしても、燃料棒の損傷が少なくなく、これに圧力容器・格納容器などの損傷もあり、これを安定状態に持っていくのは容易なことではありません。
さらには、この原発事故の結果として悲劇の象徴的なことの一つとして避難区域の20km圏内での津波による死者の収容すら、ままならないと言われています。この事態はまさに生き地獄の現出と言っても過言ではないと思います。このような事態の現出に国家の最高責任者としてその言い逃れが許されるのか。もし、このことに気づきながら逃げているとすれば、それは亡国の総理そのものの仕業です。これに対しては、日本国家の存続のためには天誅が加えられてしかるべきであると私は考えております。
最後に、中日新聞が管総理にとっては著しく不都合な上記の安全・保安院の時系列の動きを入手できたのかは定かではありませんが、これは政争といった次元ではなく、日本国のために、国会の場で是非事実関係を確認して、その真相を明からにし管総理の姿勢と責任並びに斑目委員長の責任の所在をはっきりさせてもらいたいと思っています。これは東電の責任の次元の問題をも超えていると私は考えています。
>「自分の国だけが安全なら良いという一国平和主義は成り立ちません」と「歴史の分水嶺(ぶん すいれい)に立ち、同時に戦後最大ともいえる試練のまっただ中での卒業を迎えた諸君にはたいへん大きな期待と責任が課せられています」の二つだ。他人が書いた文章の代読ならロボットで十分だが、首相にこれだけの見識が本当にあれば、戦後体制は転換できる。
これは皮肉をこめた言葉でしょうね。これはまず「他人の書いた文章」を自ら手を入れずに儀式用の修辞として言ったのはないでしょうか。その時、菅総理は下を向いて虚ろに文章を読んでいたような気がしてなりません。昨年のAPECの時にも仙谷氏が恋い焦がれた、菅・フー会談で下を向きペーパーを読んでおられました。未曾有の国難に当り、国を思う燃えるような情熱と愛国の情があるなら、かっと目を見開いて炎の言葉を参席者に語りかけたと思うのです。
学生運動、市民運動で反体制のお先棒を担ぎ、日の丸にも君が代にも反発を感じてきた菅総理は、本当に何があっても国と国民を守るという決意と情熱があるのか不安を感じるところです。
それに菅総理の頼るべきブレーンには、国民が反発を感じる仙谷氏やレンホウ氏、辻元氏あたりしかいないとなると本当に何なのかと思いますね。
こういう時には果断に挙国一致の体制を作るべく、国民を鼓舞し、強い決断をして予算、人事を整えることがなければなりません。今でも党利と派閥と名利に拘り、野党はもとより官僚すら遠ざけ補佐官ばかり増やしてどうするのかと思います。また、予算措置においても、今は危機を乗り越えるためのものを最優先にすべきことは当然であり、真摯に語りかければ国民も理解できるものです。マニフェストに拘る姿は誠に醜いことです。
自民党も長く戦後政治の中心にいた自負があるなら、じっと民主党政権の動向を見るだけでなく、足らずを補い、有益な提案や助言を強く投げかけるべきでしょう。
この国難を単なる国難とせず、日本再生の大きな契機とすべきです。近年の地球的規模の大災害や非民主的人間軽視のはびこるこの時代において、日本こそ生まれ変わり世界に希望を与えるモデルにならなければなりません。
今週の週刊現代だったと思いますが、
菅はいきなり谷垣に電話をかけて入閣してくれと要請し、
谷垣が、そんな重要なことは党で相談してから返答すると言うと、
菅は、今決めてくれ、そうでなければ、断ると言うことですね、
それでは要請したが断られた、と発表しますといって、
実際にすぐそう発表されて、この話は終わりになった、
と出てました。
今日の文春にも菅の乱暴な要請で、一瞬にして大連立が御破算になり、
仙谷すらもあきれていた、というような記事が出ていたので、
ガセでもなさそうな話のようなんですが。
これ本当なら、まさしく
>一党一派のケチ臭い動き
そのものです。
国難にある一国の宰相が引き篭もって何やっているかというと、
間違い電話にイヤガラセ電話だなんて・・・
どうにかしてくれー、と叫びたい、全く。
統一標語
「気を付けよう、その無所属は民主かも!」
※「民主党=落選」というのが常態になって来ています。
そこで、本当は民主党でありながら、無所属という
通名(詐欺・ゴマカシの名前)で立候補する者が
増えています。気を付けましょう!
