以下の報告を書きました。
日本の国政の注意を喚起したい重大な課題です。
日本ビジネスプレスの古森義久の連載コラム「国際激流と日本」からの最新の転載です。
なお原文へのリンクは以下です。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34585
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北朝鮮の核兵器開発問題に関する重大な危機がひたひたと迫ってきた。米国や日本にとっても、これまでの北朝鮮核武装阻止の努力を粉々に砕きかねない事態の切迫なのだ。その危機は東アジア全体の安全保障情勢を根底から変えることにもつながっていく。
その危機とは、北朝鮮がついに核弾頭を中距離や長距離のミサイルに装備するという事態である。この事態こそ、北朝鮮核問題に関して米国や日本が恐れながらも現実と見ることを拒んできた真の危機だと言える。
「北朝鮮の核武装」といっても、開発した核兵器を兵器として潜在敵に対して使用できる能力がなければ、現実の意味はない。今のところ北朝鮮は核爆弾は持っていても、それを運搬する手段までは開発していないのだ。
だが、中距離や長距離のミサイルにその核弾頭を装備して発射できるとなれば、真の核武装となる。その意味では、北朝鮮核武装の「真実の時」がいまやすぐそこまで迫ってきたのである。
あと1~2年のうちに核弾頭を弾道ミサイルに装着
そもそも北朝鮮の情勢を一体どう読めばよいのか。その作業はますます重要、かつ難題となってきた。
金正日総書記の死後、後継の金正恩政権は当然、波乱が予想される。未経験の若者がカルト的独裁の父のパワーをうまく継げるのかどうかは、まったく予断を許さない。その新リーダーを支える当面の集団指導体制も行方が読み難い。特に新指導部は対外的にどんな政策をとるのか。
日本へのその影響も重大である。なにしろ日本は日本人拉致や核兵器開発で北朝鮮の動きには激しく揺さぶられてきたのだ。
北朝鮮の動きでは、いま日米両国では、金正日総書記亡き後の政権の政治動向に集中的な関心が向けられている。金正恩氏に果たして統治の能力がある のか。同氏が実権を振るえない場合、誰が真の権力者となるのか。そんな疑問の読みである。その作業の中では、核兵器の動きへの関心はやや脇に押しやられた 感じさえある。
だが、米国のオバマ政権の内外の専門家の間では、北朝鮮が長年の目標としてきた核弾頭の弾道ミサイルへの装着をこの1~2年のうちについに達成するだろう、という予測がひそかに強まってきた。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (7)
それを思考停止と、云うのです!
考える能力が無いのか、考える事が面倒臭いのか、考える事が嫌なのか、
然し、日本の國家と国民の「安全と安心と生命」が掛かっているのに、
それを考えない政治家と国民とマスコミは「言語に絶する」、ね。
>真の危機だと言える。
全くその通りだ、さぁ、どうする、いよいよ考えざるを得ない。
恥ずかしながら、僕は学校の夏休みや冬休みの宿題は、いつも限り限りだったね。
切羽詰まらないと、宿題はやらなかった、「遊び優先」だったね。
若しかして、日本人の国民性も、こうなのではないのか?
テレビなどは、「遊び優先」ではないのか、マスコミは「日本の危機の警鐘」を忘れているのではあるまいか。
>現実と見ることを拒んできた真の危機だと言える。
まあ、朝鮮人はゲルマン人の様に完璧主義では無いと
いう証明も核武装に関して慎重な態度の原因でしょう。
お隣韓国が如何にいい加減かをみたら枚挙に暇がなく
その事が北朝鮮評価に繋がっているのでしょう。
そもそも虚仮威しばっかりやっている様な国の
軍事力なんてどんなものなのかと┐(´∀`)┌ヤレヤレ
かって日本は、江戸時代から明治へと
太平の鎖国時代から「弱肉強食」の国際社会へと突入したが、
大東亜戦争で失敗して、心理的には江戸時代の「平和主義」に戻った。
今、維新、維新、と叫ばれているが、
明治維新は、『平和な江戸時代から弱肉強食の「国際社会」に突入した』のだ。
そして明治はそれに耐えたのだ。
それだから、今、維新を叫んで、「弱肉強食」の国際社会に目を向けなければ
ならないのに、「北朝鮮、中国、ロシア、の軍事的脅威」に目を閉じているのは
どうした事か?
宿題は締め切りのぎりぎりまでやらない。
私もそうでした。
でも国家はそれじゃ困りますね。
しかし北朝鮮は核兵器だけが生存のための唯一の武器のようですね。
「中国」と言った時点でもうシナの属国です。はじめから負けています。
シナかチャイナ、チャイニーズと呼ぶべきでしょう。欧米人はそう呼んでいます。チャイナとかシーヌとか。露語ではキタイとか。シナ人はそれで文句言っていません。