オバマ大統領がまもなく日本を訪れます。

 

 その来訪ではなにか課題となるのか。

 

 中国関連の諸問題が安倍首相とオバマ大統領の間で語られることは確実です。

 

 米中両国の最近の急接近が日米同盟を弱くすることはないのか。

 

 

日本ビジネスプレス「国際激流と日本」からです。

 

原文へのリンクは以下です。

 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40275

国際激流と日本

オバマ訪日を前にして日米同盟に暗雲、
米中関係の深化が止まらない

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  そうなると、米国が中国との新しい型の大国関係を認めた場合、中国の尖閣諸島領有の権利までを暗に認めたとするような解釈が、少なくとも中国側から 出てきかねない。さらには、米国がアジアでの同盟諸国と摩擦を起こし、脅しさえかけている中国と新たなつながりを拡大するとなれば、米国の長年の同盟軽視 という構図さえ浮かんでくる。

 

 つまりは米国が同盟諸国の立場を無視して頭越しに中国と直接的に連携するという危険性なのである。米国側でもシュライバー氏のような共和党側のアジア専門家は特にこの動きを警戒し、極めて批判的な見方を述べているのだ。

 

 だが、この種の懸念は現実のものとなりつつある。オランダのハーグで催された3月24日の米中首脳会談では、会談開始直前の共同声明で、オバマ大 統領が「新型の米中両国関係の強化と構築」を宣言した。習近平国家主席も待っていましたといわんばかりに「米中両大国の新型関係」を強調し、「対決や衝突 をなくし、相互尊重、ウィン・ウィンの協力」を築くことを力説したのだった。

 

 この米中首脳会談直後の米側からの発表でも、両国首脳が、2国間の経済協力だけでなく、北朝鮮の核武装、イランの核兵器開発、ロシアのウクライナ奪取など広範な国際課題を協議したことが報告された。まるで米中2国が国際秩序を管理していくかのような響きだった。

 

 米国側は中国の東シナ海、南シナ海での領有権拡張の強引な手法に一応の批判は述べたとされたが、あくまでごく控えめの位置づけだった。

国内の批判をよそに深化する米中関係

 中国が切望する「米中新型大国関係」の概念は、米中両国が国際社会全体で主導的な立場に立つ特別な大国同士として関わりを深め、協調を広くするという発想である。その考えは、オバマ政権の発足直後に政権周辺で唱えられた「米中G2」構想にも似ている。

 

 しかし米国側では米中新型大国関係への反対も多い。米国側の政策立案者や関係議員らの間では、このG2構想は「現実にそぐわない」として葬られた。

(つづく)