天皇陛下の自衛隊に対する姿勢がこれを機によいほうへ大きく変わるといいですね。私自身はこれまでの状態を残念に思ってきました。
初めまして。
慎重に、慎重に、かつ冷静に、ということなんでしょうね。
何も良いほうに変わらないのが一番恐ろしいです。特にあってはならないのは、国民の間で折角盛り上がった中国やロシアや朝鮮への警戒心が、国際援助で消沈することです。「そうやね、援助も貰ったし外国人参政権も認めてええんちゃうか?」そんな街頭インタビューの幻聴が聞こえてきます(ちょっと妄想気味w)。
どうも政府や特定のマスコミには:
・欧米諸国や台湾を始めとする自由諸国の援助は断ったり、
なるべく報道しないように努めるのに、
・中国やロシアなど、こんな時期に領海・領空侵犯を犯す
国々の援助には、格別に感謝の意を表し報道する。
そんな振舞いが感じられます。
これが私の気のせいでなければ奴等こそ気が狂っています。
>それにしても菅さん、いよいよ指導力欠落をあまりに露骨に証明していますね。
おっしゃる通りです!
しかもその上、枝野と組んでいかにも「俺たちが悪いんじゃない!」
と言わんばかりの居座り強盗会見、主張、政策の連発。
特に原発事故での流れは最初から
「東電を(原発を別会社にして)解体、国有化し、
後釜社長に汚沢擁護発言の前検事総長を据え、
復興庁責任者に汚沢派を立て(汚沢派を取りこみ?)、
原発を全廃に持って行き電力不足を規定路線化し、
日本経済を弱体化させ、支那韓国の援助を(表面上)受けざるを得ない
ように仕向け、両国の中華思想的支配権の確立増大を謀る」
に続いてるんじゃなかろかってぐらい(来年中にはこれが全て実現?)
「衆議院での多数を背にした無能横暴」と見せ掛けた破壊工作に
見えない訳でも無い、と思います。
分厚いシナリオですが、中華オコチャマ大使のクレームパフォーマンスが
「汚沢を政権に参加させろ」と言うサインだとしたら?
あり得ない話では無いと思います。
中華思想にそもそも潜む『覇権(絶対支配)こそ善』と言う動物レベルの
本能的原理が、肝心のアメリカにまだ理解されて無いようで心配です。
思わずペンネームまで変えてしまいましたが、このままでは危険です。
1。援助 支援には魂胆があるかも知れない。
たしかに中国の支援隊はお出迎えを受けて少し様子を見て何かを命令して『何も災害援助活動をせずに』帰った。衛生艦を送るとゆうが大分怪しい。恐らく軍艦(そう数日前に警告が来ている)、香港から『この弱みに尖閣諸島を分捕れ』といった社説があった。”魂胆”十分あり。この横柄さにペコペコする政治家を蹴飛ばしたいくらいだ。この時期に中国は尖閣諸島付近の領空NEAR(ロシアは北方領土領空へ)近づいて自衛隊を緊張させた。韓国も同じ魂胆。竹島を軍事強化するといっている。援助隊は殆どたいした事をしていない。
2。でもこの人は”魂胆”を”アメリカ支援に向けている感じだ。”そうだとしたら”とんでもない。統合幕僚会議議長良く言ったり、『自衛隊は超法規的に動かないと有事には役に立たぬ』額に入れておきたいくらい名言。早くそうなってほしい。尖閣諸島問題とか竹島問題では必要だ。アメリカにもそのような法規があってこの際発動されたのではないか。心からアメリカからの援助に感謝して其の莫大さに魂胆の"k"のかけらも見えなかった。人の好意を色眼鏡を着けてみる様な人は必ず居る。 ”杏林”とゆう名から想像がつくと思うが蓮舫さんと同じこの大学はアチラ系である事はご存知ですか。田久保さんは?
