新聞記者や新聞社が大活躍する映画を紹介します。
アメリカでも日本でもこのところ新聞記者を題材にしたドラマは減っているようです。新聞業界の不振が原因かも知れません。
そんな中でこの映画は古きよき新聞の調査報道がミステリーの真相をあばいていく様子をがっちりと描いています。
全米で人気の話題映画でもあります。
なお映画とは無関係ですが、オバマ政権の対中政策について以下のサイトに長い分析を書きました。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090428/149803/
舞台をロンドンからワシントンにそっくり移し、主役の新聞記者は人気スターのラッセル・クロウが演じる。
一見は正義の連邦議員が悪の戦争請負警備会社の罪状を追及していくという構図だが、二転三転し、ドラマは意外な展開をみせる。
ストーリーはあくまで主人公の新聞記者の断固たる調査報道の実行と、それを励まし指導する女性編集長のリーダーシップの発揮ぶりが中心であり、権力の犯罪や腐敗をあばく新聞の古典的な役割がきわめて前向きに描かれていた。
そんな内容は米国の映画界から新聞界への檄(げき)なのかもと一瞬、思わされた。(古森義久)