春の一日、ワシントン郊外のアナポリスまで1時間ほど車を走らせ、アメリカ海軍士官学校に行ってきました。アナポリスは大きな入り江に面した美しい街です。

 

そこで以下のような体験をしました。

 

【外信コラム】ポトマック通信 海兵隊少佐の退役式
2012年04月23日 産経新聞 東京朝刊 国際面

 ワシントン近郊アナポリスの米海軍士官学校でのジョン・ドナホー海兵隊少佐の退役式に20日、招かれた。同校教官のドナホー少佐は同校の柔道部長だったため、私は柔道交流を通じて知己を深めた。

メモリアルホールという広大な建物内の大講堂に1人だけのための退役式とはいえ軍楽隊が入り、同少佐の家族をはじめ士官や学生ら100人ほどが並んだ。儀 式は国歌斉唱に始まり、ドナホー少佐のイラクや旧ユーゴでの軍務の紹介、校長やオバマ大統領からの謝辞、上官や同僚の惜別の辞と、続く。

ドナホー氏は40代前半だが、軍歴20年を区切りに、民間の職務へと転ずるのだという。しかし一少佐の退役に海軍や海兵隊が大統領の言葉までを得て、これほどの準備をして謝意を表するとは知らなかった。

最後にドナホー少佐自身が海兵隊勤務の総括を15分ほども自由に語った。そのなかでは海軍士官学校の柔道部を育てたことを「誇らしい実績」として語り、この3月の全米学生選手権での戦績までを報告した。

海軍士官学校の柔道部は一昨年以来、東海大学柔道部の井上康生、大川康隆、片渕一真各コーチの指導を得て、目にみえるレベルアップを果たした。その日米交流を米側で進めたのがドナホー少佐だったのだ。(古森義久)