産経の田久保さんを読んでいませんでした。
古森ブログで改めて読み、読み応えのある内容に感服しました。
国防や原子力政策など、ここまで日本を駄目にしたのも
自民党と思えば、自民党も民主党とそんなに
差はないのかもしれないと思わせます。
ところで、いつも不思議に思うのですが、
国民は菅政権を望んで民主とを選んでいないのに、
国民が望んでいない思想の人たちが政権を握っている矛盾。
国民の多数は憲法改正を望んでいるのに
憲法が改正できない矛盾。
国民は元田母神空幕長が更迭されることを望んでいないのに
更迭される矛盾。
この国に、国民が望むことと違うことが国会や政権により、
進められる摩訶不思議。
今回のこの大震災を機に、国民が望むことが叶う国になってほしい
と心から思います。
②管総理は3月29日の国会審議の中での初動対応、つまり、現地に行ったことは問題はないとしていますが、中日新聞が報じる保安院の提示した時系列のステップが正しいとすれば(前後の流れからは確からしいと言える)、管総理の現地行は現場が非常事態での踏むべきステップを中断させたことはどのような強弁をしようとしても無理があると考えます。仮に、この時に東電の社長が関西に出張し不在であったにしても、もはや、この段階は社長の判断レベルを超えており、これは政府が判断すべき段階に入っていると思います。いずれにしても、これは例えて言えば、自動車に乗っている主人が完全にその自動車のブレーキを踏みながら運転手に向かって自動車を動かせと言っていることに等しいと言えるのです。
③私が、たまたま、12日の早朝に管総理が現地に出かけるときに記者団に発した言葉として聞いたこと、即ち、「これから現地に出かけます、必要があれば重要な判断をしたいとの趣旨」(私の記憶違いもあるかもしれませんが)からして、ひょっとしたらよく分かりもしない原発の問題に知ったかぶりをして動いたような気が私は致します。まさに無能有為です。非常事態下にある原発の実態など誰も分からないのです。このような伏線があって、後日の15日になって東電本社に行って怒鳴り込むのです。
実はコンピューターには素晴らしい効果があり大分恩恵を被っています。
”k”ー杏林大の理事長ともお知り合いでしょうが心で思っていると態度にいつか表れてしまいます。蓮舫さんの事は杏林大学では控えめにした方が良いのでは。
”s”ー”魂胆” もアメリカの支援の事ではない事を祈ります。
どう考えても田久保さんは複雑で一筋縄では説明出来ない所を持っていて親米保守派でありながら土井+福島の『民社党応援会』の会長もしておられますね。福島さんも土井さんもアチラ系だとご存知でしょうが。
でも5”K”では其の完成まで程遠い。森さんは甘いも辛いも良く知っている。
言っている事に賛成します。しかし
1。強力な親米派で
2。北朝鮮の肩を持ったりしたり(こちらも同じ事をした)ー左翼とののしられ
3。土井、福島さんの居る『民社党の精神的な指導者』となったら少しおかしいか。ア!間違えた『旧民社党』でした。
4。『沖縄は左翼のシンパに侵されている。』と言ったりしていたら政治家だったらコテンパにやられていたでしょう。評論家で良かった。確かに人間は複雑に出来ています。間違いなく 彼を批判して悪いと言っている訳ではありません。
旧民社党は故西尾末広氏が旧社会党の路線とは相いれず立ち上げたもので、その思想的な支柱の一人が東京都立大学の故関嘉彦でした。今の民主党の中にもこの流れを汲む人たちが30人ほどいるといわれますが、私の見るところ、西尾氏の立ち上げた旧民社党の精神の継承は極めて希薄です。
旧民社党の本来の立党精神・路線は今の自民党よりもはるかに基軸がはっきりとしていたと私は思っています。原則として、私は本ブログの投稿者のコメントにはあれこれ言及しないことにしていますが、明らかに事実関係に間違いがあることに気づきましたのでそのことを指摘しておきます。
>古森様始めまして。
>稲 恭宏博士が低線量率放射線療法を提唱されていますが、今回の福島原発事故に関しまして、緊急の特別講演をなさってます。
>
> http://www.youtube.com/watch?v=PQcgw9CDYO8
>
>結論は、今回の福島原発の放射能漏れは全く人体に被害は無い。
>福島の農産物も廃棄する必要は無いというものです。
>
>現在風評で福島周辺は大変な被害にあっていますが、科学的に問題無いと言う事が早く周知できないものでしょうか。
kitamitaさんご紹介の稲博士が力を込めて説明された「(東電)福島(第一)原発事故の医学的科学的真実」拝見しました。
なぜマスメディアが報道しないのか、正確に言えば報道することをおそれているのか、なんとなく理解出来る気がします。敢えて私の意見は申しませんが。
