拉致被害者家族が見せた怒り

2016.9.21(水) 古森 義久
「拉致国民大集会」でスピーチをする横田早紀江さん(中央)、「救う会」制作の動画「2016.09.18『最終決戦は続いている!北制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会』」より

「日本の平和を守ろうと、みんなが口にします。けれども、いまの日本が平和なのでしょうか。北朝鮮に拉致された被害者の日本国民が放置され、しかも生存をかけて戦っている以上、いまの日本は平和ではありません」

 姉のるみ子さんを北朝鮮工作員に拉致された増元照明氏は、9月17日、東京都千代田区の砂防会館別館で開催された「拉致国民大集会」でこう語った。


 拉致国民大集会の正式の名称は「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」である。「救う会」(北朝鮮に拉致された日 本人を救出するための全国協議会)が主催したこの集会に、安倍晋三首相をはじめ各政党の代表や全国知事会の代表、地方議会の代表、一般支援者など合計 1000人が集まった。

どうして「日本は平和だ」などと言えるのか

 増元るみ子さんが北朝鮮政府の工作員に拉致され、北朝鮮に拘束されたのは1978年8月だった。それから、すでに38年という長い年月が過ぎ去った。

(つづく)

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