2015年11月



中韓にそのまま言い返したい「歴史を直視せよ」

一方的な断罪をいつまでも許してはならない

2015.11.11(水) 古森 義久
 
かつて天安門事件が起きた中国の天安門広場。中国も自国の歴史を直視すべきである

 11月1日の日中韓首脳会談の共同宣言では、3国が「歴史を直視し、未来に向かう」ことが合意された。だが、日本は中国や韓国に対してこそ歴史を直視することを求めるべきである。


 私はこのことを、日韓首脳会談から帰国したばかりの安倍晋三首相が出演した11月2日夜のBSフジのニュース討論番組「プライムニュース」で主張した。


 共同宣言に記された「歴史の直視」はもちろん中韓両国からの日本に向けての要請であり、期待である。日本がその期待に応じようとすること自体は問題ではない。


 だが、これまでのように日本だけがただ責められ、説教され、うなだれたまま、というのでは、真の友好など生まれはしない。国際関係はどの分野で も、相互主義が健全なあり方である。一方通行では、バランスのとれた二国関係、三国関係は成り立たない。まさに「お互いさま」でなければならないのだ。

歴史を直視すべきなのはお互いさま

 とくに、中国の「歴史を直視しない」姿勢はあまりに露骨である。

 (つづく)



中韓の譲歩で実現した日中韓首脳会談

中韓の圧力外交は失敗した!理不尽な「前提条件」を撥ねつけた安倍政権

2015.11.3(火) 古森 義久
 
中東の難民支援などに1800億円拠出、安倍首相が国連で表明

中国、韓国は首脳会談開催の前提条件を掲げ、日本に実行を要求し続けてきたが、安倍首相は撥ねつけた(資料写真)。(c)AFP/TIMOTHY A. CLARY〔AFPBB News



 日本、中国、韓国の三国首脳会談、そして日中、日韓の首脳会談の開催が、東アジア情勢を大きく変化させるかもしれないニュースとして報じられている。


 三国首脳会談は毎年、開かれるはずであったが、これまで3年半も開かれなかった。その開催は、確かに3カ国の関係改善につながる大きな動きであろう。


 これによって3カ国の関係が根本的に変わったわけではないが、今回は注視すべき変化がある。中国も韓国も、これまで日本との首脳会談を開催する際 は、具体的な前提条件を掲げ、日本側にその実行を迫る「対日威圧外交」を推進してきた。しかし、今回はそれを後退させたという事実である。

(つづく)


↑このページのトップヘ