今回の大災害が、日本列島を襲う最後の大災害ではありません。予想されるだけでも、関東大震災、東南海及び南海大地震などなど、それこそ目白押しであります。おどおどしている余裕は許されないことを我々は自覚しなければならないのです。蛇足ですが、産経夕刊(大阪)は3月31日に東南海・南海地震についての地地を1面トップに掲載しています。
マスメディアにはわが国が置かれている現実にもっと目を向けて貰いたいものですね。
ご指摘のとおりですね。
旧民社党の精神どこに、政策どこに、と問いたい人、問いたい場面があまりに多いです。
自民、大連立に前向き検討 早期解散路線を転換(4/ 1 02:01)
自民党執行部が民主党から要請された「大連立」構想について、前向きに検討を進めていることが31日、分かった。東日本大震災や福島第1原発事故への対応が最優先となった政治状況を受け、菅直人首相に早期の衆院解散を迫る路線を転換。4月の統一地方選後に政策協議に入るとともに、2011年度補正予算案編成作業に参加することを模索する動きもあり、この場合には公明党にも連立参画を呼び掛ける。 ただ、自民党内に「首相の延命に手を貸すことになる」(閣僚経験者)との慎重論は根強い。当面の首相続投を容認しても「民主党のマニフェスト政策の抜本見直しや、将来的な首相退陣の確約がなければ、大連立に踏み込むべきでない」との意見もあり、実現までには曲折も予想される。 複数の党関係者によると、自民党の谷垣禎一総裁が19日に首相から副総理兼震災復興担当相での入閣を要請され断った後も、民主党側から大連立の打診が続いている。支持者からは「震災対応に協力すべきだ」との声も寄せられ、大連立について再検討。30日から谷垣氏が安倍晋三、森喜朗両氏ら党内の歴代首相経験者との会談を始めたのは、大連立について意見を聞くのが主目的だった。谷垣氏は31日の記者会見で「党内にいろいろな意見がある。幅広く検討している」と述べた。 31日には党内有力者からも大連立に積極的な発言が相次ぎ、古賀誠元幹事長は派閥会合で「与野党の枠を超え、政治の信頼回復を果たすべきだ」と指摘。町村信孝元官房長官も「災害復興には全面協力していくスタンスだ。(大連立を)否定はしない」と述べた。一方で、麻生太郎元首相は「政策合意もないのに、簡単に応じることはできない」とした。 民主党の岡田克也幹事長は記者会見で「戦後経験したことのない事態に直面する中、党派を超えて協力していく必要がある。与党に多くの党が入ってやっていくことも一つの選択肢だ」と期待感を示した。
>hhonda様、私は田久保さんの思想的な来歴のすべては知りませんが、ここで触れられている「土井、福島さんの居る『民社党の精神的な指導者』となったら少しおかしいか。ア!間違えた『旧民社党』でした。」という部分がありますが、これは社民党の間違いでありませんか。社民党と旧民社党とは名称は一見似通っていますが、その考え方・思想は全然違います。言ってみれば、この両者には水と油のような違いがあります。
ーーーーーではこの様に訂正します。
田久保さんについて;
3、社会思想研究会、民社と語る会幹事、民社人権会議代表幹事等と親米保守でありながら少し外れに居る感じ。事実上”ヨーロッパの社民党”を模倣してつくられた。
**民社党は日本社会党の右派が分裂して出来たもの。(1960)そのために ”アメリカの”CIA” の画策でつくられたらしい。 CIAから毎年75000ドル(今のお金で1,000,000ドルくらいの価値か?)の資金援助が続き1964年まで続いた(5−6回)とゆう。元社会党、からCIA援助で出来て1994年あの大変清流のような汚沢一郎の傘下に入り新進党となる。
作業員なのかも?と思った。
福島第一原発の避難区域での「地震被災者の」遺体収容作業。
http://beebee2see.appspot.com/i/azuY7rPkAww.jpg
http://beebee2see.appspot.com/i/azuY77PkAww.jpg
家屋はまったく津波の被害を受けてない。
家屋は倒壊どころか損傷もしていない。
玄関口のブロックの上に置かれた牛乳配達用の青い容器すら倒れていない。
遺体からは高濃度の放射線が検出され、完全防備の捜索隊が回収を断念。
この人は、なぜ亡くなったのだろう?
地元の人だったら当然 名前が公表されてしかるべきだ。
初期から漏れ聞こえてくる逃亡者の話
数日前に賑わした日当40万円の話
マスコミを通じて伝えられる原発で作業員の置かれている過酷な状況
目に見えて作業効率?スピードが落ちていく原発の状況。
また 最近 繰り返し報道される作業員の安全基準や作業環境についての報道
そして 上記の被曝したご遺体と 今回の唐突な?街宣車の乱入。
普通だったら原発に近づく前に阻止されるだろ?なぜ?原発内に入れた?
