私が大好きだった台湾の映画についての記事が産経新聞に出ました。

 

 これを機に、またその映画「海角七号」の紹介をしたいと思います。

 

 台湾の人たちの日本への熱い思いがこの映画からたっぷりと感じられるのです。

 

【朝刊 1面】


11月5日「海角七号」上映会 第3回「正論」シネマサロン


 

 雑誌「正論」は、読者の方との交流の場として映画上映会を開催します。第3回は、六十数年の時空を超えて、台湾の美しい海辺の街と日本をつなぐ切ない恋を描いた「海角七号-君想う、国境の南」です。

 台湾映画界最大のヒットとなった本作を通じて、戦後の日本人が失ったもの、今こそ取り戻すべき精神や心のあり方について考えてみませんか。

 ▽日時/平成23年11月5日(土)正午(開演)~午後3時30分(終演)▽場所/よみうりホール(東京都千代田区有楽町1の11の1)▽主催/産経新 聞社雑誌「正論」▽協賛/積水ハウス株式会社▽入場料/事前予約1000円、当日券1500円※全席自由▽申し込み方法/郵便番号、住所、氏名、電話番 号・ファクス番号、購入枚数を記入し、03・3241・4281までファクスで▽問い合わせ/産経新聞社正論調査室(電)03・3243・8454(平 日・午前10時~午後6時)

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以下は私がかつてこの映画を紹介するに際してこのブログに立てたエントリーです。

 

 

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台湾映画史上でも最大にヒットをしたという『海角七号』を観ました。日本の若い友人が送ってくれたDVDです。

 

この映画はおもしろい作品を多数、世界に放ってきた台湾映画界でも歴史上、最も大きな興行成績をあげた超人気作です。

 

『海角七号』は恋愛が主題ではありますが、その基底に流れるのは日本と台湾との心温まる愛情、友情のきずなです。

 

台湾を反日として描いたNHKの例のドキュメンタリー番組を作った人たちにみせたい映画です。

 

   

 

主題はまず60余年前の台湾から敗戦を迎えた日本の国民たちが帰ってくる流れのなかで、台湾の少女を愛した日本人の青年教師のドラマです。

 

彼が恋情に揺さぶられながら、別れに直面し、その思いをつづった手紙がいまになって台湾に届けられるのです。

 

しかしその宛先の番地「海角七号」はもう存在しません。その番地に住むはずの台湾の少女の消息もわかりません。

 

その一方、手紙が届けられた台湾の南端の町、恒春では、町おこしのための野外大コンサートが企画され、その中心にある台湾人の歌手志望の青年と、その企画の運営にあたる日本人女性との間に、恋が芽生えます。

 

映画は台湾の南部の風物、人間、社会をふんだんに盛り込み、軽快なペースで進みますが、共通して流れるのは、台湾と日本との強いきずな、とくに台湾の人たちの日本への温かい思いです。

 

この台湾の日本への思いはNHKの例の反日、反台湾の番組とは対照的です。

 

日本ではいま東京の「シネスイッチ銀座」で上映中だそうです。

 

できるだけ多くの日本人に観賞してもらいたい台湾映画だと強く感じました