拉致問題の解決への努力に関連して、以下のような動きがありました。
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2012.04.22)松原大臣が北朝鮮自由放送を通じてメッセージ
■ 松原仁大臣が北朝鮮自由放送で収録した北朝鮮へのメッセージ
本日4月22日午後、韓国ソウルの自由北朝鮮放送スタジオで松原仁拉致問題担当大臣が北朝鮮向けメッセージを収録した。約10分間の対北朝鮮メッセージ(朝鮮語翻訳つき)の後、金聖玟代表との対談形式で収録がなされた。西岡力救う会会長が全体のアレンジと通訳を担当した。
同放送は、米国関係機関の毎年の脱北者設問調査によると北朝鮮国内で一番聞かれている海外放送だ。救う会西岡会長が2005年の放送開始以来継続して、固定番組を持って、拉致問題の現況を伝え、被害者に関わる情報提供などを求めている。
また、西岡会長を委員長とする自由北朝鮮放送支援日本委員会が組織され、カンパ集めなどを日本国内で展開している。
同放送局を日本の大臣が訪問して、番組収録を行うのは初めて。なお、本日収録されたメッセージは明日から1ヵ月間、毎日同放送で流される。対談部分は今週の土曜日の西岡会長の番組で放送される予定だ。
松原大臣のメッセージは以下の通り。
松原大臣メッセージ
この放送をお聞きの皆さん、私は、日本政府の拉致問題担当大臣に任命された、松原仁です。
まず最初に、この放送を聞いている日本から連れて行かれた被害者の皆さん、私は大臣に任命される前から、10年以上の長きにわたり、国会議員として、北朝鮮に連れて行かれた拉皆さんを早期に救出するための活動に取り組んでまいりました。
野田総理は、昨年9月に日本の総理大臣に就任されて以来、常に日本から連れて行かれた被害者を必ず取り戻すという真剣な思いを持たれています。
日本政府は、国の責任において、あらゆる手段を用いて、皆さんを一刻も早く救出するために全力を尽くします。決して希望を捨てずに、お体を大切にしてください。
次に、北朝鮮の指導者の方々に申し上げたい。
我々は引き続き、日朝の国交正常化が、双方の国益にとって、更には北東アジアの安定と繁栄にとって重要であり、これを我々の目標とするべきであると考えております。
一方、拉致問題の解決なくして日朝国交正常化はありえない、これは我が国の一貫した基本方針であります。
また、基本的な認識として、拉致問題はどれほど時間が経過しても風化することはありません。具体的な進展がなければ、圧力が強まることがあっても弱まることはありません。
関係者の中にご高齢の方も多い中、万が一にも、解決を見ずして関係者が多く亡くなられるような事態に至れば、国交正常化の機会は未来永劫に失われることになります。そして、残された時間は少ないということを強く申し上げたい。
北朝鮮が国際社会の声を無視してミサイル発射を強行したことは極めて遺憾であり、国際社会はこれに厳しく反発をしています。また再びのミサイル発射や核実験をしないことを強く求めます。
一方で、北朝鮮が、発射失敗を率直に認めたように、新政権が現実に真摯に向き合い、具体的な行動を示すならば、我が国を含む国際社会はこれを評価することもあるでしょう。
拉致問題において、既に死亡していると主張してきた方々が、例えば、再調査の結果、実は生存していたと主張を変えたとしても、過去の責任を問うのではなく、大きな進展と評価してまいりたいと、あえて申し上げたい。
具体的な進展が見られるなら、我が国としては歴史的にも地理的にも近い北朝鮮ですから、如何なる他国にも劣らぬ人道支援が可能だという立場です。
更には国交正常化の暁には我が国は北朝鮮にとって最も必要な隣国となるということを、あえて私は申し上げたい。
拉致問題という避けて通ることのできない課題に対して、新体制が一定の新たな方向性を出すことを期待してやみません。
以上、私は日本政府拉致問題担当大臣として北朝鮮指導者の皆さんに強く真摯に訴えます。
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■救う会全国協議会ニュース
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〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
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コメント
コメント一覧 (6)
交換を迫るしかないでしょう。
それと、憲法の前文の余分な2段落目以降と9条削除して、日本も
あの国を直接攻撃できる手段を持つしかない。
自国民が餓死しても、平壌の核心層だけ守ればいい国に、交渉は
ありません。
民主で出来るはずないです。
いまの民主党政権がきわめて無力なこと、松原大臣がいくらがんばっても、限度がある、ということでしょうか。
『この放送をお聞きの皆さん、私は、日本政府の 拉致問題担当大臣に任命された、松原仁です。 まず最初に、この放送を聞いている日本から連 れて行かれた被害者の皆さん、私は大臣に任命され る前から、10年以上の長きにわたり、国会議員と して、北朝鮮に連れて行かれた拉皆さんを早期に救 出するための活動に取り組んでまいりました。』
なんだ、これは。
まずは拉致被害者に対する謝罪が先じゃないのか。
「三十数年間あなた方をお救い出来ない現状が続いている事を日本国拉致問題担当大臣として心からお詫び申し上げます」
となぜ言わない。
国会議員として、自国民が他国に拉致され、しかも数十年放置している事の責任をどう考えているんだ。
『私は大臣に任命される前から、10年以上の長きにわたり…』
あなたの10年は長くはないのですよ。拉致被害者に対して使う言葉ではありません。
肝心なところで人は「本性」が出るものです。
そりゃあ、売国政党の中ではかなりまともな議員さんなのでしょうが、これでは辛いものがありますね。
中山恭子議員ならどういう言葉になったでしょう。そして何をするでしょう。
この問題に限らず、相応しい人物が現職にも在野にもいるにも関わらず登用できない(されない)システムに失望します。
政治家だけがダメなんじゃないですよ。選ぶ側に多くの問題がある。
(追加)
具体的には8000hrさんのご意見もいいですし、非核三原則の撤回を表明するだけでも先方はいろいろ考えるでしょう。
いずれにしろ日本が変わらない限り何も変わらないのです。
ごもっともな指摘だと思います。
しかしそのために日本を変えるという場合、どうすれば変わるのでしょうか(いやみからの質問ではありません)
長期的には子供たちへの正しい「歴史教育」であり、中期的には反日マスメディアの健全化(スパイの駆逐)であり、短期的には反日左翼政権の打倒だと思っています。
現政権、現政権政党に何を期待しても無駄と認識し、まずは保守派が大同団結しなければなりません。亡くなった花うさぎさんとよく話していたのですが、保守同士がいがみ合っているようではダメだって。
民意とか正義などという認識のないサヨク政権が、任期満了を待たず解散総選挙に打って出るとは考えにくいので、次の国政選挙が勝負になりますね。
民主党が議席を減らすのは当然として、新たな政権が、スパイ防止法はもとより具体的に何処(憲法破棄)まで出来るかに、日本が変わるかどうかは、かかってくるでしょう。
ただそうは言っても、自国の領土より自社製品の売上を優先する経済界のお金持ちが沢山いる日本ですから、簡単に事は運びませんよね。
何しろ選挙にはお金がかかる。さて、あと二年間のうちに有権者に愛国と国防の意識を持ってもらうにはどうしたらいいのでしょうか?!
少しずつ、積み重ねることでしょうね。
これまでに日本がよい方向へ変わった部分をみつめることも、ときには重要だと思います。なにが変わっていないか、よりも、なにが変わったか、です。