街宣車は目立つ。
放射線の計量器を作業員が付けている付けていないでマスコミが騒いだが
何週間も放射性物質のチリが漂う中で作業し寝起きし飲食していれば
当然内部被曝する。それも相当のレベルでだ。外の瓦礫から1000msvtが
検出されている。
風評を拡げる事を目的として書いているんじゃない。
でも このスレを見ているマスコミもしくはジャーナリストがいたら
事実だけは確認して何らかの形で公表してあげてほしいんだ。
戦中も見込みのない戦局において 何の意味もないのに
やたらと特攻攻撃を行いたがる無能な指揮官のために
多くの兵士が無駄死にさせられた。
今の日本民主党政権を見ていると 同じ臭いがするんだよ。
口蹄疫の時も 尖閣のときも そして今回の原発でも
特に 福島原発が今どうなっているのか?何か気に掛かるし
妙に心配というか 嫌な予感というか してならないんだ。
>>63
ひどい内部被曝になってしまったら
作業が終わった後も 休んでいる時も 寝ている時も 食事している時も
四六時中 ビービービービービーとデカイ音で
アラームがそこらじゅうで鳴り響き続ける状態になる。
普通の人間だったら精神がおかしくなるのは当然だ。
当然 我慢できなくなって逃げ出す作業員が出てきてもおかしくない。
しかし東電は現場の状況について充分な説明をせず
現場の指導を強化するというだけ。
現場の現状を分かっているのに現場に責任を丸投げしているのだとしたら
殺人鬼だ。
特に日当40万円で集められた単純作業労働者となればなおさらだ。
そして枝野は唐突な街宣車の原子炉敷地内進入という不可解な事件を
口実に警備を強化すると言っている。
もう一度いうけど 風評被害が目的じゃない。しかし おかしいんだ。
安心できる作業環境を東電は責任を持って作り上げなければいけない。
640 :名無しさん@十一周年:2011/04/02(土) 15:16:33.55 ID:6yfzLV7a0
>>500
チェルノブイリじゃその後始末に人員を100万人、一般から公募してそこから60万人を投入した。
公募にあたってマイホームの無償提供、生涯に渡って年金支給、生涯医療費無料の条件に英雄として勲章も出した。
それに対して日本は
日当8万とか40万とか7次下請けとかガイガーカウンターも無しに現場作業とか下請けの派遣会社で福島行きを断るとクビとか。。
日本ってこんな国だったんだな。
旧ソ連以下。
YouTube - 汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~1_5.avi
http://www.youtube.com/watch?v=PHeq8TfSRBM
既に半数がガンで死亡しているそうです。。。
日本が本当の意味で正常化するためには一山も二山も三山も越えなければいけないのかもしれません。
終戦後の1956年に「もはや戦後ではない」という無責任な国内向け宣言をしてから
55年後の2011年。本当の意味で日本の戦後は終わった。55年体制なる戦後体
制が終わったのだ。今回の事故は1945年に匹敵する出来事である。あのダグ・ハマ
ーショルドが死亡しノーベル平和賞を受賞したのも1956年であった。
はやぶさ帰還で(アメリカNASAのバックアップを受けながらも)超絶的なリスク・マネジメ
ント アクシデント・マネジメントの能力と資質を体現した日本人であったが 今回の事
故における政官民の対応は非常識すぎた。(ここでの民とは東京電力のこと)
現在の日本の政官民の癒着と堕落と犯罪的とも言える無責任さは 今回の事故が
日本国内に留まらない国際的な問題であり危機であり 地球規模の問題である認
識を著しく欠き 日本が国際社会の一員とは到底認められない無法振りであった。
日本としての基礎的な信用レベルが底抜けしてしまったのだ。信なくば立たず。今回の
事案は東京電力のみの問題と考えたいが 現在の原発事故における日本の政官民
の信頼性が ここまでメルトダウンしてしまった日本という国を見る時 果たしてこの国に
このまま原発を保有させておいて良いものか?という懸念にまで及んでいる。
津波の直撃を受けた女川原発は持ちこたえ現在も地元被災民たちの避難所として
機能しているが 東京電力は自社の管轄外の土地に建てた福島原発に対して社会
常識と良識をあまりにも逸した対応を数十年にわたり続けてきた。そして これを政府
も保安院も正しく導く事ができず 逆に悪の癒着枢軸になってしまっている点を見る限
り 他の電力会社はともかくも 日本の統治システムそのものが腐ってしまっていると
判断せざるを得ない。
最後にこれは日本人である私の見苦しい言い訳だが 現在の日本は 70年代から
始まり90年代から一気に進行し現在においては否定できないほどに顕在化した「日
本の中国化」の成れの果ての結果と言い換えても良いのかもしれない。