鳩山新政権や国会をめぐる多様な動きの情報の渦のなかで、下のような報道がありました。
共同通信がスクープとして流した記事です。
産経新聞でもその記事を使いました。
官僚支配の打破をスローガンとする鳩山首相も国会での答弁では従来どおり官僚の方々に依存していくということのようです。
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首相答弁、官僚に作成指示 「格調高く、簡潔に…」
首相官邸が鳩山由紀夫首相や平野博文官房長官らに対する臨時国会での質疑について、各省庁に「答弁メモ」を作成するよう指示していたことが26日、共同通信が入手した内部文書で分かった。
指示は問答づくりを官僚に丸投げする内容となっている。
民主党の小沢一郎幹事長が官僚の国会答弁を禁止する構えをみせるなど、政府・与党が掲げる「政治主導」と逆行する動きで「脱官僚依存」は看板倒れとの声も出そうだ。
文書は内閣総務官室の名前で、先週末に各省庁に出された。
首相や官房長官、官房副長官の答弁について文書は「これまで通り(麻生政権と同様に)各省庁の協力をお願いする」と記載。
首相答弁では「首相にふさわしい格調高い表現」にするよう要求した上で「質問の趣旨を踏まえた簡潔な内容」にし、「結論を先に述べる」と、文書の書き方を指南した。
■「答弁メモ」作成指示文書
・鳩山首相や平野博文官房長官らの臨時国会での答弁メモづくりで、各省庁にこれまで通り(麻生政権と同様に)協力するよう指示。
・議員の質問と首相らの答弁を並べて文書にまとめるよう指定。
・首相答弁を格調高く、簡潔な表現にするよう要求。
・答弁に関係する与党3党の政策合意や民主党の政権公約を資料として添付するよう注記。
・答弁してはいけない内容を記すよう指示。
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