アメリカのケーブル(有線)テレビ・ニュースの10月の視聴率結果が27日に報じられましたが、CNNがまた最下位、日本では最もなじまれているこのアメリカのテレビの凋落は目を覆うものがあります。
まったく正反対にトップを走っているのはFOXニュースです。
周知のようにCNNはクリントン政権時代、クリントン・ニュース・ネットワークと揶揄されたほど、民主党、リベラル傾斜が顕著でした。その基本的な政治スタンスはいまも変わりません。
その一方、FOXはオバマ政権に叩かれ続けるほど、反リベラルに徹しています。こうしたテレビの政治傾斜と視聴率の相関関係は細部の科学的証明は不可能であっても、大枠は自明のようです。
さてニューヨーク・タイムズ10月27日付の報道によると、10月のケーブル・テレビの視聴率は1位がFOX,2位がMSNBC,3位がHLN、4位がCNNという順位でした。
主要なケーブル・テレビ・ニュースというのはこの4局を指すようですから、CNNは最下位ということです。しかもその数字をみると、CNNの凋落がさらに印象づけられます。
プライムタイムといわれる午後8時の視聴者数ではFOXの超保守ビル・オライリー氏の番組は881,000人、一方、その時間帯のCNNの視聴者はなんと162,000でした。
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CNNの創設者のテッド・ターナー氏と当時の妻のジェーン・フォンダさんの写真です。