北朝鮮がいよいよ核弾頭の小型化に成功する。その結果、弾道ミサイルに核弾頭を装着する。

 

 これぞ北朝鮮の完全な核武装です。

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 その結果、日本の全域が北朝鮮の核ミサイルの射程距離内に入ってしまうのです。北朝鮮政権がそんな核の攻撃能力を政治的な威嚇の手段に使ってきたら、日本はどうするのでしょうか。

 

 日本では国政の場で、そんなシナリオが論じられることもありません。

 

 でも北朝鮮の核ミサイル登場という事態はひたひたと迫っているのです。

 

 間もなく再開されそうな6カ国協議もどうやら効果はないようです。

  

 私が日本ビジネスプレスの連載コラムに書いた記事の紹介を続けます。 

 

 なお原文へのリンクは以下です。

 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34585

 

 

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 北朝鮮の核開発を防ぐための「6カ国協議」の再開がいまや予想されるまでに至ったが、水面下では皮肉なことに、その6カ国協議がまさに防ごうとして きた事態が起きつつあるのだ。しかも、その6カ国協議が、結果的に北朝鮮がウラン濃縮の核弾頭開発の秘密作業を進めるための隠れミノとなってきたという実 態が暴かれそうなのである。ちなみにこの協議は、北朝鮮のプルトニウム軍事転用による核兵器開発を防ぐことに主眼を置いてきたのだ。

「北朝鮮の非核化」はもう不可能に

 さて、北朝鮮の核弾頭の小型化、軽量化の成功による弾道ミサイルへの装着という危機への警告をいま正面から発するようになったのは、米国議会調査局で40年も朝鮮半島情勢を追ってきたラリー・ニクシュ氏である。

 

 ニクシュ氏は現在はワシントンの「戦略国際問題研究所(CSIS)」の研究員を務める。同氏は一連の最近の調査報告で次のように断言するのだ。

 

 「北朝鮮は、高濃縮ウランの核弾頭を軽く小さくして、ミサイルへの搭載を可能にすることに全力を挙げている。その目的を、早ければ今年中、遅くと も2014年末までに達成する見通しが確実となってきた。そうなると北朝鮮は韓国と日本の全域、さらにはグアムやハワイ、アラスカという米国領土をも核ミ サイルで攻撃する能力を保持することになる」

 

 「北朝鮮は核弾頭をまず短距離の『ノドン』『スカッド』両ミサイルに装備するだろう。それに成功すれば、中距離の『ムスダン・ミサイル』、さらに はもっと長距離のミサイルに装備して、米国領への攻撃能力を確実とする。この事態はこれまでのいわゆる北朝鮮核開発問題を根底から変え、北朝鮮が公然たる 核兵器保有国となって、東アジアの安全保障を激変させる。そして、北朝鮮から完全に核兵器を奪うという『北朝鮮の非核化』はもう不可能となる」

 

 もっとも米国側ではかねてロバート・ゲーツ前国防長官も「北朝鮮は米国にも届く核弾頭装備の大陸間弾道ミサイルを5年以内に配備することを目論んでいる」と述べていた。

北朝鮮の核弾頭開発が大詰めを迎えている根拠

 さてニクシュ氏は何を根拠として北朝鮮の核弾頭の軽量化、小型化が近いことを断言できるのか。同氏は次の諸点を挙げている。

     (つづく)

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   (6カ国協議もむなしかったーーー)

 

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