米軍の最新鋭兵器に中国製の偽造電子部品が組みこまれているというのは、信じられない話でしょう。

 

 でも具体的な事例が報告されています。

 

 日本ビジネスプレスの「国際激流と日本」からの紹介です。

 

 原文へのリンクは以下です。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35316

 国際激流と日本

米軍兵器に巣食う大量の中国製偽造部品

ヘリコプターのレーダーから高度なミサイル迎撃システムまで

 

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  ひとまずこの総括を読むと、いくつもの疑問が浮かびあがる。まずはこんなことが現実にあるのか、という疑いだろう。世界に冠たる米軍が誇る近代兵器の電子部品に偽造品が多数、使われているなどということが本当なのか。

 

 偽造品というからには特定メーカーの名称を偽り、違法業者が違法に製造した品物だろう。なぜそれがすぐに分からないのか。そんな電子製品がそもそ もきちんと機能するのか。兵器を使う側も簡単には分からなかったのだから、偽物の部品も偽物なりに一応の機能はするということなのだろうか。

様々な兵器の中枢部分に偽造部品が

 報告書は個別の兵器の偽造部品について詳述していた。その要旨は以下のようだった。

 

【海軍ヘリコプターの前方直視赤外線システム】

 「2011年9月、米海軍のヘリコプター『SH60B』の前方直視赤外線システム(FLIR)内部の電磁妨害濾波器(EIF)3基に偽造電子部品が組み込まれていたことが判明したとの通報が、FLIR調達元の米国大手軍事企業のレイセオン社から海軍当局になされた。

 

 対潜水艦、対水上艦の戦闘や偵察を任務とするSH60BヘリのFLIRは暗視やミサイル発射照準の機能を有するが、その内部のEIFに欠陥があれば、ミサイル発射や夜間偵察の戦闘能力を削がれる。

 

 上院軍事委員会はその偽造品が中国・深センの企業によって製造され、他の2国と米国内の3州を経て、レイセオン社のテキサス州の下請け企業から同社に調達されたことを確認した」

 

【軍用機用表示盤のメモリーチップ】

 「2010年11月、米国軍事部品企業のL3ディスプレー・システムズ社は自社製の軍用機用表示盤500基以上に偽造品のメモリーチップを内蔵させてしまったことを察知した。

   (つづく)